ハクソー・リッジのレビュー・感想・評価

ハクソー・リッジ

劇場公開日 2017年6月24日
321件中、1~20件目を表示 映画レビューを書く

信仰の狂気が勝利する瞬間。

信仰における信念から誰一人殺さない。武器も絶対に持たないが、ひとりの国民として戦争には役に立ちたい。それも苛酷な最前線で。

劇中で困惑する上官たちならずとも、ちょっとおかしいんじゃねえかと思うだろう。誰一人傷つけたくないのに、戦争の大義は否定しない。そこには大きな矛盾がある。その矛盾を埋めようという努力を主人公はしない。ただ、現実を自分の信仰の基準に強引にハメ込もうとしている気すらする。

だから衛生兵になって、傷ついた兵士を助けたい。そう固く決意して、本当に実践してしまった男の実話なわけだが、クライマックスで男の信念に捻じ伏せられた。

「神様、あと一人助けさせて」と祈りながら、米兵も日本兵も治療し、救出して回る。偽善、と言えば偽善だと思う。が、偽善であってもここまでやれば善なのだ、と本作を観ていると納得せざるを得ない。まさに結果がものを言う。正しいかどうかはわからないが、正直感動した。

バッハ。
バッハ。さん / 2017年6月30日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  怖い 興奮 知的
  • 鑑賞方法:試写会
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 15 件)

ガーフィールド、“日本”と“信仰”との奇縁

ハリウッドスターが日本を舞台にした映画に主演するなど、そうたびたび起きることではない。ところが何の巡り合わせか、アンドリュー・ガーフィールドは時をほぼ同じくして、マーティン・スコセッシ監督の「沈黙 サイレンス」では江戸時代に来日する宣教師、本作では沖縄戦に従軍する衛生兵として主役を張ることになった。

両作品のもう一つの重要な共通点は、どちらの主人公も敬虔なキリスト教者であり、その信仰心が試される受難が描かれていること。メル・ギブソンは監督作「パッション」でキリストが拷問される凄惨な描写で物議を醸したが、本作でも訓練時のいじめや地獄絵図な戦場での命懸けの救助活動が執拗に提示される。キリスト教圏においてあるいは自明なのかもしれないが、受難に耐え克服する熱情こそが信仰の本質である、より端的に言えば「受難は熱情と同義である」ということを、メルギブは諸作を通じて語っているように思える。

AuVis
AuVisさん / 2017年6月30日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  怖い 興奮
  • 鑑賞方法:試写会
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 6 件)

メル・ギブソンの執念が成し遂げた、誰も観たことのない種類の戦争映画

メル・ギブソンの執念を見た。溜まっていたものを全てぶちまけるように、観る側が恐れおののくほどの圧倒的な戦場を描き尽くしている。確かに激戦地で銃弾が、肉片が飛び散る様には凄まじいものを感じた。が、秀逸なのは「人命を奪い合うこと」以上に「人命を助けること」をここまでの壮絶さで描き切った点だろう。奇しくもガーフィールドがロープを駆使して崖から負傷者を下ろす様には『アメイジング・スパイダーマン』、あるいは信仰に生きる『沈黙』の役柄すら彷彿させられた。

また、本作は主人公の半生についてドラマを重ね、彼が「絶対に武器を手にしない」という信念を貫く根拠をじっくりと醸成していく。そこで絡まり合う父親像の素晴らしさをどう表現すれば良いのだろう。ギブソンは弱い者、傷ついた者にどこか優しい。彼自身、人間の底にある弱さを自覚しているからこそ、再起しようとする者にかくも特別な見せ場を用意せずにいられなかったのかもしれない。

ぐうたら
ぐうたらさん / 2017年6月28日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  泣ける 怖い 知的
  • 鑑賞方法:試写会
  • コメントする
  • 共感した! (共感した人 5 件)

理屈を超えた信仰心の崇高さと畏怖

本作は戦争についての映画ではない。実際に主舞台は沖縄の地上戦ではある。しかし、本作は戦争の何たるかについて描いた作品ではなく、一人の男の信仰心について描いた作品だ。彼の信仰を試される場として戦場が設定されているに過ぎない。

もっぱら映画の焦点は、アンドリュー・ガーフィールド演じるデズモンドの信仰を貫く姿勢に当てられる。戦場描写の凄惨さに関して『プライベート・ライアン』と比較されているが、内容に関しては、むしろ同監督の『パッション』を連想させる。どちらも信仰に殉じた男を描くという点で両作は同じ方向をむいた作品と言えるだろう。

宗教的信念により、訓練中も武器を持たず、そのため同僚から激烈な差別を受け、衛生兵として従軍を認められても、戦場で一切の武器を持たず、激戦のなか敵味方関係なく命を救い続ける。その姿は崇高さと同時に狂気をも感じさせる。パッションのキリスト同様、理屈を超えた自己犠牲の美しさと畏怖を描いた傑作。

ローチ
ローチさん / 2017年6月22日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  怖い 興奮 知的
  • 鑑賞方法:試写会
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 8 件)

デズモンド勇気をありがとう

どんな言葉で言い繕っても、戦争は戦争。
人が人を殺める残酷な時代。
だがそんな混沌とした極限の世界でここまで信念を貫いた勇敢な男を我らは目にする。
とてつもない勇気と感動を与えてもらった。

アンドゥ
アンドゥさん / 2018年1月24日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

メル

マッドマックスが撮ったスピリチュアル映画。戦争の悲惨さとか、そういう感じでもない。なんなんだろう、この流刑地オーストラリア出身のメルが描く一貫して血みどろなキリスト教感は。自らの肉体を傷つけるプリーチャーというのはイーストウッドの専売特許なのだけれど、イーストウッドが亡霊なのに対して、ギブソンは精霊系。顔のない天使の時から。炸裂するカトリシズム、パトリオティズム、血を浴びる身体。さすがマッドマックス、崇高さのかけらもなく、凄く面白い。かつてなく誠実な日本人兵の描き方な気がする。自爆、ハラキリ、紋切り型で、何を信じてるかの違いだけでイエモンもヤンキーもお互いすこし狂ってて。切断された遺体を盾に特攻する米兵と、白旗揚げて自爆する日本兵の対比はフェア。

ssspkk
ssspkkさん / 2018年1月21日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

知ることが出来た

戦争は悪いものと言われ続けてきたが、「いけないもの」ぐらいの認識だった。この作品を通じて改めて戦争と言うものを感じることが出来たと思う。お互いの大事なものを守る為自分の命を捨てる覚悟がアメリカ兵ともに日本兵からも伝わってきた。鉛玉1つで命は散る。軽いけど沢山の思いが詰まった命を簡単に失ってはいけないと感じた。

マヨラー侍
マヨラー侍さん / 2018年1月20日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

内容はともかく

沖縄戦、米側を美化しすぎ!米の映画なんで仕方がないが。見ていて不愉快になって来たわ。

おっさん
おっさんさん / 2018年1月10日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 1.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

さすがメルギブソン

感動的な戦争映画だと思う。
しかし日本人が殺されすぎるのは少し…複雑な気持ち。

ジョージ
ジョージさん / 2018年1月8日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

自己犠牲

ドスは確かに模範的な良い人です。ただこの作品は、「人を殺す」という戦争の核心には触れていません。ドスの様な善良で盲目的な人のおかげで、戦争という殺しが継続できることだけが分かります。なぜなら彼は、文句を言ったり、発狂したり、途中で辞めたり、逃げたりせずにいるからです。頑なに信念を曲げない事は決して悪いことではありませんが、この作品で描かれているドスには、共感することはできませんでした。

この作品のテーマは「戦争」という本質と向きあうのではなく、自己犠牲の精神を美談として描いている様に感じました。美談に仕立てると戦争の本質が見えなくなります。自己犠牲という暴力が見えなくなります。日本軍も過労死もブラック企業も必ず自己犠牲を強いてきます。もともとそういう考えの作品であれば、仕方がないとしか言えません。

ミカ
ミカさん / 2018年1月7日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 2.0
  • 印象:  単純
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

本当はすばらしい内容なのかもしれないが…、なんだかCGのような現実...

本当はすばらしい内容なのかもしれないが…、なんだかCGのような現実感の無い映像が多く、個人的に好きになれなかった。また、顔のアップが多く、マカロニウェスタンのようなスタジオ戦争映画、と感じた。

Jeffy Rider
Jeffy Riderさん / 2018年1月6日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

素晴らしい

『沈黙』とキャラ被りだけど、非常に良い作品でした。

そうたん
そうたんさん / 2018年1月5日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

本当にすごい映画です。戦闘シーンはやり過ぎではないでしょうか?でも...

本当にすごい映画です。戦闘シーンはやり過ぎではないでしょうか?でも、第2次世界大戦の沖縄であのような戦いがあったこと、初めてしりました。日本兵と戦う話ですから、日本人としては、ちょっと複雑ですが、米兵がヘルメットなのに、日本兵は布の帽子をかぶっていて、それだけでも、当時の国力の差が感じられました。

それにしても、実話ということ。武器を持たずに、弾丸が飛び交う中、救助に徹するとは、男ナイチンゲールとでもいいましょうか。

最初の段階ではどちらかというと、主人公は、のんびりした感じに描かれていますが、戦場では負傷兵を担いで逃げる、強靭なスーパーマンに変身するのです。ヒューマンストーリーであり、ヒーロー映画でもあるのです。

ゆう
ゆうさん / 2018年1月2日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

少し物足りない。

戦場の臨場感が出ていて良かった。
実話に基づいてらしいが、主人公に弾が当たらないです(笑)
コレを言ったら元も子もないが、主人公が銃撃戦をしないので、少し物足りなかった。

SICK_JOY
SICK_JOYさん / 2018年1月1日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

アメリカ万歳映画ではない

視聴:1回目
推薦:戦争映画をたくさん見てきた人に
感想:信念を貫き戦争に参加するも銃は持たないという偽善者のように映る行為を丁寧に描ききった作品。戦闘シーンの迫力は言うまでもなく、信念の前に行く度も立ちはだかる様でした。救助がいかに大変かを見る人に十分伝わったと思う。

ほんげ
ほんげさん / 2017年12月21日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  興奮 怖い
  • 鑑賞方法:DVD/BD
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

祈る神様がいない私でも ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

私は日本人にありがちな、ふんわり仏教風味な無宗教。祈る神様がいない。
祈るときは神様仏様ご先祖様と祈ってきた。

だから主に語りかけたり、教えにより何かを守り抜くという発想も習慣もなくて、いつも思うけどその手の作品に対して入り込めない面がある。

そしてこの作品は、敵が日本人…
作中の複雑な心境たるやスゴくて、戦闘シーンや生々しい描写の間、ずっと泣きながら謝ってしまった。

その距離感と辛さを差し引いても4点。

味方からの誤解と批判と攻撃に屈さず、人を傷付けず、自分を危険にさらしながらも助け続け、凄惨な戦地を去った後も穏やかな表情で笑う姿、感動なんて言葉では表せないほど感動しました。

祈る神様を持つ人には、きっともっと心打たれる作品なのだと思う。

ke_yo
ke_yoさん / 2017年12月19日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  悲しい 怖い 知的
  • 鑑賞方法:DVD/BD
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

プライベートライアンを超えられない作品 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

ゾンビみたいに湧くように日本兵が戦場に出てくるあたりがギブソン監督はまだまだだなぁ~

ひぃちゃん
ひぃちゃんさん / 2017年12月18日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

戦場の圧倒感がすごい。

戦場のすごさに圧倒された。実際ああなんだろうね。ストーリーそのものは想定内なんだけどね、凄い迫力だった。

khapphom
khapphomさん / 2017年12月9日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  興奮
  • 鑑賞方法:DVD/BD
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

戦場の迫力、悲惨さを感じた。 足が吹き飛ばされた人の肉片などすごか...

戦場の迫力、悲惨さを感じた。
足が吹き飛ばされた人の肉片などすごかった

一人で何人もの負傷兵を崖から降ろすなんて、凄まじい精神力だと思う。

Mi-ku
Mi-kuさん / 2017年12月9日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

信念を貫く物語

実話を元にした戦争映画。
太平洋戦争中、沖縄での地獄のような戦場でたった一人、武器を持たずに日本兵を含めた75人の命を救った衛生兵の物語。

主人公が経験なキリスト教徒なので、信仰についての映画と思われるかもしれないけど、本作で描かれているのは人に何と言われようと「信念」を貫き通す事の難しさや、いかなる状況でも信念を貫き通すことの尊さを描いているんだと思う。

そんな重いテーマを描きながらも、映画としての面白さもしっかり担保してて、監督としてのメルギブの能力の高さに舌を巻く。

青空ぷらす
青空ぷらすさん / 2017年12月8日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  泣ける 怖い 興奮
  • 鑑賞方法:DVD/BD
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

321件中、1~20件目を表示

映画レビューを書く
このページの先頭へ

最近チェックした履歴

映画の検索履歴

他の映画を探す

映画館の検索履歴

他の映画館を探す

特別企画

Jobnavi