犯罪都市 PUNISHMENT

劇場公開日:

犯罪都市 PUNISHMENT

解説・あらすじ

韓国の人気俳優マ・ドンソクが主演を務める大ヒットクライムアクション「犯罪都市」シリーズ第4弾。

新種合成麻薬事件から3年後の2018年。怪物刑事マ・ソクトとソウル広域捜査隊は、デリバリーアプリを悪用した麻薬密売事件の捜査を進めるなかで、手配中のアプリ開発者が謎の死を遂げた事件の背後に国際IT犯罪組織の存在を突き止める。組織のリーダーは殺人すらいとわずに韓国の違法オンラインカジノ市場を掌握した元傭兵ペク・チャンギで、残忍な殺傷行為によって特殊部隊を解雇された経歴を持つ恐ろしい男だった。組織のオーナーである「ITの天才」チャン・ドンチョルが韓国で史上最大規模のIT犯罪を企てていることを知ったマ刑事は、オンラインカジノ事業の経験を持つチャン・イスに協力を依頼し、広域捜査隊やサイバー捜査隊と新たなチームを結成して捜査に乗り出す。

「悪人伝」でもマ・ドンソクと共演したキム・ムヨルが元傭兵ペク・チャンギ、「エクストリーム・ジョブ」のイ・ドンフィが組織オーナーのチャン・ドンチョルを演じた。前3作でアクション演出を手がけたホ・ミョンヘンがメガホンをとった。

2024年製作/109分/PG12/韓国
原題または英題:The Roundup: Punishment
配給:ハピネットファントム・スタジオ
劇場公開日:2024年9月27日

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映画レビュー

3.5新味を出したい意欲が伝わるシリーズ第4作

2024年9月24日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

興奮

「犯罪都市」シリーズは韓国製作年で1が2017年、2が2022年、3が2023年、そしてこの第4作が2024年と、着実に製作ペースが上がってきた。主演マ・ドンソクは第2作から共同脚本も継続し、すでに8作目まで脚本開発に関わっているというから、マ・ソクト刑事のキャラクターが相当お気に入りなのだろう。自身も楽しみながら演じていることがユーモラスなシーンなどから伝わってくる。

第1作の敵は首都ソウルを荒らすチャイニーズマフィア、第2作ではベトナムと韓国をまたにかける誘拐殺人犯、第3作では合成麻薬を扱う日本のヤクザと汚職刑事。この最新作では世のデジタル化の波をタイムリーに取り入れ、オンラインカジノや仮想通貨上場の裏で荒稼ぎを狙うIT犯罪組織に、マ・ソクトとソウル広域捜査隊が立ち向かう。

まず犯罪のタイプからして、3作目までの伝統的な犯罪に対し、今作でIT犯罪を扱うことでストーリーに新味を出そうとする狙いはわかりやすい。とはいえ、マ・ソクトはデジタルに疎い昔ながらのアナログ派というキャラ設定なので(IT音痴ぶりを笑いのネタにもしているのだが)、やはりデジタルがらみの捜査は仲間に頼ることになるし、IT関連の犯罪や捜査のパートは活劇的に地味にならざるを得ない。マ・ソクトが鉄拳で悪党たちを次々にぶん殴って倒すアクションシーンの痛快さは健在だが、今作では敵組織における内部抗争にもかなりの尺が取られていて、相対的にマ・ドンソクの活躍が物足りない印象を受けた。

前3作でアクション演出を手がけたホ・ミョンヘンが、今作で監督に昇格した格好。監督作としてはやはりマ・ドンソク主演の「バッドランド・ハンターズ」に続き2本目で、ストーリー全体をスムーズにまとめる演出力にはまだ課題が残る。5作目以降も関わると思われるが、マンネリ化を避けつつ演出の腕を磨いてくれたらと願う。

コメントする 3件)
共感した! 9件)
高森 郁哉

4.5大いなるマンネリ

2025年3月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

興奮

文句なし。いう事なし。完璧に楽しめる。早くも次回作に期待。

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共感した! 0件)
mark108hello

3.5安心安定の品質、無敵の豪腕アニキ!

2025年3月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

楽しい

単純

2024年公開、韓国映画。

【監督】:ホ・ミョンヘン
【脚本】:オ・ソンホ

主な配役
【豪腕マ・ソクト刑事】:マ・ドンソク
【元特殊傭兵ペク・チャンギ】:キム・ムヨル
【道化役チャン・イス】:パク・ジファン

1.監督が代わったことに気付かなかった

ホ・チャンホンは第一作『犯罪都市』で、アクション監督を務めた他、さまざまな作品で擬斗を担当してきた46歳の気鋭の監督だ。
結論から言えば、クレジットを見ないでこの監督交代に気付いた人はあまり居ないのではないか?

それほど『犯罪都市』シリーズの世界観が忠実に守られている。
ラスボスとのアクションシーンは、相変わらず秀逸だ。

素手で戦うなら豪腕マ・ソクト刑事に勝てるわけないやろ?!

からのー、、、
という凝った流れで、とても良くできていた。
安定の品質だ。

2.いわゆるダブルヴィランもの

悪者同士の仲間割れを含みつつ、
人を殺しすぎて特殊傭兵をクビになった設定のキム・ムヨル演じるペク・チャンギが強い。

悪役は強ければ強いほど良い!
残忍なだけでなくアタマも切れる。
続編を期待してしまうなあ。

3.まとめ

マ・ドンソクが老いさらばえるまで続けよう。
『犯罪都市』は、ブルース・ウィリスの『ダイ・ハード』に匹敵するようなシリーズになったのでは?

ありがちな、
悪党にとっ捕まった挙句、拷問され、命からがら…

というシーンもなく、アニキは無敵。
これがよいのだ!

安心安定の品質、無敵の豪腕。
いつも思うのだが、邦画にもこういうのを期待したい!
☆3.5

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共感した! 30件)
Haihai

4.0悪人キャラが続々と。

2025年2月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

今回も予定調和のストーリーではあるが色んな悪人キャラクターが次々と出てきて戦闘シーンが多くて楽しめた。

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Yohi

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