サンセット・サンライズ

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劇場公開日:

解説

「正欲」「あゝ、荒野」の岸善幸監督が脚本家・宮藤官九郎とタッグを組み、小説家・楡周平の同名小説を映画化したヒューマンコメディ。菅田将暉が主演を務め、都会から宮城県南三陸に移住したサラリーマンが住民たちと織りなす交流を、コロナ禍や地方の過疎化、震災などの社会問題を盛り込みながらユーモアたっぷりに描く。

新型コロナウイルスのパンデミックにより世界中がロックダウンや活動自粛に追い込まれた2020年。東京の大企業に勤める釣り好きの西尾晋作はリモートワークをきっかけに、南三陸に見つけた4LDKで家賃6万円の物件に“お試し移住”することに。仕事の合間には海に通って釣り三昧の日々を過ごす晋作だったが、地元住民たちはよそ者の彼のことが気になって仕方ない。晋作は一癖も二癖もある住民たちの距離感ゼロの交流に戸惑いながらも、持ち前のポジティブな性格と行動力で次第に溶け込んでいくが……。

町のマドンナ的存在で晋作の移住先の大家でもある関野百香を井上真央が演じるほか、中村雅俊、三宅健、池脇千鶴、小日向文世が共演。

2024年製作/139分/G/日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2025年1月17日

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(C)楡周平/講談社 (C)2024「サンセット・サンライズ」製作委員会

映画レビュー

3.5鑑賞後は美味しい魚が食べたくなる

2025年1月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

自分が都会か地方かのどちら側の人間かで、作品の響き方が異なってくる作品だと思う。

クドカンは今までいろんな角度で、震災やコロナを描き続けているけれど、一貫してあの日々は何だったのか、あの経験を経て我々はなにを学び、何を失い、何を活かしていくのかを、いつも様々なカタチで私たちにメッセージを届けてくれる。

今回もまた違った角度でメッセージを届けてくれたが、個人的には同じクドカン作品で、震災後を描いているドラマ『季節のない街』が素晴らしすぎて、そちらの方が刺さった。

クドカンらしいコメディ要素は面白かったし、シリアスなシーンでも、シリアスに全振りせず優しくあったかく笑いに変えるところは、クドカン脚本で好きなところなので良かった。
しかし話のテンポが微妙に悪く感じる。140分も必要だっただろうかという疑問。140分もあったのに恋愛展開がいきなり過ぎて置いてけぼりに感じた。最後の畳み方もちょっと不完全燃焼。

ストーリー構成は疑問が残るものの、愛嬌のある素朴な西尾役を菅田将暉が好演していたし、久しぶりの井上真央は時が止まっているのかというほど可愛いままで、田舎のヒロイン役にピッタリだった。総じて演者たちは良かった!

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AZU

3.5コロナと、芋煮でも話題にしないやつ

2025年1月19日
iPhoneアプリから投稿

 菅田将暉の生き生きとした表情のポスターやチラシが印象的な本作。釣り好きのサラリーマンが、コロナ禍のリモートワークをきっかけに、田舎に移住する…という、一見シンプルでのどかな筋書だ。けれども実は、アンタッチャブルな二大要素に斬り込む、なかなかの意欲作だった。
 冒頭、いきなり無神経な発言をする観光客が登場する。震災、そしてコロナ。もう忘れたい、なかったことにしたい、見ないふりで済ませたい…ことがらを、畳み掛けるような笑いの連続で巧みに引き寄せ、観る者の記憶を手繰っていく。
 いきなり東京からやってきた西尾(菅田将暉)に、消毒液を振りかざす桃香(井上真央)。ドタバタっぷりに苦笑しながらも、確かに当時は、至極まじめに、そんなことをしていたなと思った。地元からの罹患第一号になりたくない!という信念を持ち、ごく当然に手作りマスク(守る会の面々は、たぶん大漁旗のリメイク)を身に付け、間隔を空けて席につき、「家族ゲーム」式に並んで会食する。真剣なのに、ちょっと間が抜けている。ばかなことやってたなあ、という気がするけれど、今もなおコロナはあるし、インフルエンザも大流行だ。とはいえ、今やコロナは得体の知れない恐怖ではなくなった。煩わしいけれど、まあ何とか付き合っていける。そんな日常に潜む諸々の一つ、になりつつある。
 一方、震災は手ごわい。被災体験の有無、被害の大きさ(何を失ったか)で、独断と偏見満載のランクに振り分けられ、近しい者同士でさえも話題にしない。「芋煮でも話さないやつ」という扱いだ。口にしないのは、「どうせ他人にはわからない」というあきらめだけでなく「どう伝えればいいのか分からない、そもそも、分かってもらう必要があるのかさえ分からない」というためらいではないか。忘れたい、忘れられてしまえばいい、というような。コロナよりずっと前に起き、その後も各地で天災は起きているににもかかわらず、いまだに上手い付き合い方が見つからない。多くを語らず日々を重ねる、百香の父(中村雅俊)や茂子さん(白川和子)の佇まいが印象的だった。
 西尾は、アクロバティックな宣言で壁を越えようとしたかに見える。けれども、彼が取ったほんとうの選択は、思いのほか繊細で誠実だった。原作は2022年発表。それから3年経過した今だからこそ、映画だからこそ、の結末を、様々な人に、ぜひ味わってほしい。

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cma

3.5朝ドラのダイジェスト

2025年1月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

「何でヒロイン井上真央なの?」
って思って見てたのに
だんだんどんどんぐんぐん可愛くなって
「井上真央で大正解!」ってなるから見たほうがいい。

なんか登場人物に感情移入できなかったり
行動や言動に一貫性がなかったり
リールのドラグ締め過ぎで
絶対ライン切られるだろと思ったりするけど

菅田将暉の「うまっ!」と
池脇千鶴の怪演で全部どうでも良くなる。

感想はタイトル通りです。

竹原ピストル声デカいから気をつけて。
あとは2日連続で中村雅史の歌を聴くことになるとはね。
ジジイの役がハマるからこれ方たくさん見かけそう。

それではハバナイスムービー!

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きーろ

3.5宮藤官九郎の脚本にしては、伏線も仕掛けもないけど、淡々としていて沁...

2025年1月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

宮藤官九郎の脚本にしては、伏線も仕掛けもないけど、淡々としていて沁みた。原作は別でオリジナル脚本ではなかったからか。

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mos-a

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