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生田斗真&吉高由里子、壮大な純愛劇「僕等がいた」2部作にW主演

2011年5月2日 06:00

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生田演じる矢野(左上)と吉高扮する七美(右上)、 高岡は竹内(左下)、本仮屋は有里(右下)に
生田演じる矢野(左上)と吉高扮する七美(右上)、 高岡は竹内(左下)、本仮屋は有里(右下)に
(C)2012小畑友紀・小学館/ 「僕等がいた」製作委員会

[映画.com ニュース] 累計発行部数1000万部を突破する人気少女漫画「僕等がいた」が、生田斗真吉高由里子のダブル主演で映画化されることになった。配給の東宝とアスミック・エースは、前後編2部作連続での公開を発表。生田は人気者でありながら心に大きな闇をもつ矢野元晴、吉高は矢野を一途に思い続ける高橋七美を演じる。

小畑友紀が「月刊ベツコミ」(小学館刊)で連載中の同名漫画が原作で、第50回小学館漫画賞(少女向け部門)を受賞した国民的べストセラー。北海道の釧路と札幌、東京を舞台に、純粋で繊細な主人公・矢野と七美の10年以上にわたる壮大なラブストーリーの“回想録”を、「ソラニン」の三木孝浩監督のメガホンで描く。

生田扮する矢野は、クラスの3分の2の女子が一度は好きになってしまう非の打ちどころのない人気者。自分を裏切った恋人を交通事故で失った過去をもつという役どころとなるが、「こんなに格好いい、それでいてとても人間的なキャラクターを自分が演じさせてもらうことに恐縮していますが、精いっぱい“矢野”という人物に息を吹き込みたい」と意気込む。さらに、「学生服を着るのはこれが最後になるかもしれないので(笑)、甘酸っぱいスクールライフを思い切り満喫したい」とコメントを寄せた。

一方の吉高は、明るく前向きで無邪気な性格が矢野の心を開かせていく七美に扮する。漫画原作のラブストーリーに臨むのは初めてだといい、「今日に至るまでたくさんの方が読んで、胸が高鳴ったり焦がされたり、愛されてきた素敵な漫画だと思います。そして、これからも残る作品として原作ファンの方を裏切らないよう、恥ずかしくないように尽力したいです」と5月からのクランクインに備えている。

また、矢野の大親友で七美の相談役・竹内匡史役で高岡蒼甫、矢野の元恋人の妹・山本有里役で本仮屋ユイカの出演も決定。前編では、純粋であるがゆえに交錯する4人の関係を軸に、矢野と七美がさまざまな葛藤(かっとう)を抱きながらも初恋を成就させる。後編で描かれるのは、東京へ引っ越した矢野との再会を夢見て大学進学を果たした七美を待っていた、最愛の人の消息不明という事実。苦渋の決断で姿を消した矢野と七美は数年後、思いがけず再会を果たす。

三木監督は、「誰もが一度は夢見るすべてを捧げてもいいと思える恋愛の一瞬を、多くのファンがドキドキしながら見守ってきた一大恋愛叙事詩の結末を、僕自身も楽しみにしながら全力で映画化したい」と恋愛映画としては異例の2部作に意欲を燃やしている。原作者の小畑は、「田舎の自室でひとりちまちまと描いていた世界が、多くの方の手を借りて映画になるということが、なんとも感慨深いです……」と語った。

「僕等がいた」2部作は、2012年春に連続公開。

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