全米映画ランキング : 2015年12月11日~2015年12月13日

全米映画ランキング:2015年12月14日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2015年12月11日~2015年12月13日
(金額・順位は確定前のもの)Rentrak Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション 4 11,300,000 244,490,956
2 白鯨との闘い

In the Heart of the Sea
「白鯨との闘い」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

1 11,005,000 11,005,000
3 4 アーロと少年

The Good Dinosaur
「アーロと少年」

Walt Disney
(ディズニー)

3 10,497,000 89,661,000
4 3 クリード チャンプを継ぐ男

Creed
「クリード チャンプを継ぐ男」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

3 10,120,000 79,321,018
5 2 クランプス 魔物の儀式 2 8,012,655 28,153,985
6 5 007 スペクター

Spectre
「007 スペクター」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

6 4,000,000 190,767,660
7 6 ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバー

The Night Before
「ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバー」

Columbia Pictures
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

4 3,900,000 38,205,656
8 7 I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE

The Peanuts Movie
「I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

6 2,650,000 124,955,585
9 8 スポットライト 世紀のスクープ

Spotlight
「スポットライト 世紀のスクープ」

Open Road Films
(ロングライド)

6 2,508,853 20,302,802
10 9 ブルックリン

Brooklyn
「ブルックリン」

Fox Searchlight
(20世紀フォックス映画)

6 1,975,000 14,330,423

「ハンガー・ゲーム」最終章がV4。「白鯨との闘い」は2位デビュー

12月第2週の全米ボックスオフィス。「スター・ウォーズ フォースの覚醒」の公開を翌週に控え、全体的に低調だった先週末は、ジェニファー・ローレンス主演「ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション」が、約1130万ドルの興収で首位を守り、今年4月公開の「ワイルド・スピード SKY MISSION」以来、今年2度目となるV4を果たした。

「ハンガー・ゲーム」シリーズとしては第1作以来の4週連続首位となったが、興収は最低のままで推移しており、3億ドル超えはやはり厳しそうだ。ローレンスはデビッド・O・ラッセル監督と組んだクリスマス公開の主演作「ジョイ(原題)」も控えている。

首位と僅差の約1100万ドルで惜しくも2位デビューとなったのは、アカデミー賞監督ロン・ハワードとクリス・へムズワースが「ラッシュ プライドと友情」に続いてコンビを組んだ海洋アクションドラマ「白鯨との闘い」。ハーマン・メルビルの小説「白鯨」のモデルとなった悲劇を再現したナサニエル・フィルブリックによるノンフィクション「復讐する海 捕鯨船エセックス号の悲劇」を名匠ハワードが完全映画化。当初は今年春の上映だったが延期され、賞レースシーズン真っ只中の12月に満を持しての公開となったものの、批評・興行ともに期待はずれのスタートとなった。共演はメルビル役のベン・ウィショーのほか、ベンジャミン・ウォーカー、キリアン・マーフィー、ブレンダン・グリーソンに、17年公開予定の新「スパイダーマン」に主演するトム・ホランド。

4位は作品賞でのオスカー候補入りも現実味を帯びてきた「ロッキー」のスピンオフ「クリード チャンプを継ぐ男」。累計は8000万ドル目前で1億ドル超えは間違いなさそうだ。

5位は前週首位だった「Krampus」。10日間の累計は約2800万ドルでグロスは5000万ドルに届けば御の字か。

その他、スティーブ・カレル、クリスチャン・ベール、ライアン・ゴスリング、ブラッド・ピットという4大スター競演のコメディドラマ「マネー・ショート 華麗なる大逆転」(監督:アダム・マッケイ)が限定8サイトでの公開ながら圏外15位に登場。拡大公開でのチャートアクションに期待がかかる。

今週末は、「アベンジャーズ」「ワイルド・スピード」「マッドマックス」「ターミネーター」「ミッション:インポッシブル」「007」などの新作が公開され、フランチャイズ祭りだった2015年の最後を飾る超大作「スター・ウォーズ フォースの覚醒」がついに公開。6月公開の大ヒット作「ジュラシック・ワールド」の約2億880万ドルを超えるオープニング興収の記録更新に期待がかかるが、果たして。

2015年12月14日更新 藤井竜太朗

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