PHANTOM ユリョンと呼ばれたスパイ

劇場公開日:

PHANTOM ユリョンと呼ばれたスパイ

解説

「毒戦 BELIEVER」のイ・ヘヨン監督が、1930年代のソウルで繰り広げられる諜報合戦を緊張感たっぷりに活写したスパイアクション。

1933年、日本統治下のソウル(京城)では、抗日組織「黒色団」のスパイ「ユリョン」が暗躍していた。警備隊長の高原は、朝鮮総督府内に潜入して総督暗殺を企むユリョンを捕まえるべく、人里離れた崖上のホテルに容疑者たちを集める。疑いをかけられたのは、保安情報受信係監督官の村山、暗号記録係のチャギョン、政務総監秘書の佑璃子、暗号解読係長のウノの4人。たった1日という限られた時間の中、仲間のために暗殺作戦を成功させなければならないユリョンと、自分にかけられた疑いを晴らそうとする者たちの心理合戦と死闘が幕を開ける。

出演は「ペパーミント・キャンディー」のソル・ギョング、「エクストリーム・ジョブ」のイ・ハニ、「パラサイト 半地下の家族」のパク・ソダム、ドラマ「イカゲーム」のパク・ヘス、「トンソン荘事件の記録」のソ・ヒョヌ。

2023年製作/133分/G/韓国
原題または英題:Phantom
配給:クロックワークス
劇場公開日:2023年11月17日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5韓国は好きではないが、統治された国を取り戻したいという気持ちは分か...

2024年10月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

韓国は好きではないが、統治された国を取り戻したいという気持ちは分かる。
ヒステリックな秘書の女には完全に騙された。
あれほど凄腕の工作員だったとは。
仲間を先に逃がして現場に残った時は完全に死亡フラグが立っていたのに、まさか最後まで生き残るとは。

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省二

3.0みんな、日本語がんばった!

2024年8月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

2023年公開、韓国映画。

監督・脚本:イ・ヘヨン

配役
【パク・チャギョン】:イ・ハニ
【吉永佑璃子】:パク・ソダム
【村山淳次】:ソル・ギョング
【高原海人】:パク・ヘス

原題は、『幽霊(ユリョン)』。
1933年、日本統治下の朝鮮を舞台に、
反日武装集団・黒色団のスパイ ”ユリョン” を探し出そうとする地元公安と、黒色団の死闘を描く。

親日 vs. 反日
葛藤を今も続ける韓国らしい映画。

日本人含め全員を韓国の俳優陣が演じている。
セリフの7〜8割が日本語だ。
大変だったろう、
よく頑張った。

さて、肝心の内容だが、、、
たびたび書くのも面倒だが、事実なので仕方ない。
お決まりの
「間抜けで残虐な日本人」を
「優秀で強い韓国人」がやっつける
だけの作品だ。

本作にひねりがあるとしたら、
「日本人として生きたい日朝ハーフ」
も登場して、巴戦(ともえせん)にしたことか。

ただ、結果として、
映画が長くなっただけかな??

パク・ソダムはいつも良い味を出す。
『パラサイト半地下の家族』
『 パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女』
に続き、彼女の良さがでていた。

☆3.0

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Haihai

3.5ファシストはユリョンを恐れる

2024年8月11日
iPhoneアプリから投稿

「PHANTOM ユリョンと呼ばれたスパイ」観了。日本統治下の時代の抗日組織を描いた映画、ドラマは沢山あるけど、組織のスパイを炙り出すためにホテルに容疑者が集められるという設定(無理があるけど)とソルギョング演じる日朝同祖を唱える複雑な出自の「村山」の存在が新鮮味でしたね。

当然、ファシズム野郎やクズのレイシストはくたばれという映画です。そして、イ・ヘヨン監督ですので、後半は派手にアレします。前作の心理戦が退屈と感じた人は我慢して観てね。

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ピンボール

3.5抗日スパイは映画館がお好き

2023年12月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

三部構成の本作。第一幕は朝鮮総督を暗殺しようとするスパイたちの暗躍を描き、暗号解読シーンや映画館のポスターを使った暗号指令などが興味深い、第二幕はホテルを舞台に集められたスパイ容疑者たちによるミステリー仕立ての密室劇のようなサスペンス、互いにスパイが誰か探り合ったり容疑を擦り付けようとしたりと巧みな心理戦が繰り広げられる。そして第三幕は独立運動派と総督府側との激しい戦闘アクションで盛り上げる。
特にクライマックスの幕を使った演出は燃えよドラゴンのクライマックスの鏡張りの部屋を彷彿とさせる。

役者陣も実力派ぞろい、特に朝鮮人と日本人の間に生まれたために、優秀な軍人ながらその出自で出世の道を断たれスパイ容疑をかけられるという難しい役どころを演じたソル・ギョングは久しぶりに見たが相変わらずの存在感だった。

「崖上のスパイ」とはまた一味違った抗日運動を描いた娯楽性に富んだ作品。そういや「崖上のスパイ」でも映画館がスパイの連絡手段に使われていたっけ。

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