全米映画ランキング : 2012年2月24日~2012年2月26日

全米映画ランキング:2012年2月27日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2012年2月24日~2012年2月26日
(金額・順位は確定後のもの)Exhibitor Relations Co. Inc.

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 ネイビーシールズ

Act of Valor
「ネイビーシールズ」

Relativity Media
(ギャガ)

1 24,700,000 24,700,000
2 Tyler Perry's Good Deeds 1 16,000,000 16,000,000
3 4 センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島 3 13,475,000 76,731,000
4 1 デンジャラス・ラン

Safe House
「デンジャラス・ラン」

Universal
(東宝東和)

3 11,368,700 98,065,260
5 2 君への誓い

The Vow
「君への誓い」

Screen Gems
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

3 10,000,000 103,007,000
6 3 ゴーストライダー2

Ghost Rider: Spirit of Vengeance
「ゴーストライダー2」

Columbia
(松竹、ポニーキャニオン)

2 8,800,000 37,832,000
7 5 Black & White ブラック&ホワイト

This Means War
「Black & White ブラック&ホワイト」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

2 8,500,000 33,570,636
8 ふたりのパラダイス 1 6,626,620 6,626,620
9 ファインド・アウト

Gone
「ファインド・アウト」

Summit Entertainment
(ショウゲート)

1 5,000,000 5,000,000
10 9 借りぐらしのアリエッティ 2 4,503,000 14,660,000

ネイビーシールズの活躍を描いた戦争アクションが首位デビュー

アカデミー賞の週末。全米ボックスオフィスは4本の新作がランクインし、米海軍特殊部隊ネイビーシールズの活躍を描いた戦争アクション「Act of Valor」が約2470万ドルの興収で首位デビューを果たした。

拉致されたCIA工作員を助けるために集められた精鋭たちによる決死の救出劇と対テロ戦争の脅威を描いた同作。男性客を多く集客したが、批評家からは厳しい意見がチラホラ。出演陣は現役隊員などで、スターはなし。メガホンをとったのは、「フライト・オブ・フェニックス」のスタントマンなどを経て映画監督になったマイク・マッコイ。

約1600万ドルの興収で2位デビューとなったのはタイラー・ペリー監督・主演の「Good Deeds」。成功しているビジネスマンのウェズリー・ディーズ(ペリー)は、自分のオフィスが入っているビルの清掃員として働くシングルマザーのリンゼーと出会い、自らの人生を省みる……。2000万ドルのオープニング興収をコンスタントに出してきたペリーだが、今回はやや控えめなスタートとなった。共演はタンディ・ニュートン、ガブリエル・ユニオン。

3位は前週4位の「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」で、4位はデンゼル・ワシントン主演のサスペンス「Safe House」。累計興収を1億ドル目前とした。

そして、8位デビューとなってしまったのは、ジャド・アパトウ製作、ポール・ラッド&ジェニファー・アニストン主演のコメディ「Wanderlust」。人生に疲れ果てたマンハッタン在住のカップル、ジョージとリンダが旅の途中でヒッピーのコミューンに入り込むが……というストーリー。アパトウ製作、ラッド主演作としては批評家受けは決して良くないが、普通のコメディとしてはまずまずの評価。だが、パンチのないオープニング興収になってしまった。共演にジャスティン・セロー、アラン・アルダ、マリン・アッカーマン。監督は「ぼくたちの奉仕活動」のデビッド・ウェイン。

9位にはアマンダ・サイフリッド主演のスリラー「Gone」が滑り込んだが、レビューも散々だった。

今週末は「ハングオーバー」シリーズのトッド・フィリップス製作のコメディ「Project X」に、ユニバーサル映画とIMAXが共同配給するアニメーション「Dr. Seuss' The Lorax」が公開となる。

2012年2月27日更新 藤井竜太朗

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