タイムライン(2003)
劇場公開日 2007年1月17日
解説
マイケル・クライトンの同名小説を「リーサル・ウェポン」シリーズのリチャード・ドナー監督が実物大の城を建設してリアルに映画化。量子力学を用いて時間移動を可能にした装置で、考古学教授が中世の英仏百年戦争時代へ。しかし彼は帰還せず、その息子と教え子たちが同時代に彼を捜索に行き、野蛮な中世の戦闘に巻き込まれる。「ワイルド・スピード」のポール・ウォーカー、「トゥームレイダー2」のジェラルド・バトラーが出演。
2003年製作/116分/アメリカ
原題:Timeline
配給:ギャガ・ヒューマックス
スタッフ・キャスト
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2022年2月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
何年も前に見て感動した覚えがあったがほとんど忘れていたので2回目の視聴。それでも新鮮だった。
日本人にとっては百年戦争はあまり知られていないと思うが西洋では大きな出来事なのだろう。
年代的には百年戦争の中盤にさしかかる頃のよう。
現在の遺跡の状態を先に見ているだけに、中世での姿に感激。雰囲気も良く出ていた。
主人公はクリスとケイトだろうけれど自分の中ではアンドレとクレアで二人にどんどん引き込まれていった。
耳を切られたアンドレが喜び、そのときに残る決心をしたのだろう。
おかしいかもしれないが泣いた。
ラストで墓石が解明されてまたまた泣いた。
評価が高くないけれど私は大好きな映画だ。
他の人もいっているけれど何年もかかって作ったであろう精密機械(タイムライン?)が爆発の目に遭ったのに直すのがあんな短時間でできてしまうなんて、そこが興ざめだったのだろう。
でもこの映画はアンドレとクレアが、「その後幸せに暮しましたとさ」と想像させてくれるところに愛があり十分に目的を達していると思う。
そういえば前回も同じところで号泣したこと、思い出したわ。
2021年6月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
時間旅行物のSF映画は古くは1960年の」タイムマシン」か有名です
テレビでも1966年の「タイムトンネル」の人気が高く有名です
日本だと「時をかける少女」とか「戦国自衛隊」とかありますね
これ以外にも無数にあります
自分は1999年のテレビ映画の「タイム・シーカー(タイムクラッシュ・超時空カタストロフ)」という作品が好きです
おっと超人気映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズを忘れてはいけません
とまあ、このようにSF 映画の人気ジャンルであります
時間旅行物と一口に言っても、タイムパラドックスを扱う、物事のやり直しなど見所は作品によってそれぞれ
では本作の見所は?
タイムパラドックスでも、物事のやり直しでも有りません
歴史のスペクタクルを目撃する系
と勝手に分類するとこれにあたります
「タイムトンネル」がこれの始祖に当たります
第一回はタイタニック号に時間移動してしまう回でした
後は、アラモの砦とか、トロイ戦争とかありました
自分の好きな「タイムシーカー」では近代から現代の大事故、大惨事が多数扱われます
歴史のスペクタクルを目撃する!
といういう系統の映画のわりに、本作で扱うのは600年前の英仏間の100年戦争と地味すぎです
これでは観客の食指が動きません
誰もが知る歴史の大事件の現場でなければ!
でもそれ予算がかかりそうです
「タイムトンネル」は過去の歴史物映画のスペクタクルシーンを切り貼りしてしのいでいますが、流石にこの手はテレビでしか通用しません
巨大な予算をかけて歴史のスペクタクルシーンを再現するなら、時間旅行のSF映画じゃなくて、はじめから歴史物の大作映画で撮るわい!なんて身も蓋もない話になります
なのでよくまあこんな地味な題材を選んだものかと思います
正直よく企画が通ったなあと思います
そんな地味な時代に時間旅行してなにが面白いの?と普通なります
当時2001年公開の「グラディエーター」の冒頭のローマ軍団の戦闘シーンが歴史物好きに大変に評判となっていたのです
きっとこの路線でぼちぼちの予算でそういう映画撮れないの?という話が映画会社ででたのだと思います
1999年の本作の原作本がベストセラーになっていましたから、よしこれだ!となったものか
そのように勝手に邪推しています
それになんと言っても原作者のマイケル・クライトンは、「アンドロメダ病原菌」、「ウエストワールド」、「ジュラシック・パーク」などなどと映画の原作者として絶大な実績と信用があります
なので原作のなかなかにハードな量子科学とか、時代考証なんかは脇に置かれ、中世世界の映像化がメインとなっています
巨大な投石器の実物を使っての攻城戦、夜間の弓部隊の統制射撃の号令の光景、火矢の応酬をCGなしで実物でやるのはスペクタクルです!
このシーンはたまりせん
このシーンにカタルシスを感じる歴史物好きでないと、結局のところ科学的な時間移動のハードな講釈や映像表現も、タイムパラドックスのドタバタもない
なんとも、もの足らない映画だと感じてしまうのは致し方ないのかも知れません
塩野七生さんの西洋歴史の著作が好きで何冊も読んでますという方なら是非本作をご覧下さい
あなたの為の映画です
日本でリメイクして欲しいです
600年前の南北朝時代に時間旅行
吉野での発掘現場とか
あーやっぱり地味だなあ
趣味的過ぎですね
2020年10月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
物語の前段には、後半からクライマックスへかけての伏線がいくつも張られています。
何でこんな説明をしているんだろう?
最初はそう思うのですが、話が進んでいくにつれて
「あっ!あの時の説明はここにつながっていたのかっ!」と驚かされます。
特に私は、中世の歴史について話しているシーンが印象に残っています。
フランスとイタリアの間で戦争が起き、その時に起きた悲劇について説明しているんです。
その後、過去へタイムスリップし、その歴史を辿っていきます。
タイムスリップした主人公たちは、当然その日に何が起きるのかを把握しています。
現代にいる時は「そなことが起きたのか〜」くらいにしか感じません。
しかし実際に中世の時代を過ごし、当事者たちと出会うと
「頼むからそんなことは起きないでくれー!」って気持ちになるんです。
これから起こる凄惨な出来事を信じたくないんです。
変えることのできない歴史の中で、一体どんな結末を迎えるのか?奇跡は起きるのか?
ことの顛末を気にしながら見ると、より映画を楽しめるのではないかと思います。
今は大体売れているがこの当時はどうだっのか?話の内容もオリジナリティ溢れていて面白かった。
ポールウォーカー見れて嬉しかった。あとゲラルド・バトラーって昔くそイケメンだったんだな…。エンド・オブ・キングダムでおじさんなイメージしかなかった。
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