全米映画ランキング : 2012年3月9日~2012年3月11日

全米映画ランキング:2012年3月12日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2012年3月9日~2012年3月11日
(金額・順位は確定後のもの)Exhibitor Relations Co. Inc.

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 ロラックスおじさんの秘密の種 2 39,108,240 121,987,070
2 ジョン・カーター

John Carter
「ジョン・カーター」

Walt Disney
(ディズニー)

1 30,603,000 30,603,000
3 2 プロジェクトX 2 11,550,000 40,125,000
4 サイレント・ハウス

Silent House
「サイレント・ハウス」

Open Road Films
(ファインフィルムズ)

1 7,010,024 7,010,024
5 3 ネイビーシールズ

Act of Valor
「ネイビーシールズ」

Relativity Media
(ギャガ)

3 7,000,000 56,100,597
6 ジャックはしゃべれま1,000(せん) 1 6,350,000 6,350,000
7 4 デンジャラス・ラン

Safe House
「デンジャラス・ラン」

Universal
(東宝東和)

5 4,952,640 115,756,455
8 7 君への誓い

The Vow
「君への誓い」

Screen Gems
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

5 4,000,000 117,614,000
9 6 センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島 5 3,865,000 90,716,000
10 8 Black & White ブラック&ホワイト

This Means War
「Black & White ブラック&ホワイト」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

3 3,750,000 46,889,350

「The Lorax」V2。SF大作「ジョン・カーター」は2位デビュー

3月第2週の全米ボックスオフィス。先週末は3本の新作がランクインするも、首位は前週同様、ユニバーサル映画の3Dアニメ「Dr. Seuss' The Lorax」だった。先週末約3900万ドルを稼いだ同作の累計興収は約1億2200万ドルに。2億ドルも射程圏内に入ってきた。

約3000万ドルのオープニング興収で2位デビューとなってしまったのは、ディズニーが製作費約2億5000万ドルという巨費を投じた超大作「ジョン・カーター」。「スター・ウォーズ」「アバター」にも影響を与えたエドガー・ライス・バローズの古典SF小説「火星のプリンセス」を「ファインディング・ニモ」「ウォーリー」のアンドリュー・スタントン監督が初の実写作品として映画化したSFアクション。未知の惑星バルスームに迷い込んだ地球人ジョン・カーターの冒険が描かれる。

レビューは賛否が半々。客層は成人の男性客がほとんどで、今週以降は女性客を取り込めるかどうかが1億ドル突破へのカギになりそう。タイトルロールに大抜擢されたのは来月公開のSF大作「バトルシップ」の主演も務める新鋭テイラー・キッチュ。共演にリン・コリンズ、サマンサ・モートン、マーク・ストロング、キアラン・ハインズ、トーマス・ヘイデン・チャーチ、ウィレム・デフォー。

約700万ドルのオープニング興収で初登場4位となったのは2010年公開のウルグアイ製低予算ホラー「The Silent House」をアメリカでリメイクした「Silent House」。呪われた家に入り込み、外部との連絡が遮断されてしまった若い女性が脱出を試みるが……。主演にオルセン姉妹(双子)の妹エリザベス・オルセン。監督はスキューバ・ダイビングの恐怖を描いた「オープン・ウォーター」(03)のクリス・ケンティス&ローラ・ロウ夫婦。

そして、6位デビューとなったのは、エディ・マーフィー主演のコメディ「A Thousand Words」。早くもラジー賞最有力と噂されていて、今週末にはトップ10から滑り落ちる可能性が高い。

今週末は、ジョニー・デップの出世作となったTVドラマ「21ジャンプ・ストリート」を、ジョナ・ヒル&チャニング・テイタム主演で映画化したアクションコメディ「21 Jump Street」に、ニコラス・ケイジ&ジャニュアリー・ジョーンズ共演のサスペンス「ハングリー・ラビット」(ロジャー・ドナルドソン監督)が公開に。

2012年3月12日更新 藤井竜太朗

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