全米映画ランキング : 2013年3月29日~2013年3月31日
全米映画ランキング:2013年4月1日発表(毎週月曜日更新)
全米週末興行成績:2013年3月29日~2013年3月31日
(金額・順位は確定前のもの)Exhibitor Relations Co. Inc.
順位 | 先週 | タイトル「邦題」/配給(日本配給) | 上映週 | 週末の興収 | 累計興収 | |
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1 | 初 | G.I. Joe: Retaliation | 1 | 41,200,000 | 51,707,000 | |
2 | 1 | The Croods | 2 | 26,500,000 | 88,418,300 | |
3 | 初 | 1 | 22,300,000 | 22,300,000 | ||
4 | 2 | Olympus Has Fallen | 2 | 14,000,000 | 54,742,669 | |
5 | 3 | Oz: The Great and Powerful | 4 | 11,605,000 | 198,278,000 | |
6 | 初 | The Host | 1 | 11,002,000 | 11,002,000 | |
7 | 4 | The Call | 3 | 4,800,000 | 39,480,000 | |
8 | 5 | Admission | 2 | 3,252,977 | 11,758,742 | |
9 | 6 | Spring Breakers | 3 | 2,758,000 | 10,100,289 | |
10 | 7 | 3 | 1,300,000 | 20,580,000 |
「G.I.ジョー バック2リベンジ」が首位デビュー
3本の新作が拡大公開されたイースターの週末。約4100万ドルのオープニング興収で首位デビューを飾ったのは、ドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック)、ブルース・ウィリス、チャニング・テイタム、イ・ビョンホン出演のSFアクション大作「G.I.ジョー バック2リベンジ」だった。
同作は、2009年の大ヒット作「G.I.ジョー」のシリーズ第2弾。当初は昨夏の公開予定だったが、チャニング・テイタムの出番を増やしたり、アクションシーンの再撮等の理由で延期され、このイースターに合わせ、満を持しての公開となった。ストーリーは、宿敵コブラによって組織内部に侵入され、崩壊寸前になったG.I.ジョーチームが、初代長官のジョー(ウィリス)を呼び戻し、巻き返しを図るという内容で、レビューはいまいち。ジョンソン、ウィリス、テイタムら新旧の人気スターを揃えたキャスティングだったが、第1作のオープニング興収約5470万ドルには及ばなかった。それでも、海外では好調で、すでに全世界トータルで約1億3200万ドルの興収をあげており、パラマウントはパート3の製作にゴーサインを出した模様。監督は「ステップ・アップ3」「ジャスティン・ビーバー ネヴァー・セイ・ネヴァー」のジョン・チュウ。
約2600万ドルの興収で2位となったのは前週首位のドリームワークス・アニメ「ザ・クルーズ(原題)」。10日間の累計興収は約8800万ドル。こちらも海外での成績が好調で、全世界興収は早くも約2億3000万ドルに。今週中にも3億ドルに届く可能性もある。
約2100万ドルのオープニング興収で3位デビューとなったのは、タイラー・ペリーの新作「Tyler Perry's Temptation」。結婚カウンセラーとして働く野心的な人妻が、顧客のハンサムな億万長者に誘惑され、葛藤するサスペンスドラマ。出演は主人公の人妻ジュディスにジャーニー・スモレット=ベルのほか、バネッサ・ウィリアムズ、ブランディ、キム・カーダシアン。製作・脚本・監督はタイラー・ペリー。
そして、6位デビューとなってしまったのは、「トワイライト」シリーズのステファニー・メイヤーによる原作小説を映画化したSFスリラー「The Host」。その星の生物に寄生して惑星ごと乗っ取ろうと企む知的生命体「ソウル」と、それに抵抗する人類軍の戦いを描いた壮大なストーリーだったが、批評家からは厳しいレビューが多く寄せられた。主人公メラニーに扮したのは「つぐない」「ハンナ」「ラブリーボーン」のシアーシャ・ローナン。共演にダイアン・クルーガー、ウィリアム・ハートにジェレミー・アイアンズの息子マックス・アイアンズ。監督は「ガタカ」「TIME タイム」「ロード・オブ・ウォー」のアンドリュー・ニコル。
今週は、サム・ライミ監督による同名クラシックホラーを32年ぶりにリメイクした「死霊のはらわた」に、スティーブン・スピルバーグ監督のメガヒット作を3D化した「ジュラシック・パーク 3D」が公開となる。
2013年4月1日更新 藤井竜太朗