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ファントム・スレッド : 特集

2018年5月14日更新

“絶対見るべき”オスカー受賞作──だが“それだけ”じゃなかった!
驚がく度92%! 天才仕立屋と女神が開けた《禁断の扉》の先にあるものとは―─
その愛の結末に、あなたの愛の概念は揺さぶられる!

アカデミー賞衣装デザイン賞受賞(全6部門ノミネート)作品が、いよいよ公開
アカデミー賞衣装デザイン賞受賞(全6部門ノミネート)作品が、いよいよ公開

アカデミー賞に3度輝く名優、ダニエル・デイ=ルイス“最後の作品”であり、「マグノリア」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」のポール・トーマス・アンダーソン監督との2度目のタッグ作、そしてオスカーも受賞──これだけで、「映画ファンが絶対に見るべき」注目作と言えるが、本作はそれだけの作品ではなかった。天才仕立屋が、若きウェイトレスを自身のミューズとして見初めるシンデレラ・ストーリーと思わせながら、実は……。驚きの展開に戦慄! ぼう然! 見る者の予想を裏切る、禁断かつ至高の1本の秘密とは!? (※92%は配給会社調べ)


シンデレラストーリーの思いは裏切られる……美しく恐ろしい愛の主導権争い!
純愛、偏愛、変態、それともホラー!? 予想できない結末をあなたは目撃する

天才仕立屋レイノルズは、見初めたアルマをモデルにドレスを作り続けるが……
天才仕立屋レイノルズは、見初めたアルマをモデルにドレスを作り続けるが……
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1950年代のロンドン。ファッション界の中心に君臨する天才的仕立屋レイノルズ・ウッドコック(ダニエル・デイ=ルイス)は、超完璧主義なエゴイストだった。自身のドレスに見合う“完璧な身体”を求めていた彼はある日、ウェイトレスとして働くアルマ(ビッキー・クリープス)と運命的に出会う。彼女をミューズ(女神)として自らの高級衣装店に迎えたレイノルズだが、甘いロマンスを期待したアルマの思いとは裏腹に、彼が執着するのは彼女の身体だけ。作り続けられるドレスによって、アルマは美しさと輝きをまとっていくが、“道具”として扱われることに不満を募らせた彼女はある日、朝食に微量の毒を盛り込む……。反撃に出たアルマに、レイノルズが取った行動とは? ふたりの関係の主導権は一体どちらが握るのか? 抜き差しならない愛のマウンティングによって、事態は思わぬ方向へ──。

天才仕立屋(左)が見出したミューズ(右)……だが、愛の主導権を奪い合うことに……
天才仕立屋(左)が見出したミューズ(右)……だが、愛の主導権を奪い合うことに……
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この予想だにしない展開は、見る者に実に様々な感想をもたらす。この愛は「純愛」なのか、「憎しみ」なのか? とにかく自分の感想・解釈を話したくて仕方がない、そして別の人の感想・解釈を聞きたくなる。ただ「美しい」だけの映画ではない、これは「見た人誰もが、語り合いたくなる映画」なのだ。見る前と後では、あなたの愛の概念は大きく揺さぶられるに違いない!

関係解消の危機が訪れても、それを乗り越えることできずなを深めていくふたり
関係解消の危機が訪れても、それを乗り越えることできずなを深めていくふたり

見とれてしまいました、本当に。愛のかたちに「正解」なんてないと思うんです。だからこそ「異端」もない。許し合う愛もあれば、束縛し合う愛もあり。そしてこの映画のような「禁断のかたち」も……。驚くかたちですが、すべては愛ゆえに、ですよね。これは絶対に純愛! アカデミー賞6部門ノミネートも納得の、「究極のハッピーエンド」です!

主導権を握るのはどちらなのか? 水面下で展開する男と女の駆け引きにも注目
主導権を握るのはどちらなのか? 水面下で展開する男と女の駆け引きにも注目

ちょっとちょっと……語弊があるかもしれませんが、正直ホラーかと思っちゃいました。大好きな人に毒を盛るなんて怖すぎる。そしてあの結末……正直結婚することが怖くなりました。女の怖さに震えます! 世の男性陣は覚悟して見るべしです! とはいうものの、作品世界にグッと引き込まれるのは確か。とにかく“ものすごい”映画です。

もう離れられない──ふたりが開けてしまった「禁断の扉」とは?
もう離れられない──ふたりが開けてしまった「禁断の扉」とは?

参った! 降参です。世の中には色んなカップルがいるから、愛し合い方は自由だし、その中で納得し合っているんだったら、はい、もう好きにやってください(笑)。後半は、見方によっては変態プレイなんじゃないかと笑ってしまいました。いやしかし……本作は、予想を“いい意味”で裏切られました……。


「ゴーン・ガール」「エル」「アイズ ワイド シャット」よりも衝撃的!?
人気映画ライター新谷里映イチ押し! 新たに生まれた“普通じゃない”愛の物語

見たら誰もが自分の感想を話したくなる「普通じゃない」ラブ・ストーリー
見たら誰もが自分の感想を話したくなる「普通じゃない」ラブ・ストーリー

男女の愛を描いているのに、数ある恋愛映画とはまったく違う語り口──異彩を放つ“普通じゃない”ラブストーリー作は、これまでにもいくつか登場してきたが、本作が描くのはそれ以上の衝撃!? 映画ライターの新谷里映氏が、新たに生まれた異色作の奥深さを述べた。

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もうこの神業的名優には2度と会えない──鬼才監督が彼に捧げた最終作
希少すぎる《3つの至高》がそろったオスカー受賞作

レイノルズとアルマが、初めて出会うシーン──ここからすべてが始まる
レイノルズとアルマが、初めて出会うシーン──ここからすべてが始まる

本作は、俳優業の引退を宣言したダニエル・デイ=ルイスの最後の主演作。「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」で初タッグを組み、デイ=ルイスにアカデミー賞主演男優賞をもたらした鬼才監督ポール・トーマス・アンダーソンが、再び彼のために作り上げた崇高な作品と言えるだろう。映画界を去るタイミングでめぐり合った、極上の舞台。もう2度と見られない。最後の「神がかり的名演」を絶対に見逃してはならない。

「マイ・レフトフット」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」「リンカーン」で受賞
「マイ・レフトフット」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」「リンカーン」で受賞

マイ・レフト・フット」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」「リンカーン」──3度アカデミー賞に輝いた男優は、映画界で唯一、彼だけだ。役そのものになりきるその姿勢は、本作でも貫かれ、撮影前の約1年間、有名裁縫師のもとで修行を積んだ。さらに監督の脚本執筆にも参加。まさに“最後にして最高”のキャリア到達点となった。

デイ=ルイスとは「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」以来10年ぶりとなる2度目のタッグ
デイ=ルイスとは「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」以来10年ぶりとなる2度目のタッグ

新たな作品を送り出す度に注目を集め、すでにアカデミー賞でも6つのノミネート経験を誇る鬼才監督。カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界3大映画祭すべてで監督賞を受賞しているとなれば、その監督力にまったく疑いはないことは明らかだ。本作は「究極のラブストーリー」。名優の力を借りて、新たな境地へと到達した。

目を見張る衣装を担当したのは「アーティスト」でもオスカー獲得のマーク・ブリッジス
目を見張る衣装を担当したのは「アーティスト」でもオスカー獲得のマーク・ブリッジス

物語を彩る映像や美術、衣装、音楽の美しさは、各映画賞を大きく魅了。第90回アカデミー賞では、作品賞、監督賞ほか全6部門でノミネートされ、衣装デザイン賞を受賞。ゴールデングローブ賞では主演男優賞と作曲賞にノミネート、英国アカデミー賞では衣装デザイン賞受賞を果たした。美しく妖艶な世界に、酔いしれてしまう。

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