キル・ビルのレビュー・感想・評価
全65件中、1~20件目を表示
邦画の文脈に載せて展開される「タランティーノ映画の登場人物描写」。
◯作品全体
タランティーノ映画の面白さは、登場人物を饒舌に語ることにあると思う。主人公も相手役も、今までの人生や事件事故の経緯、今に至るまでのそれぞれの考え方とその移り変わり、何を考えてなぜそうなったのか、ということを独特な語り口で明らかにしていくのが印象的だ。一方で語らない部分は徹底して語らない。本作でいえば、ビルと主人公との決別や、主人公自身の生い立ちなんかはブラックボックスになっている。『Part2』で語られるとしても、ラスボスのオーレン・イシイの生い立ちは事細かに語っておきながら主人公については語らないのは、大体なシナリオだな、と感じたが、語り口が面白かった。
例えば、そのイシイの回想は敵役でありながら生い立ちから語るのがまず面白いし、イシイにとって大きな心の傷である幼少期の出来事をジャパニメーションで語るアイデアも素晴らしい。今では実写とアニメーションの融合はさほど珍しいものではなくなったけれど、00年代初頭にジャパニメーションに目を付けている時点で新しさを感じるし、なにより日本の文化で育ってきたイシイを描写するにあたってその文化に則って描くのは説得力があった。
個人的に一番面白かった語り口はGoGo夕張。黒髪ロングの女子高生が空飛ぶギロチンを使うという時点でぶっ飛んでいるけど、女子高生の制服が狂気の隠れ蓑になっている、みたいなナレーションがとてもよかった。
日本語のセリフ回しやカメラワークに「見栄切り」を感じる演出が多かったのも印象的だった。邦画の作劇を意識しているんだろうけど、日本を舞台としている以上はその流儀に則っているのが多少不格好ながらも良さを感じたし、登場人物の語り口としては面白かった。ただ、そこに独創性みたいなものはあまりなく、邦画に馴染みある身としては既視感から退屈に感じるところもあった。馴染みない人から見るとタランティーノ映画と日本の作劇の融合、みたいに映るのかもしれないけど、個人的にそれを感じたのはアニメーションも使った回想の演出くらいで、終盤のチャンバラアクションは少しチープに見えてしまった。ただ、当時のタランティーノ映画にある若さあるオマージュ演出は唯一無二のものだったことは間違いない。
映像作品において視聴者が一番違和感を覚えやすいのは日常動作だという。自身の身近にあるものだからこそ、敏感になりやすい。日本人でいえば箸を使うとかが挙がるだろうが、邦画のメソッドというのもそこに含まれるのだな、と今回気づかされた。登場人物の語り口や語る内容にはその違和感は存在しなかったが、語る手法に違和感を感じるという、不思議な体験をする映画だった。
◯カメラワークとか
・シルエットの殺陣はかっこよかった。時代劇っぽい演出で邦画チックではあるんだけど、アクション自体はアクロバティックなのが良い。
・「ヤッチマイナ!」のときのポン引きが、なんかかっこよかった。このカットだけ見返すとギャグっぽいんだけど、流れで見るとポン引きのタイミングがバッチリ決まってる。
・『空とぶギロチン』みたいな武器を使うGoGo夕張のアクションは女子高生の制服と華奢な体型とのギャップが良かった。『BLOOD THE LAST VAMPIRE』を見たのであれば正統派っぽく(?)日本刀にしてしまうだろうけど、そこであえての重量武器。ただ、ギロチン主観カットがなかったので『空とぶギロチン』ファンとしては少し残念。
◯その他
・タランティーノ映画でよく目にする登場人物をどん底に突き落とすときの容赦なさが好き。本作だったら入院中の医者にさんざん弄ばれたことを示唆するカットを入れてたり。
・ネットで偶に見る邦画のネガティブな印象論として「役者のセリフが聞き取りづらい」みたいなのを目にしたことがあるけど、國村隼演じるヤクザの組長が怒るシーンとか、まさしくそれのオマージュだったなぁ。この作品だと「温厚に見える日本人が激怒し捲し立てている」みたいなギャップの怖さが演出されている気がして、少し印象が違って見えた。
「コータローまかり通る」は再開しないのかな?
お腹の子を殺された主人公の復讐劇。2部作の前編。
タランティーノの魅力と趣向が満載の一作。
特に趣向については、日本人オタクの私にとっても魅力たっぷり。
千葉真一と大葉健二の登場。しかも大葉は「コータローまかり通る」の小ネタまで出すサービス。ブルース・リーの黄色のライダーウェアに日本刀。Production I.G製作のアニメ・・・終始ニヤニヤしながら鑑賞することが出来ました。
派手なアクション。少し間違えるとグロテスクにすら映るバイオレンス・・・も、勿論魅力。
特に、GOGO夕張との攻防は緊迫感も説得力もたっぷり。
逆に、大人数に対する大立ち回りは説得力が大幅に落ちます。千葉真一の指導もあったようですし、ユマ・サーマンも頑張ってはいるのでしょうが、彼女は殺陣のプロではありません。大人数との殺陣などさせずに、少人数とのしっかりとしたアクションのみにした方が良かったように思います。
私的評価は4にしました。
タランティーノ監督らしさ全開の賛否両論ありそうな作品
映画を見ながら、五感の違和感に色々グサグサ刺さりそうな訳が分からない初めて見るような映像がでてくる。
軽快なポップ的な音楽が流れたかと思えば、日本のめちゃ懐かしい曲が流れてくる感じ。リズミカルな音楽の中で、何十人もの男性がユマサーマン演じる復讐の女性に、日本刀でバンバン切られていく・・・その背景が、日本にも今あるのっていうぐらいの吉原のどでかい風俗館みたいな場所で切り合うから色々初めてみるようなチャンバラシーン。
ユマサーマンと栗山千明、ユマサーマンとルーシーリューのそれぞれ二人の切り合いは、ハラハラすようなチャンバラであり、映像の美しさもあって、印象的。これだけ女性のチャンバラシーンが多いし、見せ所みたいになるの作品も珍しいかと思う。日本の沖縄と東京が舞台になり、日本語が結構でてくるのは素直に嬉しい。
タランティーノ監督がこんなことやってみたら面白いかも、っていうものを色々詰め込んだ作品かも。自分の好みとしてはここまで人がバンバン切られるアクション映画が好みとは違うから、3.5にしてしまったけど、この映画を見ると、やっぱりタランティーノ監督は娯楽に流されず、映像芸術を追究しようとしてそれを越えてしまったある意味、映像芸術の天才のように思える作品かも。
これぞハリウッドの日本!
刀はみんな持ってるし、ヤクザ、意味のわからないくらい都会なTokyo、江戸っ子みたいな沖縄県民
こんな日本って、どこが作る?誰が作る??
そう、ハリウッドだ!
スーツに刀、私は西洋人が想像する日本が大好きだ。彼らの想像には意味が無い。カッコイイを最優先した結果、私達は刀を持ったり、江戸っ子みたいな口調で話したりする事になる。
こんなに高密度のトンデモ日本は初めてだ。もはや気持ちがいい。
内容は、シリーズ物で「復讐は冷めてからが美味しい」という事で4年越しに復讐しに行きますという話。
まずアクションが素晴らしい。映画冒頭のターゲットとの戦いでは机や棚を活かした戦い方。そして緩急とユーモア。良いね。
途中でアニメになる。これも日本びいきかな?良いね。
でもあんな赤すぎるスナイパーは居ないだろ、2キロ先でも分かるぞ。
そして、日本。強い女子高生、これまた西洋人が好きそうなものを作った。いや日本人も好きなんだけどね笑(今の漫画とかJKが武器持ってなんぼみたいな節あるし)
そして白黒になってブラックマンバが殺陣をするシーン。いや良い。時代劇を意識しているのだろう?良い。
そして雪景色の中での一騎打ち。これも魅せにきてる。
トンデモ日本って結局中身が無いんですよ。カッコイイを追求した結果だから。しかし、いやだからこそ映画で映えるんです。軽いトンデモ日本は、「なんだこれ?」を出してしまう。だからこんなにも高濃度のトンデモ日本を演出した事を褒め称える。いい作品だった。
過去のB級映画へのラブレターかつ総決算
タランティーノの映画の凄いところは、B級と呼ばれる映画の中でも「低俗」だと揶揄されるようなモチーフを、超一流のセンスで料理してA級かそれ以上のS級レベルにまで昇華させてしまうところだ。
特に本作(前後編全て含む)は、タランティーノが愛した過去のB級映画への愛が満ち満ちており、元ネタになっているモチーフを大胆にコラージュしながら、超一流のエンターテイメントとして再構成することに成功している。タランティーノお気に入りの過去作のサウンドもてんこ盛りで、しかも活かし方が驚くほど効果的なのだ。
すべてがコラージュなのだとしたらオリジナリティがどこにあるのかと訝しむ向きもあるかもしれないが、私個人としてはあまりにも鮮やか過ぎるこの手腕に、もはやB級素材がそんな風には呼べないレベルへ昇華するところを目の当たりにした気になった。これは、極上のB級映画の総決算といって差し支えない。
ビルを殺れ!
ゴーゴー夕張見たさに負けました。
やばくて可愛かったなあ。
ゴーゴーボール超ヤバい完全にガンダムハンマー。
ストーリー?
そんなのどうでもいいじゃないですか。
ルーシー・リューの「ヤッチマイナー」が見られるのはこの映画だけ!
ところでこの映画の日本上陸にあわせて、我が国が誇る変態デザイナー・高橋ヨシキが任侠映画風『ビルを殺れ!』ポスターを超本気おふざけ企画で映画秘宝に載せたところ、ヤクザ映画大好き♡タランティーノ監督大喜びで「これ使う!これ使うんだもん!」と大喜びしたそう。
残念ながら配給のギャガGAGAに止められたそうですが、あのポスターみんなに見てもらいたい傑作です。
もちろん自分の駄文を読んでくれるような方々は、そんなトリビア知り尽くしとるわいレベルでしょうけど、もしもまだ見てない人がいるならぜひぜひ。
ちなみにVol.2まだ見てません。
なんでだろう。
それはきっと、つづきがどうでもいいような、刹那的なタランティーノ映画だからでしょう。
そんなのでよくレビューとか書いたな自分、と思わなくもないですが、あのビルを殺れ!ポスターの話だけはしたかったのです。
超久しぶりに観たキル・ビルはまさに「ヤッチマイナー」な映画だった
「キル・ビル」を初めて観たのは、レンタルDVD。「細かいことは良いんだよ!」と言わんばかりの暴れっぷり。「とんでもない映画を観てしまった」というのが、当時の感想でした。
そして先日。U-NEXTで配信されていたのを知り、懐かしさのために視聴。観るのは実質2回目になるので、余裕を持って見れるだろう…。と思っていた私が愚かでした。
監督はクエンティン・タランティーノ。一筋縄でいくはずがありません。相も変わらず「とんでもない映画」でした。飛行機に刀なんて持ち運べるはずもなく。日本の描写もオカシイ所だらけ。
だけど「細かいことは良いんだよ!」を貫く映画スタイルが、全てのツッコミを帳消し。映画は面白いんだと、改めて思い知らされた一作です。
サンタ・エスメラルダの曲は『悲しい願い』だよね?。
ザンフィルの『草原の孤独』とあるが、この曲はドイツの作曲家のジェームス・ラストの曲。我がオジキはジェームス・ラストラストのファンクラブに入っていた。この映画で出会うとは♥
『Green Hornet』アル・ハートのトランペットが火を吹いてますね。
で、最後に梶芽衣子さんの『怨み節』とは!オジキが良く聞いていた。レコードもあった。オジキの影響で僕も大好きだった。鳥肌が立った。
映画の内容も日本人が見るとディスられているように見えるかもしれないが、殺陣の良さをアメリカ人であるタランティーノが表現してしまう。
そこが情けない。また、なんで、敵役のボスキャラが中国人に演じさせるか?それが問題。つまり、日本の役者はタランティーノから見て、何かが足らないのかもしれない。
いずれにしても、日本の演出家にもこう言った演出をしてもらいたいものだ。
傑作だと思う。
サンタ・エスメラルダの曲は『悲しい願い』だよね?。この歌も大好きだった。
追記
『怨み節』は言うまでもなく、梶芽衣子さん主演の『女囚さそりシリーズ』の主題歌♥
ガキだった僕には、何故か見るのも憚れた映画だった。
オタク心が満載
オープニングから衝撃的な展開で黒人の女殺し屋との家庭内大乱闘までがテンポ良く、音楽の使い方がタランティーノのどの作品よりもピンポイントでその都度にテンションが上がる、特に布袋寅泰は置いといてThe 5.6.7.8'sが登場でガレージ・ロックをぶっ放す、MAD3のEDDIEがクレイジー88みたいな出立ちでギターを掻き鳴らしていたら最高!?
千葉真一の演技が意気込み過ぎて浮いている存在感、國村隼は何を言っているのか聴き取れない、沖縄とオーレン・イシイのアニメパートから物語もトーンダウンで退屈感は否めない。
こんなに単純明快で破天荒なジャンル映画をセンス含めた大きい規模で撮れるのはタランティーノ以外にあり得ない、単なる低予算B級映画としての題材にしか思えない要素を話題性のある娯楽大作として高める手腕に脱帽、呆気に取られる展開に突っ込みどころも満載ではあるが何も考えずに楽しめる。
公開時に桜井薬局セントラル劇場にて鑑賞、確か。
思い切り振り切った清々しい作品
気持ちが全面に出た作品で、とても清々しい。
ただ、必然性やストーリー性は無く、あのスーツを着せておきながらアクションが…。その為、この作品の敢えてのダサさをお洒落に思えるか、ノリが合うかだと思う。
一方で劇中に流れる様々な音楽はとても楽しめた。
【タラちゃんの日本をメイン舞台にした復讐を誓った花嫁の復讐劇。國村隼さんは斬首されるし、高校生の殺し屋栗山千明さんもヤラレテマス。ストーリー展開はシンプルなのに、何でこんなに面白いのかなあ・・。】
■結婚式のさなか、かつてのボス・ビルとその手下たちの襲撃を受けた暗殺団の元エージェント、ザ・ブライド(ユマ・サーマン)。
長い昏睡状態から奇跡的に目覚めた彼女は、夫と胎内の子供の命まで奪われたことを知り、自分を裏切ったビルと昔の仲間たちに復讐を開始する。
◆感想
・どう見ても、タラちゃんが香港ノワールムービーや、日本の任侠映画に影響を受けて制作した作品である。
・ストーリー展開はシンプルで、結婚式の際に身内及び夫と、体内の子を失った復讐を誓ったザ・ブライドが病床から復活し、自分達を襲った昔の仲間である、ヤクザの大親分になっているオーレン・イシイ(ルーシー・リュー)を追って沖縄になって来る。
ー で、國村隼さんや高校生の殺し屋、栗山千明さんが出演。
もう、無茶苦茶なのであるが、何故か面白い。
普通、ハリウッド大作で日本を舞台にした映画は、残念な感じがするが今作は
【残念な感じを超越した面白さ】が炸裂しているのである。
変な演歌も効果的であるし、ハットリ・ハンゾーを演じた表向きは寿司屋の千葉真一さんが、絶妙である。ー
<今作は、且つてレンタルビデオに行っても、常に貸し出されていて切歯扼腕していたが、漸く観れた作品である。
ストーリー展開はシンプルなのに、何でこんなに面白いのかなあ・・。
それは、多分タランティーノ監督が、自分の好きな香港ノワール映画や、日本の任侠映画の面白い部分を存分に自身が望むように作ったからではないかな、と思った作品である。
タランティーノ監督が”自分が好き!”と思って制作した作品を商業ベースでも成功させ、自らの代表作の一つにしてしまうシネフィルぶりは凄いよね。>
配色とカメラワークが抜群に良い
色使いが良いのですが、白黒チャンバラの尺の長さにがっかり。オキナワの寿司屋も意味なく長い。その割に1か月間の特訓シーンもない。黄色いバイクと服をどうやって調達したかもカットだし、テンポ良いようでいて、ただ急にロケ地が変わるだけ。
終始カメラアングルのセンスが良いのですが、見せられてるのは後ろ姿のスタントマンやワイヤーアクション。
斬新な映像が楽しかったです。
続編を観たくなりました。
10本中3.5本目‼️
タランティーノ監督作品の中でも、タランティーノ監督の趣味が1番盛り込まれている、名刺代わりのような作品だと思います‼️かつてのボスや仲間たちによって、愛するものを奪われた美しき花嫁(元殺し屋ザ・ブライド)の復讐のドラマが展開・・・‼️邸宅内を舞台にした殺し屋バニータ・グリーンとザ・ブライドの汗まみれ、血まみれ、ガラスの破片まみれの対決‼️日本生まれの中国人で東京ヤクザ界の女王オーレン石井との雪の舞う日本庭園での対決‼️鉛球をブンブン振り回すGOGO夕張(栗山千明サイコー!!)をはじめとする個性豊かなオーレン石井の部下たち‼️オーレン石井の台詞 "ヤッチマイナ!!" ‼️千葉真一の刀鍛冶・服部半蔵‼️ブルース・リー・ファッションでキメたユマ・サーマンのザ・ブライド‼️日本刀を携帯出来るチープな飛行機‼️日本のヤクザ映画、アニメ、マカロニウェスタン、カンフー映画などからの様々な引用‼️全編の隅々に至るまでタランティーノ監督らしい遊び感覚が溢れていて、本当に楽しい作品です‼️
名曲ギッシリ!!
久し振りに観たのでレビューします。
タランティーノは音楽センスがイイ!!
『パルプ・フィクション』の時から思ってたけど、やっぱりセンスがイイ。
自分と好みが似てるから、そう思うのかもだけど。
当時ビックリしたのは、知る人ぞ知る日本のガレージバンド5.6.7.8'sの出演。
ど、ど、ど、どうゆう経緯?と、当時すごく驚いたけど、
タランティーノが、日本の古着屋で買い物中に店内で流れていたのが出会いらしい。
この映画は、タランティーノがカッコイイと思うものに光を浴びせ、世界に紹介した作品だと思っていて、
チャンバラ、日本庭園、オニツカタイガー、ブルース・リーの黄色いトラックスーツ、
ナンシー・シナトラ「BANG BANG」『鬼警部アイアンサイド』のテーマ曲、布袋さんのインスト曲、バンド5.6.7.8's
などなど…
それだけでも、すごいと思うんだけど、内容自体も面白い。
お下品だったり、お下劣だったり、残酷表現ありなので、
好みは、あるでしょうが…(笑)
前後編の前編に当たる本作は日本色が強いです。
タランティーノと言えば、この映画。
タランティーノの代名詞的作品だと思ってます。
栗山千明が大体かっさらう。
劇場公開時鑑賞。タランティーノの「好き!」にどれだけ共感できるか。正直面白かったかどうかも自分ではよくわからなくもある。
それでも栗山千明登場シーンのインパクトだけは間違いないと自信を持って言える。
復讐劇
最初の殺人は度肝を抜かれる。その後はドリフの劇みたいな大袈裟な死に方だったりして慣れたのか怖くもなんともなくなる。車の中で何年も植物状態だった彼女が徐々に身体を動かし運転出来るようになるシーン、寿司屋で千葉真一と語らうシーンがとても印象に残った。復讐はまだ終わっていないので次回作を観るかどうか悩む。
復讐のために轟々と暴れまわる‼
オマージュ、音楽、アニメ、サブカル、バイオレンスなど、観る者の好奇心を煽る最強のエンターテインメント。ソニー千葉や栗山千明の説得力のない日本人演技にはがっかりさせられたが、それでも上映後に観客が受け取った品揃えは、かなりユニークで、雑だが、最もポップな映像感覚を持つ。タランティーノお得意の、いくつもの技巧を凝らした盗作は、パブロ・ピカソに通じるものがあり、『修羅雪姫』らの盗作とはいえ、オリジナルを超える出来栄えです。梶芽衣子の「修羅の華」を呼び起こすオーレンの頭部切断シーンは、映画史に残るバイオレンス描写である。
ユマ・サーマンがヒョロ長くてデカすぎる件
2004年の公開当時地元のイオンシネマ(当時はワーナーマイカル)で鑑賞
それ以来何度も観てる傑作
監督と脚本は『パルプ・フィクション』『ジャンゴ 繋がれざる者』のクエンティン・タランティーノ
最高にカッコいい映画
黄色いジャンプスーツに黄色いバイクに黄色いフルフェイスヘルメットが特に良い
ブルースリーだけにこの映画も考えるな!感じろ!ってことか
あの言葉はもっと深い意味が有るらしいが
タランティーノなりの剣劇映画
グロい
史上トップクラスのB級映画
バイオレンスコメディーという向きもあるがたとえ悪党でも殺されたり手足が切られているのを観て自分は笑うことはできない
布袋はもちろんのこと全体的にBGMが最高に良い
ルーシーとユマの片言の日本語のやりとりがガキの使いを思い出してしまい失笑
かつて妊娠したことがきっかけで暗殺稼業を引退した主人公
結婚式の当日に暗殺団に殺されかけた殺し屋が四年の昏睡状態を乗り越えて復讐を果たそうするアクション映画の傑作
ちなみに夫や参列者全員はその日に殺されたが宿した子はまさかの生き残り
後編に続く
日本オタクのタランティーノ監督の完全に趣味の世界
いい意味で悪趣味
日本映画(主にヤクザ映画)のオマージュ
映画は家族連れやカップルだけのものじゃないことを体現したシャレがわかる大人向け娯楽作品
元毒蛇暗殺団のメンバーでブラック・マンバことブライドにユマ・サーマン
毒蛇暗殺団を従えるボス的存在ビルにデビッド・キャラダイン
毒蛇暗殺団のメンバーで片目のエル・ドライバーにダリル・ハンナ
毒蛇暗殺団のメンバーで東京のヤクザのボスになったオーレン・イシイにルーシー•リュウ
当時毒蛇暗殺団のメンバーでのちに足を洗い結婚し幼い娘がいるナイフ使いのヴァニータ・グリーンにヴィヴィカ・A・フォックス
毒蛇暗殺団のメンバーでビルの弟バドにマイケル・マドセン
イシイの通訳を兼ねる弁護士ソフィ・ファタールにジュリー・ドレフュス
若干17歳ながらイシイの用心棒で鉄球を振り回す危ない女子高生GOGO夕張に栗山千明
イシイに粛清される田中親分に國村隼
小澤親分に麿赤兒
弁田親分に菅田俊
小路親分にに北村一輝
イシイの手下で黒い仮面に黒スーツ黒ネクタイで統一しているクレイジー88のメンバーに田中要次と高橋一生と山中聡と真瀬樹里とクエンティン・タランティーノなど
夕張に刺される男に森下能幸
日本料理店青葉屋の女主人に風祭ゆき
表向きは沖縄で寿司店を営んでいるが実は伝説の殺し屋で刀鍛冶の名人服部半蔵に千葉真一
半蔵の弟子に大葉健二
暴力映画でも邦画に好意的な監督と邦画に批判的な監督とではだいぶ違うものが出来上がる
外人から日本の良さを教えてもらい日本の良さを知る日本人は恥ずかしい
それでもご機嫌になるならまだいいが世の中には日本を貶められると喜び賞賛されると不機嫌になる輩が少なからず存在する
ネトウヨは在日だと思い込みたい様だが本当に在日なら全く問題ない
日本人なのだから問題なのだ
自分は価値がないと卑下するのは自由だが日本も価値がないという思いを発信するのは絶対に間違っている
この作品の致命的な欠点はアクション映画の主人公が敵たちに比べデカすぎることだ
ハリウッドの女優は全体的にデカイがユマ・サーマンは有名どころ高身長ベスト5に入る
小柄なハリウッド女優といえばクリスティーナ・リッチだが当時の年齢は若過ぎて設定的に無理
ユマと年が近く白人にしては背が低いサラ・ジェシカ・パーカーもなんか違う
日本は『痩せ蛙 負けるな一茶 ここにあり』の国である
北斗の拳だってハブよりハートやデビルリバースの方が倒しがいがある
小さい舞の海が大きい小錦を破れば拍手喝采
スタン・ハンセンがアンドレ・ザ・ジャイアントと対戦すれば観客は皆小さい方のハンセンを応援する国民性
小さいといってもハンセンは大谷翔平と同じくらいだから小柄ではないんだけどね
それなのにアンドレは人間山脈だから規格外にデカすぎる
ハンセンとアンドレでは志田未来と岡田将生くらいの身長差があるなんて信じられない
話はかなり脱線したが要するに栗山千明とユマ・サーマンの身長差は絵的に残念
王道は『まだ怒りに燃える闘志があるなら巨大な敵を討てよ討てよ討てよ』なのである
全65件中、1~20件目を表示