殺しのドレス
劇場公開日 1981年4月4日
解説
夫婦生活に不満を抱えるケイトは精神分析医エリオットのもとへ通っていた。そんな彼女が美術館で出会った男性との情事のあと、剃刀を手にした女性に惨殺される。現場に偶然居合わせたコールガールのリズは、警察から疑いの目を向けられ、街中で危険な目に遭いながらも、ケイトの息子ピーターと組んで真犯人を追うことに……。ニューヨークを舞台に繰り広げられる官能的なサイコ・サスペンス。
1980年製作/105分/アメリカ
原題:Dressed to Kill
スタッフ・キャスト
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2022年2月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
一度だけ訪れた事のある時代のニューヨークがとても懐かしく思い出されました。
殺人サスペンスの古典は色褪せなくとても面白かったです。ナンシー・アレンがvery cute でした。
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サイコに触発されて作ったということですが、サイコです。
そう思って観ちゃうんで、比較せざるをえない。
何でもそうですが、最初に観たのが基準になるから、二番手は分が悪いですね。まあ、パルマ君はそんなことわかった上でヒッチを超えるなんざ百年早いって思ってるだろうから、これはこれで十分面白いです。
でも、始めの方の美術館で出会った男性は筋に関係ないようですが、小説では何かしらの関連があるんでしょうね。そこのところを映画では省いているようなので、シナリオとしてはそこが欠点です。
しかし、ケイン君は何やらせても達者ですね。
あと、あの女優がロボコップの人とは驚いた。
最初の方の美術館を彷徨うシーンの音楽とカメラワークがフランス映画みたいで面白かった。
濃厚なデパルマ臭を楽しんだ。
特に美術館からエレベーターに至る序盤。
バーホーベン臭最濃ロボコップとナンシーアレンが共通なのだなあ。
好きだ、米製坂口良子。
デパルマ臭に餓えたらまた再見しよう。
2020年12月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
美術館での長い件からタクシーでゴールイン、斬新で今観ても衝撃的なエレベーターのシーン、ナースを脱がせて映画が終わっても逸品、ラストは夢でも緊迫感MAXな潔さ。
欲求不満な熟女、手袋からパンティから指輪まで忘れっ放し、女としての悦びから一変、ショックな事実とショッキングにtheEND。
助っ人は「クリスティーン」で「ゴーストバスターズ」の市長が切り札、とにかくデ・パルマの変態的なエロさが存分に発揮された映像と演出描写に驚かされる。
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