ARGYLLE アーガイルのレビュー・感想・評価
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贅沢な無駄(?)遣い
意外と相性の悪い監督としてのマシュー・ボーン氏。何を観ても、中盤位から何か垂れて来ちゃうんですよねぇ、完全に好みの問題なのでしょうけども。そんなこんなで、リッチー風味の垣間見えるコチラも二の足を踏んでおりましたが、それこそ意外や意外、大好物でございました。「ロマンシング・ストーン」「ザ・ロストシティ」が好きなんだから当然と言えば当然なのだけれども、そこから更に良い感じに捻っているので、中盤どころかエンドロールまで飽きませんでした!特にユニバース化も続編も望んでないが、エイデン(サム・ロックウェル)が活躍するならば喜んで飛び込みますッ!往年のブルース・ウィリスの様な色気がありましたねぇ…素敵。
セルフ二番煎じ…悔しいけど面白い
キングスマン好きなら好き
騙され感は十二分でした
◉最初の騙され
エリー(ブライス・ダラス・ハワード)の小説中のアーガイルと、現実のスパイのエイダンが絡んで、巻き込まれた小説家は結局、どちらに救われるのか? 二人のエージェントが入れ替わる様がアーガイル柄と言う訳で、話はどんどんファンタジックでコミカルに傾いていった。前半はそんな、とても軽い流れに身を任せていました。何が出てきてもそれなりに愉しいと思っていたんですが、フッと見事に裏切られましたね。もちろん、それは大快感でした。
エリー自身が本物のエージェントで、記憶を失くしていたと言うオチは有りそうなのに、アーガイル柄の二人の男がいたせいもあり、思いつかなかったです。彼女はあくまで護られる側で、でも強い予知能力があり、それで諜報戦にコミットしていくと予想していたのです。小説に加筆したり、書き変えたりして、それにつれてファンタジックに展開がコロコロ変わる。
このへんで、サミュエル・L・ジャクソンが登場して、「ディープフェイク」とか、「記憶は消えることはないけれど、どこまでも沈んでいく」などと呟やいたのも、私にとっては魅惑的でした。騙されながら、更に物語の深部まで引き込まれていくのだと言う気持ち良さ。
◉二度目の騙され
ただ、エリーがアクションにまで参加するとはたまげた。しかしこちらの裏切られには、私は正直言って、ついていけなかった(いや本当は見映えの艶やかさに見惚れたんですけれど)。アーガイルとエイダンを巧みに操って、拗れた路線を修復するとか思ったのに、ご自身が颯爽と参加してしまった。
ブライス・ダラス・ハワードはどちらかと言うまでもなく、上品で控えめで豊満で、蠱惑感一杯で、ソロソロと口説きたいタイプ。発煙筒で五色の煙を撒き散らして、ダンスしながら敵を撃ち尽くしていった、このコミカルで刺激的な展開が、私的にはハマらなかった。エリーならば身体能力よりは、頭脳戦やサイコパワーだったと思うのですが。
第二幕の石油上のアイススケートは、更に残念でした。油やツルツル面での命の取り合いは、時代劇・現代劇などジャンルに拘らず、最高にヒリつくシーンだと思うのですが、うーん、何とも無理目に見えただけに終わってしまった。
私のガッカリは結局、真一文字に貫かれた今作のコミカル+ぶっ飛び路線に(特に後半)、乗り切れなかったせいでしょうね。
楽しかった
新しい感覚
ミスター WW&ハイゼンベルグ
キックアスをもう一度、
期待しながらも、
キャサリン・ターナーや、
サンドラ・ブロックを、
思い出しつつ。
演出よし、
芝居よし、
シナリオは、
この構造をつくるために、
所々に物語のスピードに、
ブレーキがかかる、
このブレーキが気にならなければよし、というところか。
もちろん、
ブレーキが、
気にならないよう、
サム・ロックウェルの、
細かな表現の技術が、
日常、非日常、夢物語を、
行ったり来たりしても、
気にならないよう工夫されているし、
われらがミスターWW&ハイゼンベルグが、
ジキル&ハイドのように、
また、
サミュエル・L・ジャクソンも、ちゃんと機能させている、
という点も演出よしの根拠。
主人公のぽっちゃりさんが、
続編以降も、
火力に逃げないで、
派手なアクションでごまかないで、
とんでもない曲芸で時間稼ぎをしないで、
あくまで日常の延長感で、
変身前の、
髪の毛ボサボサ、
家でしか着ない服で、
というキャラクターが効いているからこそ、
変身後の、
オイルダンスも、
カラフルな煙幕も効いている。
マシュー・ボーンのエンターテインの方法は他のアクション映画とは違うというところを展開できるかが、
続編以降シリーズ化できるかどうかの生命線になるだろう。
しらんけど
長くてやや疲れました、、
ブライス・ダラス・ハワード💕
一つの作品としての完成度が高い!!
キングスマン好きとして、ファーストエージェントは期待外れだったので、再度期待して鑑賞したが、最高だった!
冒頭は期待に反してゆるく、退屈だったものの、中盤からのどんちゃん騒ぎから夢中になっていました。
ほぼすべての登場人物が、あますことなく、最後まで倒し倒され、活躍する、そしてどのキャラも愛らしい。
ポップでクールな音楽にあわせた、ダンスシーンも世界観にピッタリ。伏線(?)のように過去のシーンがつながるニヤリとする展開も盛り沢山。
最初から最後まで、一つの作品としてよく練られ、(いい意味で)どこかチープな感じで、作り上げられていました。
ルックス含め、スタイリッシュとは言い難いが、それくらいがいいんじゃなかろうか。
とても楽しめる作品でした。
難しいなあ
まさかまさかのストーリー
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