突入せよ!「あさま山荘」事件

劇場公開日:

解説

ベストセラー・ドキュメンタリー「連合赤軍『あさま山荘』事件」(文芸春秋刊)を原作に「金融腐食列島 呪縛」の監督・原田眞人、主演・役所広司コンビで映画化。1972年2月19日、連合赤軍の兵士たちが、軽井沢の別荘、あさま山荘に管理人の妻を人質にして籠城。爆発処理のための欧米派遣から帰国したばかりの警察庁警備局付監査官、佐々は、この事件の指揮を命じられる。が、その攻防戦は、以後10日間に渡る長さに及ぶ。

2002年製作/133分/日本
配給:東映
劇場公開日:2002年5月11日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第26回 日本アカデミー賞(2003年)

ノミネート

作品賞  
監督賞 原田眞人
脚本賞 原田眞人
主演男優賞 役所広司
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映画評論

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映画レビュー

1.0映画作りが下手な原田監督

2024年10月29日
スマートフォンから投稿

日本の警察がどうしょうもないのか、映画作りが下手でどうしょうもないのか。メッチャクチャな映画。詳細をあげたらキリがないほど映画作りに失敗してる。原田監督は金融呪縛列島もクライマーズ・ハイもそうだが、ワーワー怒鳴り合いをしてるのをダラダラ見せて、これがリアルですみたいなどうしようもない演出の稚拙さで邦画のレベルをぐーんと下げ続けてる。

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ブロディー署長

3.5時代の狭間の事件簿

2024年10月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

連合赤軍の立て籠もり事件を指揮することとなった、警視庁警視正の苦闘を描く物語。

昭和戦後時代の転換点ともなったあさま山荘事件。私はこの事件を日本現代史として興味深く感じていました。
複数の読み物やTVのドキュメンタリー、wiki・・・映画では「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」も鑑賞済みですが、どうしても赤軍側の動向にフューチャーされたものを読み、鑑賞してしまいます。
この作品は、まったく逆の立場。警察の陣頭指揮を担った佐々淳行氏のノンフィクション小説を原作としてた作品。その意味でも、とても興味深く鑑賞しました。

物語は、現場の混乱ぶりを余さず活写。合わせて、警察庁の目論見、警視庁と県警との主導権争い、機動隊員のプライド等を描き、物語に厚みをもたらせます。
佐々目線で描き切っているため、赤軍側の人間模様を一切描かれていないのも特徴。それにより過激派の不気味さと現場の緊張感をより強く感じることが出来ました。

ただ、上記は功罪裏腹。
県警との主導権争いについては、大袈裟過ぎます。wikiを確認したところ原作にはない要素だったようで、正直煩わしく感じます。あそこ迄の描き方をするのであれば、県警側の目線も加えないとバランスがとれません。
あさま山荘での混乱ぶりは、ハンディカメラを多用して混乱ぶりをより印象づけました。しかし、それは分かり難さもプラス。特に山荘内部の攻防では何が何やら・・・
レイアウト図や組織図を使って、どこの部隊がどこから進入しようとしているか・・・を明示していれば、より分かりやすくなったように思います。

私的評価は普通にしました。

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よし

3.5なんとなく日本の警察という組織の皮相浅薄さが透けてみる。

2024年10月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

犯人側のカットは全くなく、ひたすら警察という縦割り組織の乱痴気騒ぎを長々と見せられる。いったい彼らは何処を向いて働いているのか疑わしくなる。映画が製作された2002年当時、踊る大捜査線など警察という組織を笑い飛ばすような風潮があり、そのことも少なからず影響を受けているような気がします。
そして、事件発生は1972年、まだまだ戦後を引きずっていたんですね、戦後まだ27年ですから、当たり前かもしれませんが・・・・階級権威主義的な描写も少なからずあるし。

全体的に緊迫感はあまり感じない、コメディっぽい笑いと脱力感に包まれた映画でした。

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ちゆう

3.5歪み合いばかりで疲弊するエンタメ

2024年7月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

単純

地方県警と警視庁とのリアルな攻防戦。現場は何よりも命の危機と向かい合っているのに会議室では何をしているのやらと、これが50年前に起きた人質事件の真相だと思うと呆れてしまった。でもこれが現実なのだと説得力がある演出。
役所広司さんは今も昔も演技力があって素晴らしい。

最後は、冒頭から情けなかった荒川良々特攻隊員が血を流しながら犯人を捕まえる様は妙に感慨深く目頭が熱くなった。

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月子