ブロークバック・マウンテン

ALLTIME BEST

劇場公開日:2006年3月4日

解説・あらすじ

2人のカウボーイの20年にわたる愛の行方を、ヒース・レジャーとジェイク・ギレンホールの共演で描いたラブストーリー。「グリーン・デスティニー」「いつか晴れた日に」などの名匠アン・リーがE・アニー・プルーの短編小説を基にメガホンをとり、2005年・第62回ベネチア国際映画祭で金獅子賞、2006年・第78回アカデミー賞で監督賞・脚色賞・作曲賞を受賞した。1963年、アメリカ西部ワイオミング州。ブロークバック・マウンテンの牧場に季節労働者として雇われた青年イニスとジャックは、大自然の中で羊番をしながら一緒に過ごすうちに友情を超えた絆で結ばれ、激しく愛し合うようになる。しかし牧場での仕事が終わると2人は故郷へ戻り、それぞれ結婚して家庭を築く。4年後、ジャックがイニスのもとを訪ね、再会した2人は変わらぬ愛を確かめ合うが……。

2005年製作/134分/PG12/アメリカ
原題または英題:Brokeback Mountain
配給:ワイズポリシー
劇場公開日:2006年3月4日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第63回 ゴールデングローブ賞(2006年)

受賞

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀監督賞 アン・リー
最優秀脚本賞 ラリー・マクマートリー ダイアナ・オサナ
最優秀主題歌賞

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) ヒース・レジャー
最優秀助演女優賞 ミシェル・ウィリアムズ
最優秀作曲賞 グスターボ・サンタオラヤ
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映画評論

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写真:Album/アフロ

映画レビュー

3.5 幸せの両立って難しい。

2025年9月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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ordinal

4.0 男という性

2024年11月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

何もない、山での暮らしでの男という性のなんと生々しいことよ、、、
人間とは動物だと確かに思わされる。野性的なのに美しく、一生懸命に生きること。これを人生だと実感してしまったらその後の単調な現実に人生の価値を見いだせないのは仕方がないであろう。

特に寡黙なヒース・レジャーがリアルな人物として感じられ、ドキュメンタリーを見ているようだった。

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テリマカシー

4.0 映像がきれい

2024年7月2日
PCから投稿
鑑賞方法:その他、VOD

山や湖、羊の群れなど、西部の壮大な景色が綺麗だった。めちゃくちゃ切ない物語。少し前に作られた映画だけど、最近のLGBTQ映画よりよっぽど良い。

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にこ

3.0 足りなかったもの、潔さ

2024年5月10日
PCから投稿

1960年代、キリスト教文化圏、保守性の強く男性性を強く求められる田舎。
そこで生きることは不器用なイニスにはとても苦しいことだったのだろう。
父親が見せつけた「同性愛者の末路」に対してイニスはトラウマを抱えている。
そうした同性愛の感情と社会的な役割、家族や文化から提示される理想像の中で歪に組み上がったイニスは屈強で雄々しい風貌や振る舞いに反して非常に繊細な面を多々見せる。
この演技力は流石あのジョーカーを演じた男、というだけある。
一方で比較的奔放な性格のジャックは自分の欲求に正直で、そのために争ったり強かに立ち回るロマンチックかつセクシーな振る舞いも流石。
2人が出会い、互いに意識しながら一方は相手を直視できずに盗み見る様とじっと熱い視線を送る様子は象徴的に対比して表現されている。
ブロークバック・マウンテンの美しく雄大な大自然も男二人の開放された精神性を見事に反映しているかのよう。

物語は、端的に言えば「男二人が身勝手な愛でお互いと周囲と自分(主にイニス)を傷付け倒したお話」でしかない。
裏切られ続けたアルマが本当に不憫でならない。
その1点で主人公2人の株が暴落待ったなしでこの映画が好きになれない。
時代が許さなかった。
周囲が許さなかった。
と男二人の恋路の険しさが強調されるように語られるが、作中では同性愛者たちが”かなり上手く立ち回っている”のがハッキリと分かる。
主人公のイニス(ヒース)とジャック(ギレンホール)は2人共結婚しているし、子供も作っている。
イニスは妻との離婚後にはウェイトレスともいい感じになっている。
ジャックもバーで男と知り合ってるし、その他にも出会いはあった模様。
農場の共同経営者としてイニスの後任も用意できている。

ジャックは何度もイニスと共にチャンスを掴もうとした。
それに対してイニスは怯えて差し出される手を振り払い続け、それでいてそれをキッパリと捨てきれずにアルマを裏切り続けていった。
大人になった娘との対話シーンでは離婚し、多くを望まず、ここが自分に丁度いい場所だとトレーラーハウス暮らしに落ち着いたイニス。
ジャックのシャツを抱いた最後のシーン、イニスは後悔しているのだろうか?

感想を書くにあたり、監督のインタビュー記事を拝読。
監督の考えは主人公2人がゲイであることを特別視している様子もなく、それはヒースのインタビューからも同様のことが読み取れる。
2人共「普遍的な愛を描いた物語だ」としているので、その点は非常に共感できた。

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昭和ヒヨコッコ砲

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