全米映画ランキング : 2022年7月22日~2022年7月24日

全米映画ランキング:2022年7月25日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2022年7月22日~2022年7月24日
(金額・順位は確定後のもの)Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 NOPE ノープ

Nope
「NOPE ノープ」

Universal
(東宝東和)

1 44,000,000 44,000,000
2 1 ソー ラブ&サンダー 3 22,100,000 276,220,698
3 2 ミニオンズ フィーバー 4 17,710,000 297,856,590
4 3 ザリガニの鳴くところ

Where the Crawdads Sing
「ザリガニの鳴くところ」

Sony Pictures
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

2 10,330,000 38,330,784
5 4 トップガン マーヴェリック

Top Gun: Maverick
「トップガン マーヴェリック」

Paramount
(東和ピクチャーズ)

9 10,000,000 635,565,887
6 5 エルヴィス

Elvis
「エルヴィス」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

5 6,300,000 118,376,273
7 6 ハンクの肉球大決戦 2 3,875,000 13,757,649
8 7 ブラック・フォン

The Black Phone
「ブラック・フォン」

Universal
(東宝東和)

5 3,450,000 78,554,900
9 8 ジュラシック・ワールド 新たなる支配者 7 2,960,000 365,511,635
10 9 ミセス・ハリス、パリへ行く 2 1,350,000 4,654,985

ジョーダン・ピール監督のサスペンススリラー「NOPE ノープ」が首位!

大作1本のみが公開された7月4週目の北米の映画館は、それぞれの作品が比較的互角の戦いを展開し、2週連続で上位10作品全てが、100万ドル以上の興行収入を記録しました。ユニバーサルの「NOPE ノープ」は興収4400万ドルで、首位の座を獲得。「ゲット・アウト」のオスカー受賞監督ジョーダン・ピールは、監督作3作品全てが1位にランクインしており、ハットトリックを達成しました。しかし、予算6800万ドルの同作のオープニング成績は、予算2000万ドルの前作「アス」が新型コロナウイルスのパンデミック前に記録したオープニング興収7100万ドルに比べると、かなり低い結果となりました。

「NOPE ノープ」は、米カリフォルニアの牧場を舞台にしたミステリアスなサスペンススリラー。「ゲット・アウト」にも出演した、「ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償」のオスカー俳優ダニエル・カルーヤ、「ハスラーズ」のキキ・パーマー、「ミナリ」でオスカーにノミネートされたスティーブン・ユァンらが共演しました。撮影は、「ダンケルク」でオスカー候補となったホイテ・バン・ホイテマが担当しています。

公開3週目を迎えたディズニーの「ソー ラブ&サンダー」は、先週末から52%減という再びの急降下で、2位に沈みました。興収は2210万ドルを記録。4370館で上映され、現在最も幅広い地域で公開されています。

ソニーの殺人ミステリー「Where the Crawdads Sing(原題)」は成功をおさめており、2週目にひとつ順位を下げ4位となりましたが、興収1030万ドルを稼ぎました。サムライとなった動物たちを描く、パラマウントのアニメ「Paws of Fury: The Legend of Hank(原題)」は、公開館数をやや増やしましたが、順位をひとつ下げて7位にランクインし、2週目の興収は380万ドルを記録。フォーカス・フィーチャーズによるヨーロッパのファッションコメディ「Mrs Harris Goes to Paris(原題)」も同じく公開館数を増やすも順位をひとつ下げて10位となり、興収130万ドルをあげました。

2022年7月25日更新 Dan Knighton

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