007/消されたライセンス

劇場公開日:

解説

中南米を舞台に、ライセンスを剥奪されたジェームズ・ボンドが友情のために戦う姿を描く。製作はアルバート・R・ブロッコリとマイケル・G・ウィルソン。監督は「007/リビング・デイライツ」のジョン・グレン、脚本はウィルソンとリチャード・メイバウムの共同、撮影はアレック・ミルズ、音楽はマイケル・ケイメンが担当。出演はティモシー・ダルトン、キャリー・ロウエルほか。

1989年製作/イギリス
原題:Licence To Kill
配給:ユナイト=UIP
劇場公開日:1989年9月30日

ストーリー

友人フェリックス・ライダー(デイヴィッド・ヘディソン)とデラ・チャーチル(プリシラ・バーンズ)の結婚式に出席するためフロリダを訪ねたジェームズ・ボンド(ティモシー・ダルトン)は、沿岸警備隊の連絡をうけ麻薬王サンチェス(ロバート・ダヴィ)を逮捕するが、彼は仲間の助けもあり難なく逃亡に成功する。仲間の首謀者ミルトン・クレスト(アンソニー・ザービ)とともにサンチェスは、デラを殺し、フェリックスに重傷を負わせる復讐をする。友のために立ちあがるボンドであったが、彼は上司の“M”(ロバート・ブラウン)から、事件に手を出すな、と命令されてしまう。そしてボンドは殺しの許可証を奪われ、一人で戦いを挑むことを決意する。友人シャーキー(フランク・マクレー)の協力でサンチェスとクレストの隠れ家をつきとめたボンドは、そこで麻薬捜査官キリファー(エヴェレット・マックギル)の姿を見つけ、裏切り者の彼を殺し、次いで訪れたウェーヴクレストでサンチェスの愛人ルペ(タリサ・ソト)と出会った。同時に彼に接触していたパイロットのパム(キャリー・ロウエル)とも知りあい、彼女と共にサンチェスの居所でもある大カジノ、イストマス・シティへと向い、パムを秘書としてカジノに乗り込んでゆく。そして元英国情報部員の肩書きを利用してサンチェスに近づいてゆくボンドは、クレストを仲間の裏切り者に仕立てあげることで麻薬組織の壊滅を計画する。やがてそれを信じたサンチェスはクレストを殺し、ボンドを右腕として組織に組み入れるのだった。しかしボンドのその策略も、サンチェスが内密に麻薬を精錬している国際瞑想センターで殺し屋のダリオ(ベニキオ・デル・トロ)に見破られ、一面の炎の中にパムと共に取り残されたボンドは出口を見つけ脱出、麻薬倉庫が爆発し逃走するサンチェスのトレーラーを撃破し、巨大麻薬組織を壊滅させると同時に自らの復讐を遂げるのに成功するのだった。

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映画レビュー

3.0ジワジワと来る味わい深さ

2024年2月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

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吠えない狼

4.0信頼のおけるジェームス・ボンド

Mさん
2024年1月26日
Androidアプリから投稿

友情に厚く、誠実なボンドもかっこいいものです。

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M

4.0人間として、男として、そして友としてのライセンス‼️

2023年10月26日
スマートフォンから投稿

楽しい

興奮

幸せ

この作品のボンドほど喜怒哀楽、感情むき出しのボンドはない‼️女王陛下のためではなく、アメリカの友人のために戦うボンド‼️そのために殺しのライセンスを捨てて‼️なんかカッコいいですよね‼️歴代のボンドの中でも一番一生懸命なボンド‼️Qが出て来なかったら、007じゃなくて普通のアクション映画なのかと勘違いしてしまう‼️残念ながらあまりヒットしなかったので、今作でティモシー・ダルトンは終了となったわけですが、作品としてはかなり好きですね‼️冒頭のスカイダイビングに至る空中アクションや、クライマックスのタンクローリーのカーチェイスとかの見せ場もキレッキレッ‼️悪役ロバート・デヴィも肉体派で好感持てる‼️そしてショートカットが似合うボンドガール、キャリー・ローウェルもホント素敵‼️ティモシー・ダルトンは当初「女王陛下の007」の時にボンドのオファーを受けてたらしい。私としてはダルトン版の「女王陛下の007」や「私を愛したスパイ」、「ユア・アイズ・オンリー」も見てみたかった‼️

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活動写真愛好家

4.0古き良き007最後の作品

2023年2月9日
PCから投稿

設定もアクションもボンドガールも荒唐無稽に前近代的であった007シリーズの伝統を継承した最後の作品です。
新しい支持層の拡大のため時代の要請には抗えないということでしょうね。
まあ、このあとのも好きですけど。

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