I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ

劇場公開日:

I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ

解説・あらすじ

レンタルDVD全盛期の2003年カナダを舞台に、他人との交流が苦手でトラブルばかり起こしてしまう映画好きな高校生の奮闘を描いた青春コメディ。

カナダの田舎町で暮らす高校生ローレンスは映画が生きがいで、ニューヨーク大学でトッド・ソロンズ監督から映画を学ぶことを夢見ている。社交性に乏しい彼は唯一の友人マットと毎日つるみながらも、そんな日常が大学で一変することを願っていた。高額な学費を貯めるために地元のビデオ店「Sequels」でアルバイトを始めたローレンスは、かつて女優を目指していた店長アラナらさまざまな人たちと出会い、奇妙な友情を育んでいく。そんなある日、ローレンスは自分の将来に対する不安から、大事な人を決定的に傷つけてしまう。

監督・脚本は、本作が長編デビューとなるチャンドラー・レバック。監督の自伝的ストーリーながら、主人公の性別をあえて男性に変更して撮りあげた。主演はラッパーとしても活動する若手俳優アイザイア・レティネン。

2022年製作/99分/G/カナダ
原題または英題:I Like Movies
配給:イーニッド・フィルム
劇場公開日:2024年12月27日

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映画レビュー

4.5他人事じゃなさすぎる青春映画

2025年2月28日
PCから投稿
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村山章

4.0彼は今ごろどんな大人になっているのだろうか

2024年12月31日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

まるで10代の頃の自分だと本作を見ながら溜息と苦笑で顔が歪んだ。映画ファンに限らず、きっと全ての人の中に多かれ少なかれ彼は存在する。この一見、オーソドックスでありながら、00年代初頭の映画をめぐる風景(特にビデオショップ内の)をノスタルジーたっぷりに活写したカナダ産の佳作は、まるでジャック・ブラックの少年版のような身勝手極まりない主人公がやがて一歩踏み出していく姿が静かな共感を呼ぶ。彼が抱く生きにくさ。自分は才能に満ちているという根拠なき自信。家族も友人もみんな下に見てしまうサイテーな孤独。そこで唐突に立ち現れる歳も性別も異なる店長が、掛け替えのない関係性をもたらしてくれるのも物語として、構成として気が利いている(少年と同様、私の中にこの店長も確かに存在するのだ)。傑作とは言わないが、人生を振り返る時に開くアルバムの、いちばん人には見せられない部分のような、甘酸っぱく胸に沁みる一作である。

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牛津厚信

4.0過去と現在の自分に冷や水をぶっかけられた

2025年3月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

インディーズ出身監督の映画を観まくりメジャー作品をバカにして、クラスメイトはレベルが低いと見下している映画好き童貞男子の青春映画。

こんなもん刺さらない訳がない。鑑賞中「俺はここまで酷くはなかった!」と言い訳しながらも共感性羞恥で顔から火が出そうでした。

本人はセンスある毒舌や辛口批評のつもりのただ単に嫌な奴でしかない言動。自己主張の強いファッション。甘過ぎる将来設計。ウザい自分語り。
映像系の専門学校に通っていた自分には身に覚えがありすぎてなんともかんとも。

現在はローレンスを見て「過去の自分もああだった」と省みる事が出来るとして、さて今ローレンスみたいな若者が目の前に現れたとしたら、自分はアラナのようにちゃんと大人として導いてあげる事が出来るか?
自信ないなぁ…、ビンタしちゃうかも笑

アラナの最後のアドバイスは本当にその通りと共感しながらも「俺、出来てるかな?」と不安にもなりました。こうゆう映画は定期的に見返して過去と現在の自分を内省しなきゃな。よし、DVDが出たら買おう!

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自分BOX

3.5VHSフォーエバー

2025年3月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

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トミー

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