エクソシスト ビギニング

劇場公開日:

解説

「エクソシスト」シリーズの第4作は、73年製作のシリーズ第1作「エクソシスト」の前を描く物語。この作品に登場したメリン神父を主人公に、彼の若き日の悪魔との初めての遭遇を描く。第2次世界大戦末期、ナチスの残虐行為を目撃したメリン神父は信仰を見失って放浪の旅に出て、アフリカの教会遺跡発掘現場で不可思議な現象に見舞われる。撮影は名手ビットリオ・ストラーロ、音楽は元イエスのトレバー・ラビン。

2004年製作/114分/アメリカ
原題または英題:Exorcist: The Beginning
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
劇場公開日:2004年10月16日

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映画レビュー

2.0残念・・・。

2024年6月19日
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鑑賞方法:映画館

🎦エクソシストの25年前を描く。かなりの死者、事故者が出て監督、俳優の変更など、二転三転した作品。全体的にまとまりなくアクション映画監督作品らしく仕上がっている(笑)

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mark108hello

3.5神父から考古学者へ そして再び神父へ

2024年4月24日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

知的

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mitty

1.5退屈でした。

2023年8月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

ナチの非人道的所業を目の前にし、かつそれに加担差ざるを得なかった事で神を信じられなくなり信仰心を捨てた過去を持つ元神父の考古学者が、悪魔退治をきっかけに信仰心を取り戻すまでの話。

本筋は主人公の内面の変化を表現したいため、悪魔との心理的、直接的な戦いは主人公が立ち直るためのただのキッカケに過ぎず、それを期待して観るとスカされた感じ受けてしまう。

「タクシードライバー」に代表されるように、心を病み大きなトラウマを持ってしまった男がもがきながら克服し、残りの人生を少しだけ前を向いて進もうとする話が大好きなポール・シュレイダー監督の「Dominion:Prequel to the Exorcist」の即時撮り直しとして引き継いだレニー・ハーリンの苦悩と葛藤がヒシヒシと伝わって来て観ていて辛くなる。

延々と助走が続き最後に大きな見せ場を持ってくるという手法を取るにはこの監督では役不足だし、テーマ的にも無理があったと思う。
ドキュメントや文芸作品ではないので、やはり所々にイベントを配置するなど鑑賞者を飽きさせないための映画的演出は不可欠だったのではなかろうか。

作品と監督がラジー賞にノミネートされた事は非常に残念だったが、アクションに定評があるはずのレニー・ハーリンが脚本を書き直し、自分の土俵で戦う事を条件に引き受けるべきだったのではと他人事ながら思ってしまった。

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カツベン二郎

2.5『エクソシスト ビギニング』と『ドミニオン』の比較と内部事情

2023年7月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

1)同じ脚本の違う映画が出来た内幕
Netflixでたまたま『エクソシスト ビギニング』(2004年/レニー・ハーリン監督)と『ドミニオン』(2005年/ポール・シュレイダー監督)が2本とも配信されていたので、連続して観た。

ともに『エクソシスト』のメリン神父がエクソシズムに取り組む契機となった事件を描いたもので、舞台は1940年代のアフリカ東部。脚本は細かいところでいくつか相違点があるものの、大枠は同じ。出演俳優はメリン役ステラン・スカルスガルドと英国軍少佐ジュリアン・ワダム以外、ほとんど異なっているようだ。

いったい何故、同じ脚本の違う映画が連続で作られたのだろうか。
当初、『エクソシスト4』として企画された作品は、『タクシー・ドライバー』『レイジング・ブル』の脚本家シュレイダーが監督となり撮影された(『ドミニオン』)。
しかし、モーガンクリークとワーナーブラザースは、シュレイダーの作った映画がまったく気に入らなかった。wikiには「恐怖と流血の欠如のために広く嘲笑された」とある。

結局、シュレイダーはクビになり、新たに『ダイ・ハード2』のハーリン監督が映画のほぼ全体を再撮影するために雇われて、出来上ったのが『エクソシスト ビギニング』である。

しかし、いざ両作品とも公開されてみたら、揃って批評家からも映画ファンからも見放されるという悲惨な運命をたどるのであったw

2)2作品揃って芳しくない評価・興行収入
さて、公開された『ビギニング』の評価はどうなったか。
「映画は新たに雇われたレニー・ハーリンによって全面的に作り直されたものの、悲惨なほど否定的なレビューと恥ずかしい興行収入をもたらし、第25回ゴールデンラズベリー賞の最低監督賞と最低リメイク及び続編賞にノミネートされた」(wiki要約)

この不評を受けて、製作者サイドは出資分を取り返すべく『ドミニオン』を完成させ、公開する。
「ワーナーブラザースはシュレイダー・バージョンの映画を限定劇場公開することにした。批評家はハーリン・バージョンよりもはるかにシュレイダー・バージョンに好意的だったが、一般的には不評だった」(同じくwiki要約)
映画評の一つには「欠けているのは血や殺傷ではなく組合せである。『ドミニオン』は怖がらせるにはあまりに礼儀正しく都会的すぎるのだ」とある。

3)2作品のどちらがいいか?
まず、『ビギニング』は恐ろしげなシーンが頻出するものの、それらが徐々に悪魔に収斂されて恐怖を深めていくのではないから、何だか当てが外れた感じ、コケ脅しに見えてしまう。最後にはアフリカの部族vs.英国軍の戦闘と悪魔vs.メリンの対決を二重写しに描くことで、限りなくアクション映画と化してしまう。ただ、落ち着いて深みのある映像は捨てがたい。

次に、『ドミニオン』は前半部分ではホラー風味を抑制しながら、ナチスにより自分が悪の手先とされ、信仰を失ったメリンの人格形成をきちんと描いた後、後半には人間性の悪と悪魔のもたらす悪の重なる怖さが打ち出されていて、こちらの方が正統派wに近いだろう。しかしながら映像が薄っぺらで、TVドラマのようなチープさを感じてしまう。

どちらかを選べというなら、抑制された恐怖の効果的な『ドミニオン』の辛勝といったところか。『ビギニング』の映像で『ドミニオン』を撮っていたら傑作になっていたかもしれない。
『エクソシスト』シリーズが好きな人は話のタネに両方ともご覧ください。

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徒然草枕

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