カサノバ

ラッセ・ハルストレル監督の作品は美術的に優れているところが好きです。
ストーリーはドタバタラブコメディですが、美しいベネツィアを舞台に美男美女にきらびやかな衣装に華麗な演出で素敵な作品。

稀代の女たらし、カサノバの引退試合とでも言えばいいかな。真実の愛に出会い(逃亡の必要にも迫られ)、カサノバを辞めます！　が、二代目がいて、その後うまいことやっていく、というのは発想が面白い。あと、最初はうじうじしていたパプリツィオが、自信を持って堂々とする姿に、私もキュンとした。

昔、誰版だかのカサノバの映画を観たことがあるが、重めな雰囲気だった。こちらはライトなコメディで、とても気楽に楽しめた。ヒース・レジャーきれいだし、衣装やベネチアの街の風景も素敵。気球に乗るシーンはロマンチックだった。

テレ東の放送を録画視聴。

伝説のプレイボーイ、ジャコモ・カサノヴァをヒース・レジャーが魅力的に演じる。女性達の誰もがうっとりするのも頷ける。

そんなカサノヴァが、才媛フランチェスカ（ シエナ・ミラー ）と出逢う。

カサノヴァの婚約者ビクトリア（ ナタリー・ドーマー ）と、フランチェスカの婚約者パプリッツィオ（ オリヴァー・プラット ）が登場するシーンは、ほぼコメディー（笑）

ジャコモ・カサノヴァ（ 1725－1798 ）、実在していた事を本作鑑賞後に知りました。

美しいヴェネチアの街並みと喧騒、サン・マルコ広場、凝ったデザインの衣装、ヴェネチアンマスク、灯りに浮かび上がる夜のヴェネチアの街。
１８世紀ヴェネチアの世界に浸れる作品。

テレ東を録画にて鑑賞　（吹替版）

サタ☆シネ　吹替版鑑賞
笑えて泣ける傑作です。登場人物みんながいい味出していて、きっと誰かに共感できるはず。特に義理の母になるはずだったママの一目惚れが最高です。
カサノバも…ヒース・レジャーも…いい男だ♡