劇場公開日 2016年4月15日

  • 予告編を見る

スポットライト 世紀のスクープのレビュー・感想・評価

全287件中、101~120件目を表示

4.0派手さはないが、見ごたえあり。

2016年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

「報道する側」のモラルが問われるいま、
ジャーナリズムの在り方を描いた良作。

「(この事実を公にして)責任はどうするんだ?」
「記事で伝えなかった場合の責任は誰がとるんだ?」

劇中のこのやりとりが、作品のテーマを端的に表していると思う。

ウェブを通じて、誰でも情報発信できる現代だけど
情報の正確さが担保された媒体は、これからも大切だと思った。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
mar

5.0映画館で見られて良かった

2016年10月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

アカデミー賞作品賞&脚本賞を受賞した今作は実話を元にしたフィクションで、予告や作品の紹介を見てかなり期待して見たが期待以上に良かった!俳優たちの演技も良かったが、脚本と編集が特に良く、テンポが良くてグイグイ引き込まれていき、あっと言う間にラストを迎えた。確かに派手なシーンはなく楽しい映画ではないが、非常に見ごたえがある良い作品だと思う。特に出来上がった新聞が印刷発行されて世に出ていくシーンは興奮した。だいたい予想通りの展開で、最後まで意外なことは起こらないがそれでも素晴らしい映画だった。ただビデオでもう一度見たいかと言えば答えはNO!これは映画館で見たから良かったのかもしれないのでビデオやテレビでは見たくない。でもまだこの映画を見てない人で社会派ドラマが好きな人にはビデオでも良いから見てほしい。
最後に日本のマスゴミ関係者は偏向報道ばかりしていないで、この映画を見てジャーナリズムとは何かもう一度考え直してほしい。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
とにー

1.5マーク

2016年10月14日
iPhoneアプリから投稿

大分味気ない。世界中のペドプリーチャーが告発される契機になった記事を書いたボストングローヴの記者達の奮闘っていうことなのだけど、別にただ普通に取材してる話。何か危険な目にあったり、妨害されたり、糾弾されたりとかは大してない。記者達は信仰と職業倫理の板挟みになって苦悩する、とかもない。ペドプリーチャーの犯した犯罪も描かれないから、禍々しさも薄め。まぁ描かなくて良いんだけど、ペド神父さんのコワイ顔写真くらいは見せて欲しかった。敵の顔がはっきりしない。それが実話だからというのは、理由にならなくて、単に脚本と演出の問題。警視庁は桜の代紋背負った金看板やbyまむしのゴロ政的に、カトリックはどデカイ会社で、ゴットファーザー3も敵はバチカンにいたくらいで、ロクなもんじゃなくて、教区っていう仕組みとか、その辺りの構造とかをもうちょっとちゃんと描いて欲しかった。漠然と、枢機卿と、その先にある組織全体が敵って話になってるので、色々ボヤけてて今ひとつ。統計的に神父さんの6%がペドっていう、真偽不明なトンデモ情報あり。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
pigeyes

3.5知らなかった

2016年10月13日
iPhoneアプリから投稿

事実の話ということに驚く。なかなか実感できないがアメリカにおける教会の存在の大きさにも驚いた。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
サリー

3.0信仰とはなんぞや

2016年10月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

同時多発テロと同時期にこんな大きな犯罪が明るみになってたとは知らなかったし、カトリック教会が恐ろしくなった。

記者たちが、見て経験した事しか映像になっていないのでよく映画の題材となってる性犯罪や幼児虐待かと軽く見がちだけど、
強大な権力を持った組織が性犯罪を何十年にも渡り隠してやって来たと、もし現場の記者としてその事を知ったならゾッとすると思う。
実際エンドロールで鳥肌がたった。

アメリカ人の生活に信仰と教会がこんなに根付いてるとは思わなかった。日本の神社仏閣とお坊さんとは意味合いが違うのだな気付くまで、早く訴えれば良いのにと思ってしまった。

性犯罪なんて合う確率低いだろと思いがちだけど、デスクが言うようにそうじゃなくて運が良かっただけという言葉にゾッとした。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
奥嶋ひろまさ

3.5正義とは

2016年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

難しい

 教会という巨大組織に立ち向かう記者たちの姿は実に勇ましく、感銘を受けた。内容は、神父による子供たちへの性的虐待話と、なかなか衝撃的な話であるが、実際の話であるから、さらに驚きだ。本作では、彼らがどのように真実を突き止め公表するに至ったかが描かれており、真実とは、正義とは何か考えさせられる映画だと思う。

 しかし、日本人受けはあまり期待できない作品だ。なんせ話題の中心にある教会は、無宗教の人間が多い日本では馴染みがなく、近所にあったとしても作品に出てくる彼らと私たちとでは、教会に対する存在意義があまりに違いすぎる。
彼らにとって教会や神父は信仰そのものであり、信仰とは人生の中核にあるといっても過言ではない。その中核にあるものたちのあまりに酷な裏切り行為。信仰を持つものだからこその衝撃であり、理解することはできても彼らと同じように感じ取ることは難しい。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
UtA

4.0終わり方がまた良いですね

2016年9月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

『扉をたたく人』ですっかりファンになったトム・マッカーシー監督のアカデミー賞受賞作品ということで観ました。

起きたことを時系列で描きつつも、記者を始めとする関係者の葛藤というか心の動きが丁寧に描写されてるなと感じました。

あとは、何のために記事にするのか、そのためにはいつ、どの程度、取材をしてから公表すべきなのか、という観点を登場人物は非常によく考えていて、本物のジャーナリストだなぁと感じました。
本気で世の中変えてやるという気迫がすごい。

中途半端な情報を敢えて過激にデフォルメして公表するような炎上商法ともとれる一部のメディアやジャーナリストの人達は、この作品を観てどのように感じるのでしょうか?

コメントする (0件)
共感した! 2件)
donothing

4.0お前は何をしていたか

2016年9月19日
iPhoneアプリから投稿

重要な問いかけだと思う。今のメディアにも問いかけたい。舛添の政治資金の話も、今回の豊洲の問題もそう。入札してるんだから図面は入手のしようがあったはずで、役人の広報不足はさておき、お前らは何してたんだ。ロクに調査して報道することもなく、無知にあぐらをかいて、居直った正義感面を急にし始める。この映画は第四権力に痛烈な警鐘を与える。
よく描かれるような過剰な抵抗運動や英雄的な台詞回しはない。過度な表現を削ぎ落とし、1つ1つが積み重なって、大きな結果に達する様を描く。バットマンもハルクも演技が素晴らしい。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
Kj

4.0淡々とした情熱を感じる

2016年9月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

記者それぞれの葛藤を描くシーンがすごい。
個人的には元タクシー運転手だというマークラファロ役の記者の描写がよかった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ツン子

4.0どっと疲れた

2016年9月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

作品そのものが、長年隠蔽されてきた被害者が大量にいる体制を告発していてすごい。最後に出てくるリストがそれを物語っている。見ていてどっと疲れた。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Rubysparks

4.0実話を基に..

2016年9月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

過激なマスコミ報道が取りざたされる事が多い中、
こうして真実を突き止めようとしてくれる
記者の方達がいることに感謝すると共に
知らない現実だったため途中
とても興味深く観させてもらいました*

コメントする (0件)
共感した! 0件)
hacci

3.0実話で淡々と進んで行くのでなかなか理解し辛い場面もあったけど見終わ...

2016年9月11日
iPhoneアプリから投稿

実話で淡々と進んで行くのでなかなか理解し辛い場面もあったけど見終わるとなるほどと理解できた。神父の幼児性愛が現象だとすると恐ろしいな〜。マイケル キートンかっこ良かった★

コメントする (0件)
共感した! 0件)
uzumoti

3.5淡々さがリアル

2016年9月11日
iPhoneアプリから投稿

公開されてからずっと観たかった、
アカデミー賞作品賞受賞作。

事件の真相を、淡々と突き詰めていくスポットライトのチーム4人と、その上司。
最後、新聞が印刷されて、世に出されていくところは、ゾクゾクした。

クリスマスに子供たちが教会で聖歌を歌う姿と、
神父が起こした性的虐待という闇。
その対比が何とも言えない。。

映画全体を通した、この淡々さがよかった。

それにしてもこの作品、映画館で観たかった。。

コメントする 1件)
共感した! 5件)
mirai

4.5絶対的権力の暗い道に差し込んだ一筋の伝える力

2016年9月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

怖い

知的

本年度アカデミー賞作品賞受賞作。
カトリック教会の神父たちが約30年以上にも渡って幼児たちに性的虐待をしていた事実を伝えたボストンの地方記者たちの実話に基づく社会派ドラマ。

非常に良かった!
賞を獲ったからじゃなく、小さな存在が絶対的権力に立ち向かう。
その事実に衝撃し、その記者魂に心震える。
地味だとかあちこちで言われてるけど、記者たちが真相に迫っていく様はスリリング、性的虐待をした統計上の神父の人数にはショッキング!
確かに派手ではないが、淡々と丁寧な語り口がこの作品に合っている。
トム・マッカーシーの丹念な演出とオスカーに輝いた緻密なオリジナル脚本の賜物。
ワクワクするようなエンターテイメントもいいが、じっくり見入るのもまた映画の醍醐味。

幼稚園の頃近くに教会があり、カトリック的なミサや懺悔をかじった事はあるが、それがどんなに人の心に根差すものか、幼児だったからか理解出来ぬまま。(幼稚園児のくせに、週何回かのお祈りが面倒臭いとませた記憶しか残ってない)
ましてや信仰心が薄いと言われる日本人にはピンと来ないかもしれない。
しかし、こう考えてみるとどうだろう。
尊敬し、信頼し、心酔してた人から受けた“いたずら”。
信仰という神父と信者の特別な関係、教会という絶対的善と思われている神聖な場。
それに覆い隠れ繰り返された、人の道からも神の道からも外れるおぞましい行為…。

酷い言い方かもしれないが、性的被害者たちはちょっとまともな精神状態じゃない。
でもそれは、心に深い傷痕を残され、狂わせられたからだ。
勿論、教会や神父の全てがそうではない。ほとんどが崇高な場であり、敬愛に値する人たちだろう。
教会や神父に限った事じゃない。ほんの一部…。
権力や絶対的立場を利用した偽善者どもが必ず居る。

教会や神父の悪事を一方的に訴えたものではなく、記者たちに焦点を絞ったのがいい。
彼らのやってる事は、被害者にまた悪夢を思い出させ、傷口を広げているだけかもしれない。
何年も前に投稿の訴えがあったのにも関わらず、その時は気にも留めなかった事実もある。
黙認したという意味では彼らもまた同じ…。
新局長の言葉が響いた。
我々は暗い道を歩いている。今、一筋の光が差した。
調子のいい偽善と思われても仕方ない。
でも、誰かがやらねば。
ここは我々の町。我々の手で真相を!
彼らが掴み取った真相は、“スクープ”とか“暴露”とか“一大スキャンダル”とか下世話なマスコミ言葉じゃない。
ただひたすらの“伝える正義”。

演者全員に賞を与えたい!
熱血記者マーク・ラファロはさすがの巧演。デスクと対立するあるシーンの台詞には胸を打たれた。
かつての鬼の記者で現名デスク、マイケル・キートンのカッコよさにしびれた。(キートンの最近の快進撃は嬉しい限り!)
ただ紅一点の華を添える存在だけじゃない、熱演披露のレイチェル・マクアダムス。
物静かだが口火を切ってくれた局長リーヴ・シュレイバー、最初は非協力的だが本当は熱意ある弁護士スタンリー・トゥッチ…メインから脇まで全員が名演!
実力派たちのアンサンブルも、映画鑑賞最高の旨味の一つ。
(緑の巨人に旧蝙蝠男に鋼鉄爪のあんちゃん…キャストにアメコミ関係者が多いが、これは別の言い方をすればアメコミ映画が実力派を起用している事になる)

ジャーナリストとマスコミでは似てるようで正しくはまるで違う。
ジャーナリスト→記者、マスコミ→媒体。
でも、“何かを伝える”という意味ではそう変わりはない。
どうもマスコミは、“マスゴミ”なんてディスり言葉があるくらいイメージが悪い。
確かに、下らないゴシップを漁るばかり。
人の愚行を伝えるだけが仕事じゃない。
見習えとも言わない。
その誇り高き“伝える力”を間違えるな。忘れるな。

有力候補の一つだったが、受賞はサプライズと言われた。
大方の予想は「レヴェナント」、もしくは「マッドマックス」の受賞を望んだろうが、結果的に本作が作品賞を受賞して良かったと思う。

コメントする (0件)
共感した! 16件)
近大

3.0モラルや倫理のみならず

2016年9月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

性犯罪や児童虐待だけでは済まされない、風土が包含する精神性を加味しなければ本質に迫ることが難しい主題なのでは。
それらを腹落ちさせる為には、随所に聞こえるスクリプトを見逃さない必要があるように思える。
職場の、とりわけ上司の異動に伴うヒエラルキーやイデオロギーの軋轢が執拗に描かれなかったのは私的に◎。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
なべたく

3.5父親と観たのですが…

2016年9月1日
iPhoneアプリから投稿

本来なら父親とだけは観たくないタイプの映画です。

2年前の同じくアカデミー作品賞受賞作『それでも夜は明ける』を観た時も思いましたが、“観る価値がある”ということは重々分かります。ですが、テーマがテーマだけにどうしても“好き”にはなれません。

映画には何より楽しさを求める私は、こうした作品とどう向き合っていくべきか、近ごろよく考えます。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
haraeigakan

4.0神父が?コンプライアンスが聞いて呆れる

2016年8月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

この異常かつ最低の犯罪を風化させないための作品であってほしい。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
さばとら

5.0こんな事って本当にあるの?

2016年8月3日
iPhoneアプリから投稿

実話らしいが、こんな事って本当にあるの?信じられないが映画を観て初めて知った。怖ろしい事実ですね。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
computaro

3.5地道な作業が実を結ぶという教科書のような話

2016年7月21日
Androidアプリから投稿

記者たちの地道な作業に呼応するように、物語も淡々と進む。 彼らを過大評価することも、取り立ててヒーローに仕立て上げていないことにも、好感が持て る。

スポットライトは、四人編成のチーム。 そもそも聖職者の性犯罪を追う事になったのは、新任局長から「別の枠で取り上げているコラムをこのままに終わらすのは惜しい」との意見があったからで、この人の鋭い着眼点による功績が大きい。

そして調べるにつれ、驚愕の事実が明るみになる。教会がもみ消した聖職者の性犯罪率が、予想を遥かに超えて多かったのだ。 聖職者自体の数が、一地域に対して多いことが数字を押し上げているのこともあると思う。

その数字に辿り着くまでの地道な地道な作業。教会関係者の名簿に休暇や移動が含まれていたら、それは犯罪を犯した合図と推測し、頁を繰りつつ拾っていく。

それが長年聖職者の犯罪を心理学的要素から追ってきた研究者のデータと見事一致。そんな物的証拠とも言えない手がかりを頼りに、孤軍奮闘している弁護士や、被害者の会の助けを得て、被害者への取材にこぎつき数年がかりで調べあげていく。

聖職者による未成年への性犯罪は、彼らに宗教や地域や親への不信を植え付け、大人になってからも誰にも言えない恥辱と、永遠に消えない怒りで悩ます。元からゲイを自覚している少年であっても、それは変わらな い。

新聞記者から教会への糾弾は、地域の名誉を傷つけ、地域のつながりを断つことにもなるため、もみ消しに関わった弁護士や教会関係者から圧力を受ける。

命を狙われるとか、派手でドラマティックなことは起きない。 だが、文字通り生活や人生をかけて、罵詈雑言や拒絶に立ち向かう彼らの姿は、静かに静かに胸を打つ。 信念をかけられる仕事に出会える人はどれだけいるだろう。

取材対象者の家の裏に、さりげなく教会が建っているショットがある。
いかに教会が地域に密着しているかがよくわかる。
新任局長はユダヤ人で、 彼は第三者の目で、カトリック教会の闇に気 がついた。そういった人種多様なアメリカの複雑な社会構造も言葉の端々にあらわれ、勉強になる。

後半、数年前に被害者の会からボストングローブに送られた資料が局内で雲散霧消していたことが発覚。故意ではないとはいえ、それは着任間もなかった現スポットライト編集長の責任によるところだったと判明。 皆が言葉を失うなか、彼にかける局長の言葉が印象的だった。
「私たちは暗闇のなかを歩いていて、正しい道はわからない。ある日突然に光が指して自分の歩く道がわかる」と。

これはどんな仕事にもいえる。例えば原発などもそうだけど、事故が起こってからとんでもない過ちをおかしたことに気がつく。
それは電力会社、科学者、利権を受け入れた原発村、安全神話を鵜呑みにした社会、なにも考えず惰性で生活してきたすべての人間に当てはまる。

常に考え疑問を投じ、自分で調べること。それがいかに大事かを改めて教えてくれた、教科書のような話だった。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
REX

4.0衝撃的

2016年7月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

最後に流れた、実際に虐待が行われた場所の多さに衝撃的

コメントする (0件)
共感した! 0件)
鶏卵