全米映画ランキング : 2022年9月23日~2022年9月25日
全米映画ランキング:2022年9月26日発表(毎週月曜日更新)
全米週末興行成績:2022年9月23日~2022年9月25日
(金額・順位は確定後のもの)Box Office Essentials
順位 | 先週 | タイトル「邦題」/配給(日本配給) | 上映週 | 週末の興収 | 累計興収 | |
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1 | 初 | Don't Worry Darling | 1 | 19,200,000 | 19,200,000 | |
2 | 1 | 2 | 11,145,000 | 36,298,724 | ||
3 | 初 | Avatar | 1 | 10,000,000 | 770,507,625 | |
4 | 2 | Barbarian | 3 | 4,800,000 | 28,430,261 | |
5 | 3 | Pearl | 2 | 1,918,555 | 6,651,255 | |
6 | 4 | See How They Run | 2 | 1,900,000 | 6,105,039 | |
7 | 5 | Bullet Train | 9 | 1,815,000 | 99,247,954 | |
8 | 7 | DC League of Super-Pets | 10 | 1,765,000 | 90,041,911 | |
9 | 6 | Top Gun: Maverick | 19 | 1,560,000 | 711,568,153 | |
10 | 9 | Minions: The Rise of Gru | 14 | 1,040,000 | 365,547,230 |
「ドント・ウォーリー・ダーリン」が初登場1位 「アバター」3Dリマスター版は3位に
9月4週目の週末北米映画市場は、先週に引き続き、好調な興行収入を記録しました。注目すべき新作が多数あるわけではなく、興行成績は低迷すると予想されていたものの、週末3日間の興収は、9月で最高の金額となりました。
トップには、ワーナー・ブラザースの「ドント・ウォーリー・ダーリン」が初登場。「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」のオリビア・ワイルド監督が、「ステップフォード・ワイフ」を西海岸風にアレンジしたような、シュールでエロティックなミステリースリラーを紡いだ。ワイルド監督も出演しているほか、オスカー女優のフローレンス・ピュー(「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」)、ハリー・スタイルズ(「ダンケルク」)、クリス・パイン(「ワンダーウーマン 1984」)、キキ・レイン(「ビール・ストリートの恋人たち」)、ジェンマ・チャン(「エターナルズ」)らが出演。ジョン・パウエル(「ヒックとドラゴン」)が音楽、マシュー・リバティーク(「ブラック・スワン」)が撮影を担当しています。週末3日間の興収は1920万ドルで、先週トップだった「The Woman King(原題)」の初週の週末3日間の興収1900万ドルをわずかに上回りました。
そんなソニーの「The Woman King」は2位に転落し、週末3日間の興収は1110万ドルを記録しました。公開から2週間で累計興収3620万ドルをあげ、製作費5000万ドルに迫る数字となりました。アフリカを舞台にした歴史アクション映画である同作は現在、首位の「ドント・ウォリー・ダーリン」に次いで2番目に多い劇場で上映されています。
そのほか、今週新たにトップ10入りした作品は、20世紀スタジオの「アバター ジェームズ・キャメロン 3Dリマスター」。2009年に公開されたSFファンタジー「アバター(2009)」は、世界中で大ヒットを記録しました。3Dリマスター版は週末3日間で興収1000万ドルを売り上げ、第3位にランクイン。北米の累計興収は7億7000万ドルとなり、北米興収歴代4位の座を維持しています。ジェームズ・キャメロン(「タイタニック」)が監督を務め、サム・ワーシントン(「ハクソー・リッジ」)、ゾーイ・サルダナ(「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」)、シガニー・ウィーバー(「エイリアン」)、スティーブン・ラング(「ドント・ブリーズ」)らが出演。第82回アカデミー賞では、撮影、美術、視覚効果の3部門で受賞しました。
続映作品では、4位の20世紀スタジオのホラー「Barbarian(原題)」、5位のA24のホラー「Pearl(原題)」、6位のフォックス・サーチライトのミステリー「See How They Run(原題)」は、いずれも週末に上映館数を増やしました。それぞれの興収は、480万ドル、191万ドル、190万ドルとなっています。
2022年9月26日更新 Dan Knighton