全米映画ランキング : 2022年4月8日~2022年4月10日

全米映画ランキング:2022年4月11日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2022年4月8日~2022年4月10日
(金額・順位は確定後のもの)Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 ソニック・ザ・ムービー ソニック vs ナックルズ 1 71,000,000 71,000,000
2 1 モービウス

Morbius
「モービウス」

Sony Pictures
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

2 10,200,000 57,077,221
3 2 ザ・ロストシティ

The Lost City
「ザ・ロストシティ」

Paramount
(東和ピクチャーズ)

3 9,165,000 68,854,159
4 アンビュランス

Ambulance
「アンビュランス」

Universal
(東宝東和)

1 8,700,000 8,700,000
5 3 THE BATMAN ザ・バットマン

The Batman
「THE BATMAN ザ・バットマン」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

6 6,500,000 359,002,148
6 10 エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 2 6,059,263 8,446,441
7 4 アンチャーテッド

Uncharted
「アンチャーテッド」

Sony Pictures
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

8 2,650,000 142,952,218
8 5 劇場版 呪術廻戦 0

「劇場版 呪術廻戦 0」

FUNimation Films
(東宝)

4 825,000 33,140,000
9 7 スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム

Spider-Man: No Way Home
「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

17 625,000 803,815,848
10 6 RRR

RRR

Sarigama Cinemas
(ツイン)

3 570,000 13,661,077

「ソニック」新作が首位!ゲーム原作映画で新記録。A24の話題作も好調

4月の2週目に公開されたパラマウントの「ソニック・ザ・ムービー ソニック vs ナックルズ」が首位デビュー。週末3日間で興収7100万ドルを記録し、2020年にパンデミックが始まる直前に公開された前作「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」のオープニング興収を1200万ドルも上回るという驚くべき数字を記録しました。これは同時に、ゲームを原作とする映画として史上最大のオープニング興収を記録した歴史的瞬間でもあります。また、先週アメリカでは本作にドクター・ロボトニック役で出演したジム・キャリー(「イエスマン」)のインタビューが話題になりました。アカデミー賞の授賞式でウィル・スミスが平手打ちした数分後に平然と主演男優賞を授与し、スタンディングオベーションを贈ったハリウッドを「腰抜け」だとし、ウィルを暴行罪に問うべきだと主張したもので、多くのメディアに取り上げられました。

ソニーの「モービウス」は先週の公開時に驚くべき成功を収めましたが、2週目もなんとか2位をキープしています。全米で最も多くの映画館で上映されているにもかかわらず、その売上はわずか1000万ドルで、オープニングの週末から73%減少。なんとか生き残ったとはいえ、「モービウス」の落ち込みはスーパーヒーロー映画史上第2位で、かつて不評を買ったDCコミック原作の「スティール」(1997・日本未公開)に次ぐものでした。それでも、このスーパーヴィランが主役の映画は、4位のマイケル・ベイ監督(「トランスフォーマー 最後の騎士王」)の「アンビュランス」(870万ドル)よりも良い成績を記録しました。

最近の注目作はA24の「Everything Everywhere All at Once」。中国からの移民が宇宙を探索するコメディ・ファンタジー映画で、製作総指揮に「アベンジャーズ エンドゲーム」のルッソ兄弟を迎えた作品です。DCやマーベルの映画と比較するメディアもあるほどで、インディーズのスーパーヒーロー映画と言っても過言ではありません。批評家の間でも好評を博しており、限定公開から1250館に拡大し、600万ドルを売り上げ6位に浮上。上位10作品のなかでは、「ソニック」に次いで2番目に高いアベレージを記録しています。

2022年4月11日更新 Dan Knighton

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