サウスポー

トップから転落したボクサーがどん底から這い上がり娘を取り戻すために再びリングに立つ。
こういうのは単純で分かりやすくて何も考えずに観れるから良い。トレーナーのティックのセリフがいちいち刺さって存在感あった。ジェイクギレンホールの鍛えられたシックスパック

過去に、レンタルで観ました💿

ビリーを演じたジェイク・ギレンホールの魂が乗った演技はもとより、トレーナーのティックを演じたフォレスト・ウィテカーも助演として申し分ない働き🙂
ビリーの妻モーリーンはレイチェル・マクアダムスが演じていて、早々に退場してしまいますが相変わらずの可憐さ😀

感情をコントロールすることを学び、新しい人生を歩もうとする1人の男の物語は、王道ながら胸を打ちます。
キャスト陣の表現力が相乗効果を生んだいい例で、私は好きな部類の1本です🫡

この映画には
怒り、家族
喪失、希望
それが最初から
全開で突っ走る。

しかし役者は凄い
そのひとことに尽きる。

構成は好きでは無い。

※

スポーツ映画はスポーツのルールが分からないと面白くないという偏見と食わず嫌いで観てなかったが、今回初めて鑑賞。

序盤からクライマックスで、てっきり奥さんが死ぬのは中盤だと思っていたから驚き。そこから転落していく様は少し駆け足だったような気もしたけれど、やはりホープの人間臭さや最愛の妻を失ったという傷が上手く表面に出てきていて、引き込まれる。
娘と引き離された後に自己研鑽に少しずつ励んでいく描写から見事な復帰。予想通りの展開でも、序盤の妻モーリーンとのやりとりを観た後だと感動してしまう。
ボクシングシーンも撮影や切り替えが綺麗で、観戦したことがない私でも見やすかった。
娘はちょっとお父さんに酷かったと思うけど、十歳でしかもあんな境遇に陥ったらしょうがないのかな…？

スポーツ映画が苦手だという感覚を払拭できた良い映画だった。