配信犯罪

配信で観ようと思って映画館スルーした作品､で配信で観た。

悪い意味で気になったのは､

画質がクリアすぎるというか映画というよりドラマみたいな画質に感じた､配信で観たからかな？映画館で観たら普通だったのかも…

あと､綺麗(クリーン)すぎるというか､部屋とか服とか清潔感がありすぎて整いすぎてて､リアルな感じがしない。

それに､演技というか演者というかキャスティングが気になった。

トドメに､話が胸クソで気分が悪い。

以上のことから萎え萎えだったけど最後まで観た､最後まで観たら少し評価が上がった。

韓国の有名な犯罪で､n番部屋ってあったけど､その影響があるだろうし､他にも性的な配信があるし､

そうじゃなくても､ネットという仮想世界で人を傷つけたり､人を傷つけるような言葉が溢れている､

そんな現代に響くメッセージ性を感じた。

評価は､甘ーい65点。

■就職活動と恋人・スジン（キム・ヒジョン）のサプライズパーティの準備に追われるフリーランスのプロデューサー・ドンジュ（パク・ソンホ）のパソコンに、謎のライブ配信リンクが届く。
　そこには、スジンと「ジェントルマン」と名乗る仮面を着けた悪趣味な色のスーツを着た男（パク・ソンウン）が映っていた。
　ドンジュは囚われたスジンの救出に奔走するが、予想外の展開が彼を待ち受けていた。

◆感想<Caution!内容に触れています。＞

・最初は、悪趣味な映画だなあ、と思いながら鑑賞していたが、その後のスジンと「ジェントルマン」との関係と、ドンジュとの関係が露わになる展開とラストからは、この作品に何故に、パク・ソンウンがほぼ、フルで出演したかが分かるのである。

＜途中までは完全に騙されるが最後まで観れば、この映画が”他人の不幸をインターネット生配信動画で、嗤いながら視ている輩には制裁を。”と言うメッセージを込めたデジタル性犯罪防止映画という事が分かる作品なのである。＞

ラストまさかのどんでん返し。それまではジェントルマンに喧しく騒ぐだけのダラダラした展開に飽き、同じ様なネットを活用したSearchにはストーリ性や緊迫感などあらゆる点で及ばないと思っていたが無関心なネット層への彼女を見殺しにされた復讐劇だったとは。これぞ韓国映画という社会への強烈なメッセージだった。

想像した内容とはちょっと違ったけど面白かった。なかなか、楽しませてもらいました。

会員制の闇配信。犯罪の生中継みたいな番組、実際にありそうな気もする。
向こうが誰かも分からない。こちらが誰かも伝わらない。責任もなく、言いたい放題の無責任発言が飛び交う。
似たような状況は、確かに存在している。

本作品は、今にも彼女が被害者になりうる闇配信を目撃し、どうにか助けようとする彼氏の話。
韓国映画ということもあって、ストレートなどぎつい映像を期待していたんだけど・・・
何か違う？終始、違和感に包まれながら、どうなる？どうなる？って、魅入ってしまった。
【ネタバレ】

彼女が連れ去られ、絶望的な最後を迎えた時、全ての真相が明らかにされる。

彼女は無事だった。闇配信自体がフェイクの番組であり、目的は番組参加者を白日のもとに晒すことであった。
ストレートな描写の韓国映画で、なかなか裸を見せなかった彼女が違和感でした。コンプライアンスがうるさくなって、エロを控えたのかなって、思ってたけど、ストーリー上、こういう真相では仕方ない。

好き勝手言い放題だったネット住民たちの個人情報が公開されることに、ざまあみろッて思う反面、ちょっと怖い気持ちもあります。

こうして、レビューを書いているのも匿名であり、共感、コメントしてくれたのが、もしかしたら自分の知っている人かもしれない。
普段の生活では、あまり公表しないような事も書いたりしてるので、もし知られたら気不味いってことも、無きにしも非ず。
ネット内の世界は、これが普通だと思ってるから、ここに現実社会が絡んでくると、やっぱり、う〜んかな。
そんなことを思いながら楽しませてもらった一本でした。

ところで、彼女は何時からこの計画に加担してたんだろう？
もしかして、付き合い始めたのも計画の一部だった？