“壁が厚い”山田孝之、部屋をのぞいてみたい男に選ばれる
2010年9月16日 21:56

[映画.com ニュース] 浅野忠信、美波、小池栄子、山田孝之が共演する映画「乱暴と待機」の完成披露試写会が9月16日、東京・テアトル新宿にて行われ、美波、小池、山田、冨永昌敬監督、原作者の本谷有希子が舞台挨拶に立った。
同作は、演劇界・文学界で注目を集めている女性作家・谷本の作・演出で2005年に上演され、その後刊行された同名小説を映画化。本谷作品の映画化「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」に続いて2作目となり、今回は、郊外の木造平屋建ての市営住宅に住む男女4人の淫靡(いんび)で滑稽(こっけい)な関係が描かれる。
浅野が演じる英則に自分自身を覗かせる女・奈々瀬役の美波は、メガネにスウェット姿という衣装でヒロインを演じたが、特に抵抗はなく「着心地が良かったですね」とニッコリ。また、奈々瀬の滑稽な言動に苦労したそうだが、「奈々瀬の一番の理解者は私。痛い女の子だけれど、痛く演じてはいけないと思った」と振り返った。
英則と奈々瀬の近所に引越してきた夫婦、あずさと貴男を演じるのは小池と山田。小池は「嫉妬(しっと)に荒れ狂う女の役だったので、今でも思い出すと苦しいです。男はみんな奈々瀬のような女の子が好きなんですよね……」と苦笑いし、夫役の山田は「動物の本能で生きているような人たちばかり、アニマルプラネットな映画です」と、言葉少なくも映画の本質をついたコメントを残した。
また、誰の部屋を一番のぞいてみたいかという話題では、「強烈に壁が厚い」という理由で山田が一番に選ばれた。しかし、本人は「こんなに変な物語を書いている本谷さんの部屋を見てみたい」と反撃。会場の笑いを誘った。そして、最後に冨永監督が「出演者の全員が、最低1回はみっともない格好になっているので、それを楽しんでほしい。一番みっともないのは今日ここにいない浅野さんですが(笑)」と話した。
「乱暴と待機」は10月9日から全国公開。
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