蜘蛛巣城

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劇場公開日:

解説・あらすじ

シェイクスピアの「マクベス」を日本の戦国時代に置き換え描いた、戦国武将の一大悲劇。謀叛を起こした敵を討ち城主の危機を救った鷲津武時は、帰城途中に出会った老婆から不思議な予言を聞く。その予言通りに大将に任ぜられると、今度は妻にそそのかされて主を殺害、自ら城主の地位に着く。黒澤監督は、欲望に刈られた魂が繰り返す殺戮と狂気を、能の様式美に乗せて見事に描いていく。三船=マクベスが無数の矢に曝されるラストシーンは圧巻。

1957年製作/110分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1957年1月15日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5シンプルなストーリーに重ねられた「蜘蛛の巣」のモチーフが魅力。

2020年11月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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すっかん

4.0シェイクスピア演劇に対峙した黒澤監督の作家証明と名優三船敏郎・山田五十鈴の気迫

2025年3月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

興奮

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Gustav

5.0黒澤監督が描いた人の世

2025年3月21日
PCから投稿

原作者シェイクスピアの凄さはある。
その物語を混乱の日本に置き換えた
黒澤組という映画人達の凄さも有る。

前半から寒気と気迫が入り混じり
どんどんと物語の中に引きずり込まれる。
台詞の強弱、目線、立ち位置、などなど、
彼らの心情の表し方や見えないもの。

何十回、何百回観たことか
それでも飽きずに戻ってくる
求めて、戻ってきてしまう。

この世でいちばん恐ろしい人間界へ

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星組

3.5見応えのある映像を堪能

2025年2月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

知的

難しい

 言葉遣いが知的というか難しい時代劇。
 手塚治虫の漫画のように、人物や馬の動きに躍動感があり、顔の表情(感情)がわかりやすく、白と黒を意識した構図で見応えがある。
 内容は、ファンタジー要素が良い出汁になっていて、飽きさせない。
 BSの録画で字幕を付けて視聴できるのだが、画面を遮る文字が映像の邪魔になると思うくらい映像が良くて、セリフをしっかり聞く(字幕を見る)のを諦めた。

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どん・Giovanni