全米映画ランキング : 2022年6月24日~2022年6月26日

全米映画ランキング:2022年6月27日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2022年6月24日~2022年6月26日
(金額・順位は確定後のもの)Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 エルヴィス

Elvis
「エルヴィス」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

1 30,500,000 30,500,000
2 3 トップガン マーヴェリック

Top Gun: Maverick
「トップガン マーヴェリック」

Paramount
(東和ピクチャーズ)

5 30,500,000 521,722,824
3 1 ジュラシック・ワールド 新たなる支配者 3 26,440,000 302,775,820
4 ブラック・フォン

The Black Phone
「ブラック・フォン」

Universal
(東宝東和)

1 23,370,000 23,370,000
5 2 バズ・ライトイヤー

Lightyear
「バズ・ライトイヤー」

Walt Disney
(ディズニー)

2 17,669,000 88,770,257
6 4 ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス 8 1,725,000 409,192,074
7 Jug Jugg Jeeyo

Jug Jugg Jeeyo

Moviegoers Entertainment Ltd

1 725,000 725,000
8 7 エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 13 533,346 66,088,446
9 5 ボブズ・バーガーズ ザ・ムービー 5 513,000 31,042,995
10 6 バッドガイズ

The Bad Guys
「バッドガイズ」

Universal
(東宝東和、ギャガ)

10 440,000 95,488,025

「エルヴィス」が首位デビュー!「ブラック・フォン」が4位初登場

6月第4週の全米ボックスオフィスは穏やかな夏の週末となりました。重量級の大作の公開はなく、上位5作品はいずれも控えめな収益。ワーナー・ブラザースの「エルヴィス」とパラマウントの「トップガン マーヴェリック」が同額の興行収入でしたが、ランキング上は「エルヴィス」が首位、「トップガン マーヴェリック」が2位となっています。

伝説の「キング・オブ・ロックンロール」を描いた伝記映画「エルヴィス」は、オープニング週末興収が3050万ドルと合格点の成績でしたが、バズ・ラーマン監督の前作「華麗なるギャツビー」(2013)や、全年齢対象の大作ロック音楽ドラマ「ボヘミアン・ラプソディ」(18)が、それぞれ5000万ドル前後のオープニングだったので、それらよりも小規模な出足です。

ユニバーサル・ピクチャーズの「ジュラシック・ワールド ドミニオン」とピクサーの「バズ・ライトイヤー」によって2週間上位を押さえられた後、「トップガン マーヴェリック」は、前2作よりも上映館数が少なかったにもかかわらず、ふたたび上位に浮上しました。週末の興収は「エルヴィス」同等の3050万ドル。全米興収は5億2000万ドル超え。そして、トム・クルーズ映画史上初めて、世界興収が10億ドルを超えるというキャリア・ハイの記録となりました。

そして、4位初登場のブラムハウス最新作「ブラック・フォン」が、R指定作品としてはかなり健闘の部類。週末3日間で2330万ドルを記録したこのホラー映画は、1800万ドルの予算をあっという間に回収したばかりか、わずか1カ月余り前にユニバーサルが公開した「炎の少女チャーリー」の380万ドルというオープニング記録をはるかに凌駕しています。「ドクター・ストレンジ」のスコット・デリクソンが監督し、イーサン・ホークが連続児童誘拐犯を演じた本作は、映画評論家からも好評価されました。

2022年6月27日更新 Dan Knighton

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