白い肌の異常な夜

劇場公開日:

解説

 南北戦争の末期。南部の林の中にある女子学園の生徒が重傷を負った北軍の兵士マクバーニーを見つけ、園内に運び込む。教師のエドウィナや女子生徒たち、そして院長マーサによってかくまわれたマクビーは次第に回復していく。しかし生徒が彼を誘惑。エドウィナがそれに嫉妬し……。監督ドン・シーゲル&主演クリント・イーストウッドのコンビによる異色のエロティック・サスペンス。

1971年製作/105分/アメリカ
原題:The Beguiled

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む
オソレゾーン

フォトギャラリー

  • 画像1

写真:AFLO

映画レビュー

3.5イーストウッドとシーゲルが自らのイメージを覆そうと試みた野心作

2018年2月22日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ソフィア・コッポラ監督作『ビガイルド』と同じ原作小説をベースにした異色スリラーである。長らく男性映画のシンボル的なイメージが刻まれてきたイーストウッドとドン・シーゲル監督は、この題材が自分たちの表現の枠を広げてくれると確信した。スタジオ側が「もう一つのマカロニ・ウェスタン」的な売り方をしたため興収的には振るわなかったと聞くが、彼らにとってはキャリアを賭けた挑戦作。悔いは無く、シーゲル監督も自身のお気に入りの一つに掲げていたと言われる。

ソフィアが女性目線で原作を紐解いたのに対し、シーゲルは男性目線が際立つ。女性の様々な感情を濃厚なまでに抽出した描き方にも、やや過剰で狂気じみた側面が目立つ(現代の目線からすると批判を食らうかもしれない)。だが、スリラーとしてみると大変スリリングで面白く、最初は女性たちを手玉に取っていたはずが、どんどん最悪の方へ転げ落ちていくイーストウッドの表情も見ものだ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
牛津厚信

3.0女はげに恐ろしい

2021年5月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ドン・シーゲル監督、クリント・イーストウッド主演ときたら派手なアクション映画と思いこんで観るとちいと痛い

お話は邦題の通り
前半はちいと退屈だが、後半に入るとグイグイこの二人が牽引し始める
観終わってみると、結構なかなか!となる
クリント・イーストウッドの演技開眼の作品ではないでしょうか?

ドン・シーゲル監督、クリント・イーストウッド主演の黄金コンビの次回作はいよいよダーティハリーとなります
本作は1971年3月公開
ダーティハリーは同年12月公開です

12歳のエイミーが「キノコ狩り」で北軍の落武者を助ける所から始まる
彼が12歳の少女にキスする所からこれは異常と警報が鳴り出す
オチもまたエイミーの「キノコ」

女だらけの職場に男が一人配属されると怖い目に合うという良く聞くお話
心してかからないとこうなる
映画だけのお話ではありません(キッパリ)

決して自分の身に起こったことではありません
絶対に手を出してはなりません
身の破滅です

コメントする (0件)
共感した! 0件)
あき240

2.0修行の為に見る類い

2020年12月16日
iPhoneアプリから投稿

今更初見。
男側の自業自得だな。
修行の為に見る類い。
園長先生がキャシー・ベイツだったら、とは思う。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
きねまっきい

4.0トラウマ映画

2020年10月15日
PCから投稿

追想同様、トラウマになった映画。
題名は知っていたが、まさかトラウマ映画だとは。。。大人になって知った驚愕の事実。
この頃の映画は、ほんとまじトラウマ映画が多いです。
でも、面白いのよね。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
Oyster Boy
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る