国内映画ランキング : 2019年3月9日~2019年3月10日

映画ランキング : 2019年3月11日発表(毎週火曜更新)

全国週末興行成績:2019年3月9日~2019年3月10日 (全国動員集計)興行通信社提供

順位

先週

作品

公開館数

上映週

1 1 映画ドラえもん のび太の月面探査記 370 2
2 2 翔んで埼玉 318 3
3 3 グリーンブック

グリーンブック

配給:ギャガ

180 2
4 運び屋

運び屋

配給:ワーナー・ブラザース映画

238 1
5 スパイダーマン スパイダーバース

スパイダーマン スパイダーバース

配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

211 1
6 4 僕の彼女は魔法使い

僕の彼女は魔法使い

配給:日活

205 3
7 7 ボヘミアン・ラプソディ 368 18
8 6 フォルトゥナの瞳

フォルトゥナの瞳

配給:東宝

295 4
9 劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル 105 1
10 PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3「恩讐の彼方に__」

PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3「恩讐の彼方に__」

配給:東宝映像事業部

86 1

※ファーストラン時点、映画.com調べ

「ドラえもん」V2、「運び屋」が4位、「スパイダーマン スパイダーバース」は5位発進

3月9日~10日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が発表された。春休み向けの新作4本がランクインしたが、上位3本に変動はなかった。首位は「映画ドラえもん のび太の月面探査記」がキープ。週末2日間で動員52万人、興収6億1200万円をあげ、累計動員は127万人、興収15億円に届く勢いをみせている。

大ヒット中の「翔んで埼玉」は2位を維持。週末2日間で動員19万9469人、興収2億7044万4500円をあげ、公開初週の興収比104.4%と、2週連続でオープニング成績を上回った。公開17日間の累計動員は118万1040人、興収は15億3444万4100円を記録している。平日も子どもからシニア層まで幅広い年齢層が来場。リピーターも相次いでおり、埼玉県のみならず、全国的にも動員数が伸び、旋風を巻き起こしている。配給元の東映は、このまま好調が維持できれば「念願でもあった動員数730万人(埼玉県の人口730万人に由来する)も夢ではない可能性が」としている。

3位には「グリーンブック」が続き、週末2日間で動員14万4000人、興収1億9000万円を記録。累計動員は60万人、興収は7億5000万円を突破した。10日は多くの劇場で前週を上回る高稼働となり、腰の強い興行が見込まれる。

新作「運び屋」は初登場4位。クリント・イーストウッドが自身の監督作では10年ぶりに主演を務め、実際の報道記事をもとに描いたドラマ。8日より全国公開され、土日2日間で動員11万6000人、興収1億4600万円をあげた。これは2016年に公開され、最終興収13.5億円を記録したイーストウッド監督作「ハドソン川の奇跡」の興収比64.9%の成績となっている。まずは興収10億円が当面の目標となりそうな出足となった。

新作では他に、第91回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞した「スパイダーマン スパイダーバース」が5位にランクイン。8日より全国公開され、土日2日間で動員9万8074人、興収1億6005万2800円をあげた。スパイダーマンファンやアニメファンの若い層を取り込み、3日間では動員13万4386人、興収2億1679万3700円を記録。3月1日から3日に実施された先行上映を含めると動員15万人、興収2億5000万円を超えている。

なお、8日より全国105スクリーンで公開された「劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル」は9位にランクイン。全国86スクリーンで公開された「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3『恩讐の彼方に__』」は10位スタートとなったが、公開3日間の成績は劇場版3部作の中で最高の出足となった。

2019年3月11日更新 和田隆

過去のランキング