全米映画ランキング : 2018年6月8日~2018年6月10日
全米映画ランキング:2018年6月11日発表(毎週月曜日更新)
全米週末興行成績:2018年6月8日~2018年6月10日
(金額・順位は確定前のもの)Rentrak Box Office Essentials
順位 | 先週 | タイトル「邦題」/配給(日本配給) | 上映週 | 週末の興収 | 累計興収 | |
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1 | 初 | Ocean's Eight | 1 | 41,500,000 | 41,500,000 | |
2 | 1 | Solo: A Star Wars Story | 3 | 15,154,000 | 176,105,474 | |
3 | 2 | Deadpool 2 | 4 | 13,650,000 | 278,665,541 | |
4 | 初 | Hereditary | 1 | 13,037,336 | 13,037,336 | |
5 | 4 | Avengers: Infinity War | 7 | 6,836,000 | 654,733,699 | |
6 | 3 | Adrift | 2 | 5,050,000 | 21,740,025 | |
7 | 5 | Book Club | 4 | 4,200,000 | 56,874,124 | |
8 | 初 | Hotel Artemis | 1 | 3,151,118 | 3,151,118 | |
9 | 6 | Upgrade | 2 | 2,220,000 | 9,209,605 | |
10 | 7 | Life of the Party | 5 | 2,105,000 | 50,266,577 |
「オーシャンズ8」好スタート 批評家絶賛のホラーが4位デビュー
6月第2週の全米ボックスオフィスは、3本の新作がランクインし、サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイら豪華共演の「オーシャンズ8」が約4150万ドルのオープニング興収で首位デビューを果たした。
同作は、ジョージ・クルーニー主演の「オーシャンズ11」シリーズのダニー・オーシャン(クルーニー)の妹デビー・オーシャン(ブロック)らが、ニューヨーク「メットガラ」が行われている最中に宝石強盗に挑む姿を描いた犯罪コメディ。レビューはまずまずで、OP興収もシリーズ前3作「11」(01年/約3810万ドル)、「12」(04年/約3915万ドル)、「13」(07年/約3613万ドル)のすべてを上回る好スタートとなった。共演にヘレナ・ボナム=カーター、リアーナ、ミンディ・カリング、サラ・ポールソン、オークワフィナ、リチャード・アーミティッジ、ダミアン・ルイス、そして「オーシャンズ11」シリーズにも出演していたエリオット・グールド。メガホンをとったのは「シービスケット」「ハンガー・ゲーム」のゲイリー・ロス。
興収約1515万ドルで2位にランクダウンしたのは2週連続首位だった「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」。17日間の累計は約1億7600万ドルで、いまだ2億ドルに届かず。SWフランチャイズ(実写)では最低の成績になることは間違いなさそうだ。
3位はライアン・レイノルズ主演「デッドプール2」。興収は約1414万ドルで、今週中に累計3億ドルに到達も。
そして4位に入ったのは、今年のサンダンス映画祭で絶賛されたA24配給のR指定ホラー「Hereditary」。一家の長だった母親を亡くした娘が、一族に代々伝わる「恐ろしい秘密」を解き明かしていくストーリー。批評家からは非常に高い評価を受けていたが、OP興収は約1360万ドルにとどまった。出演はトニ・コレット、ガブリエル・バーン、アン・ダウド、そして子役のミリー・シャピロ。監督は本作が長編デビューとなるアリ・アスター。
その他、「アイアンマン3」の脚本や「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」の原案を手がけたドリュー・ピアースの長編監督デビュー作「Hotel Artemis」が8位に初登場。ジョディ・フォスター、チャーリー・デイ、デイブ・バウティスタ、ジェフ・ゴールドブラム、ソフィア・ブテラ、ザッカリー・クイント、スターリング・K・ブラウンら豪華キャスト共演の近未来犯罪アクションだったが、OP興収は約323万ドルと不発に終わった。プロデューサーはスパイ小説の大家ジョン・ル・カレの息子サイモン&スティーブン・コーンウェル兄弟。
今週末は、ディズニー/ピクサーの大ヒット作「Mr. インクレディブル」の続編「インクレディブル・ファミリー」、エド・ヘルムズ&ジェレミー・レナー共演のコメディ「Tag」などが公開となる。
2018年6月11日更新 藤井竜太朗