I am Sam アイ・アム・サム

劇場公開日:

解説

7歳の知能しか持たないサムは、コーヒーショップで働きながら、ひとり娘ルーシーを育てるが、ソーシャル・ワーカーに娘を取り上げられ、敏腕女性弁護士に助けを求める。彼女は夫と息子との関係に悩んでいた。監督は「コリーナ、コリーナ」(監督・脚本)、「グッドナイト・ムーン」「ストーリー・オブ・ラブ」(脚本)と家族愛を描き続ける女流ジェシー・ネルソン。主人公の友人役で実際に知的障害を持つ人々も出演。

2001年製作/133分/アメリカ
原題または英題:I am Sam
配給:松竹、アスミック・エース
劇場公開日:2002年6月8日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第26回 日本アカデミー賞(2003年)

ノミネート

外国作品賞  
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映画評論

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写真:Photofest/アフロ

映画レビュー

5.0涙が止まらない

2024年11月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

名作として有名な作品、なぜか観てなくてやっと鑑賞
何回も泣きました
ストーリー、登場人物、それぞれのキャスティングまで全て良かったと思います
主演のショーン・ペンもミシェル・ファイファーももちろん素晴らしいけど、なんと言ってもダコタ・ファニングです
演技と思えない演技にあの可愛らしさ、ホント天使の可愛らしさでした
ストーリーはいろいろ考えさせられます
傷付く事の多い世界に悲しくもなりましたが、優しい人もいっぱいいてくれる世界でもあります
実際には子供にとって何が正解かはわかりませんが、自分は愛されていると思える環境で育つのが一番幸せなのだと思います
優しい人がいっぱい出てくる作品って観終わって優しい気持ちになれるし、観て良かったと心から思える作品でした

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小町

5.0再度見る価値あった

2024年5月9日
PCから投稿

公開時に見たきりだったので。覚えてなかった。

父と娘の話、以上に裁判だったりの話が多く。
かつては誰かの子であり、今は親である世代に響くか。

子を思う愛情は、知識ではなく、その心の深さ。
それに悩む人々が、サムの周囲にもいる。
それを邪魔する人はいない。

泣くほどじゃなかったけど、スッキリじんわり。

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ゆき@おうちの中の人

4.0アルバイト店長にアッパレ! そこ?!

2024年5月7日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

観ている側からするとおもったより悲壮感ばかりが漂う物語ではなかった。
自分の現実問題なら寝れないくらいつらいだろうけど。
みんないい人ばかりだから。一生憲頑張っているSamが皆から愛されていて応援したくなる人物だから、観ている自分も応援しているし、だから里親には軽蔑じみた感情を持ってしまった。後で後悔することになるが・・・

ルーシーの気持ちがわかりにくかったが里親を納得させたのはルーシーの毎晩の行動だったのだろう。里親のルーシーがかわいすぎて手放したくない気持ちは理解できる。実際、とても大事にしていたと思う。

そしてもう一人忘れてならないのは「負けない弁護士」リタだ。
弱みを見せたシーンでは思わず涙が。

結局、どうなったのかよくわからなかったが一緒に暮すことになってもサム親子が本当にうまく暮していけるのか?ルーシーがヤングケアラーになることが目に見えていて幸せに暮していけるのだろうか?必要以上の苦労をするんじゃないか?
引き続き、いやそれ以上の応援をお願いしたい。アルバイト先の店長のように。

リタが弱みを見せてサムが優しく抱いてあげたときに、リタが離婚しサムと一緒になったらルーシーの問題は解決するのにと安易な答えを期待したのは自分だけだろうか?
まあ、そんな陳腐なストーリーでは映画にはならんか!?

あと一つ、裁判の場面で出てきたターナー、グッドドクターに出ている
グラスマン先生役のリチャード・シフだった。声でわかったわ。

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♪エルトン シン

4.5吐くほど泣いた

2024年5月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

幸せ

いつも感動ポルノは冷笑しながら俯瞰して観てるのだが、「はい感動ポルノどストレートパーンチ!」って感じではなく、押し付けた感動ではないジャブやフックをいつの間にか喰らってる、みたいな感覚に陥る。

リタが自分の気持ちをサムに打ち明けるシーンとか、ルーシーに手紙で気持ちを伝え「あの歌のように愛してる」と読むシーンとか、吐くほど泣いたけど「感動ポルノアッパー!」みたいなのじゃなく、泣かせよう泣かせようみたいな思惑が感じられないのがいい。

サムは「不変であり愛してること」を親の理想として挙げたけど、サムは一貫して変わることなく自身の父親としてできる限りのことをルーシーに与えようとしてきた。例えばリタのように不倫され怒りを子にぶつけるという"環境によって変化してしまう人間としての弱さ"を超えて、決して知能が高くなく周りと違う父親だとしても"サムという父親像"は決してルーシーにとって変わらないものであるようにい続けた。絶対に不変の愛を与えてくれる存在であることが、ルーシーにとって何より大切なことだと。

そしてその姿勢が、健常者であるはずのリタを救った。障がいのあるなしなど関係なく、愛が人を支え合うものだということを、決して言葉が闊達ではないサムが表現しているからこそ、嫌味なく素直に受け取れる。ビートルズの曲を引用して自分の気持ちを伝え代弁してもらうシーンこそまさにそれを表現していると言えるだろう。

とにかく全員の演技も上手くて(特にサム)、音楽も素晴らしい。いい映画に出会えてよかった。

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