グッド・ウィル・ハンティング 旅立ちのレビュー・感想・評価
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無名だったマット・デイモンとベン・アフレックが脚本家&俳優として鮮...
無名だったマット・デイモンとベン・アフレックが脚本家&俳優として鮮烈にデビューした作品としてすごく印象に残っている作品。
心に傷を負った青年と精神科医が心を通わせるシンプルで心温まるストーリー。誰にでもおすすめできる王道のヒューマンドラマですね。
心のままに進め
繊細で瑞々しい演技のマット・ディモン(ウィル)と、円熟の演技のロビン・ウィリアムズ(ショーン)との競演。
カウンセリングを重ねてゆくうち、ウィルとショーンが心の底から笑い合い、心を開いていく様が秀逸。
親友チャッキーが、ウィルに語る言葉に涙が溢れた。
エンドロール後の字幕で、マット・ディモン、ベン・アフレック二人による脚本だと知り、とても驚きました。
…ラストが意外でした。
NHK-BSを録画にて鑑賞 (字幕版)
天才も大変だ。愛し方もまた難しい。
愛すること。愛されること。それだけで幸せになれる人もいるし、でもそれが手に入らなければ何もかもがいらないと、自暴自棄になってしまう人もいる。愛すること。俳優がすごい。カウンセラーがやっぱりすごい。迫り方、突き放し方。気になるところがなかった。5点です。すごい映画。
燃えゆく回答用紙
地位で自分の肯定感を満たしていた教授がウィルに出会ってしまって…
そしてその才能が無駄になることに対して、
何かしなければという気持ちや
燃えゆく回答用紙を、
初めに出てきた教授とは比べ物にならない、
情けない姿で吹き消す姿を見ていると辛かった。
こいつ嫌なやつだと思いながらも、
人間なんだもの…情けない姿もあって
そんな瞬間が垣間見れた時、心が動かされるのだなと思いました。
何度も何度も、ウィル!頑張れ!
そうじゃないって!と
ウィルが幸福の結末へ向かう様に願って見ている自分がいて、その都度裏切られていました。
恋人とも別れてしまったり、
ショーンともうまく行くんじゃない?!
と期待しつつもダメダメ。
何やかんや最後は良かったと思いつつも、
その後どうなるのかは分からないし、
それでもウィルが恋人とうまくいって、
ちゃんと才能も活かした自分のやりたいことが見つかります様に。と願わざるを得ないです!
「自分は本当は何がしたいの?」
「who you are?」
結局は、人の話を流せというわけではないけれど、
それを受け入れた上で自分はどう思ったのかを、自分の言葉で話すことは大切だなと思いました。
この映画で、人生を学んだ感じもします…
(そんな大きなこと言えるたちではないですが)
怖い時こそ一歩前!☺️
ウィルが初めコピー人間を卑下したのも、
実は自分自身を卑下していたのかも。
それから、
どんな自分でもありのままを愛せたら、
他人の前でもそうやっていられるのかな。とか。
まだまだ程遠いけれど、私も、がんばります…!
ウィルとショーンのハグのシーンは王道に感動しました。
それから、
本を読んだって、何をしたって、その人の経験を
うんわかるなんて共感できっこない。
それでも想像することを放棄しろってわけじゃないけど、
確かにそうなのかもしれないと、なんだか辛くなりました😅
自分で決める勇気
なかなか持てない自分で決める勇気。
仲良く連むのが友達ってわけでもない。
踏み出す勇気。背中を押してくれる愛情。
宝くじが当たる確率は、この階段に雷が落ちるのと同じくらいだって。当たるのを待つだけではダメってことだし、そもそも買わなきゃ当たらないし。
人と出会うことで自分にも出会い、自分を信じることで人を信じることもできる。
最後の、ウィルが彼女のいるカリフォルニアに旅立ち、迎えにきた友だちが、彼がいないことに気づいてヒーハー!て感じになる終わり方。きったない塗装の誕生日プレゼントの車で西に向かう最後。最高の終わり方だ。
期待を裏切らない面白さ♡
感動するも…
カウンセリングシーンや、友人とのシーンなど各々の場面ではセリフもよく練られており、感動させてくれる。
しかし主人公の人物像などストーリー上、核となる部分で気になることがあり、手放しで感情移入出来なかった。
天才というものがこの物語の中で、人知を超えたスーパーパワーとして描かれているのは兎も角。
ウィルは大量の本を読んでいる、という説明があるにもかかわらず、なぜそんなに大量の本を読むに至ったのかが極めて謎。そこら辺に本や知識が転がっている環境ならまだしも、あの環境でその知識を集めるには、かなり自発的に”外へ”動いていかないと難しいのではないか。”内”に篭ってると描かれる彼にとって不思議な行動。
親友はいるのか?と聞かれて、シェイクスピアやニーチェ、と答えるのも謎。学問への誘いを小馬鹿にしながらことごとく断る反エリート主義な彼の行動から、彼らへの敬意は少しも垣間見られない。これは皮肉だったか?
就職が決まったにも関わらず、彼女の元へ向かうラストも、その間の感情の変化が描かれておらず、なんで急にそういう決断に至ったのかよくわからない。就職先だって押し付けられたものじゃなく、自分で選んだものらしかったし…先生と離れるのが寂しくて、人肌恋しくなったから?
チャッキーがウィルが居なくなって嬉しそうな顔をするシーンも。確かにチャッキーは急にお前が居なくなってて欲しい、と言ったが、それはいつまで経ってもその才能をくすぶらせてたら許さない、という話で、仕事を捨てて女の元へ行け、という事ではなかったのでは?と疑問が残った。
それに別に仕事か女か選ばなくても、最初からLAの仕事を紹介してもらえばよかったのに…あれほどの天才なら場所を選ばず引く手数多でしょう…
自分には刺激が足りなかった
名優ロビン・ウィリアムズの名演の渋さとマット・デーモンの教養小説のような脚本の巧みさ
俳優のマット・デーモンとベン・アフレックの共同脚本がアカデミー賞受賞の話題作。脚本家・演出家以外の主要キャストが脚本を兼ねる非常に稀な事例だが、どちらも充実した成果を上げていて、その才能の豊かさに感心してしまう。この若い才能を支える主演のロビン・ウィリアムズの渋い名演がまた素晴らしい。これまでの「ガープの世界」「いまを生きる」「レナードの朝」での自身の演技の集大成のような演技を見せて、心に傷を負った心理学者の内面を見事に表現している。アカデミー賞の助演男優賞受賞に議論の余地はないと云っていい。
物語は、天才的頭脳を持つアルバイト清掃員ウィル・ハンティングが、大学の廊下に出された数学の超難問を軽々と解き、高名な数学科教授の期待と羨望の星として輝く未来を獲得しようとするのが発端になる。だが、これをそのまま描いて、どこにでもある凡庸なストーリーにはしていない。頭脳明晰に反して虚勢を張る精神的に脆いウィルの改善をカウンセリングする、大学講師の心理学者ショーン・マグワイヤとのやり取りが物語を深める。妻を亡くした喪失感から抜け出せないショーンの方も変化し再生していくところが凄い。お互いの心の傷を認め合って生まれるカウンセリングの本質を見せてくれる。気まぐれでいて大人を冷静に観察するウィルの言動も、細かく丁寧に表現されているからだ。心理学に精通した脚本家デーモンの頭の良さが窺われる。それは、このウィリアムズ演じる心理学者を主人公にしたドラマがもう一作品作れるのではと思わせるくらいだ。
ショーンの治療を受け、ウィルは社会的成功より自分を偽らない新たな道を選択し、一度別れた恋人のもとへ向かう。素直な自分を見付けた青年は、良い恋愛を経験する。それが自立の一歩になるウィルの旅たちを、地に足の着いた現実的な論説で爽やかに描いた、教養小説のような映画の秀作。
2000年 4月22日
ほのぼの感、満載でした
めちゃくちゃいい映画!名作!
結局才能がもったいない気がしてしょーがない。
心を閉ざした天才青年と彼のセラピーを担当することになった心理学者の...
“数学の本体は調和の精神である“。ひとりの青年が回復し成長する様をシンプルに描いた、心温まる一本。
天才的な頭脳を持ちながら、過去のトラウマから心を閉ざし非行に走る青年ウィルが、同じく心に傷を抱える心理学者ショーンと出会うことで人間的に回復し成長してゆく姿を描くヒューマンドラマ。
監督は『ドラッグストア・カウボーイ』『マイ・プライベート・アイダホ』の、名匠ガス・ヴァン・サント。
心理学者、ショーン・マグワイアを演じるのは『ミセス・ダウト』『ジュマンジ』の、レジェンド俳優ロビン・ウィリアムズ。本作でアカデミー賞助演男優賞を受賞した。
天才的な頭脳を持ちながらそれを活かそうとしない青年、ウィル・ハンティングを演じるのは『戦火の勇気』『レインメイカー』の、名優マット・デイモン。デイモンは本作の脚本も担当している。
ウィルの親友、チャッキー・サリヴァンを演じるのは『バッド・チューニング』『チェイシング・エイミー』のベン・アフレック。アフレックもまた、脚本を担当している。
ウィルの友人の1人、モーガン・オマリーを演じるのは『誘う女』『チェイシング・エイミー』の、後のオスカー俳優ケイシー・アフレック。
MIT数学科の教授、ジェラルド・ランボーを演じるのは『レッド・オクトーバーを追え!』『奇跡の海』の、名優ステラン・ステルスガルド。
👑受賞歴👑
第70回 アカデミー賞…脚本賞/助演男優賞!✨
第55回 ゴールデングローブ賞…脚本賞!
第3回 放送映画批評家協会賞…オリジナル脚本賞を受賞!
大きな事件が起こるわけでもなく、1人の青年の日常を淡々と描いていく作品。
地味なテイストの作品だが、ウィルの心情が変化する様が丁寧に描かれているため、物語に引き込まれていく。
繊細な青年ウィルを演じたマット・デイモンの演技が素晴らしい。
アカデミー賞を獲得したロビン・ウィリアムズの演技も良い。
心に傷を負った男性を陰のある演技で表現しているうえ、コメディアンとしての資質を活かした笑えるシーンも健在である。
アカデミー賞をはじめとして、数々の賞を受賞した脚本を書いたのは無名時代のマット・デイモン。ヒロインがハーバード大学に在籍しているのはデイモン本人もハーバード大出身だからだろう。
元は学生時代のデイモンが授業の為に執筆した戯曲であり、それを幼なじみの友人ベン・アフレックに見せたところ、2人で映画用の脚本として作り直すことになった。
アフレックとデイモン、いまだにハリウッドの第一線で活躍し続けている2人が旧友だとは、なかなかに運命的である。
非常に良くできている映画なので、特にケチを付けるところもないのだが、少々自分と映画との間に距離を感じてしまうのは、主人公があまりにも天才すぎるからかも。
数学の天才というだけでも物凄く濃いキャラ付けなのに、歴史や芸術にも精通しているという天才の中の天才。その為、アメリカ中の大企業や国防総省の情報機関NSAからオファーがくる。ウィルがあまりにも現実離れしすぎた天才の為、凡人の自分にはちょっと感情移入しづらいと感じてしまった。
あと、ウィルの周りにいる人たち。教授や友人や恋人、みんないい人すぎ。ウィル、お前十分恵まれてるじゃねえか!!とか思ったりして。
むしろ自分はショーンというキャラクターに惹かれた。
妻を失った悲しみを癒すことができていない中年心理学者。
彼がウィルをカウンセリングしていくうちに、彼自身も癒されていくという設定は非常に良いと思う。
…が、ウィルに対してショーンの描写が極端に少ない為、ショーンが回復していく過程が分かりづらかったのはちょっと勿体ないな、と感じてしまった。もっとウィルとショーンの心の交流を全面的に描いてもよかったのかも。
クライマックスは確かに感動的なのだが、ちょっと待てっ!
友人たちはウィルの就職祝いとして車をプレゼントしたのに、結局ウィルは旅に出てしまってますけど?しかも親友のチャッキーにも何も言わずに。
そりゃ、あの友人達ならウィルが就職しなくても文句言わないだろうけどさ、なんか違和感ありますよねぇ。
とまぁ、何点かケチをつけてしまいましたが、基本的には良く出来た作品で、ハリウッド的ではない、地に足が着いた上品さが魅力の誰にでもお勧めしやすいタイプの映画。名優達の若き日の姿を見ることも出来る良作です。
君は悪くない。君は悪くない。君は悪くない・・・
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