国内映画ランキング : 2009年4月25日～2009年4月26日

「コナン」V2、「グラン・トリノ」5位、「バーン～」6位

25日は生憎の悪天候に見舞われたが、1位から4位までの上位に変動なしで、つばぜり合いを続けている。「名探偵コナン／漆黒の追跡者」が引き続き強さを発揮。26日現在で動員105万人、興収12億円を突破し、前作「～戦慄の楽譜」（興収24億2000万円）の146.4％と絶好調。依然30億円以上が狙える成績を維持している。「レッドクリフ　Part II」は前作「～Part I」（50.5億円）を上回る早いペースで興収30億円を超え、「クローズZERO II」も18億円を突破、ここまで前作（25億円）の120.6％と、いずれも落ちる気配がない。4位の「映画クレヨンしんちゃん／オタケベ！カスカベ野生王国」も土日前週比が93％と高稼働。一方、新作の「グラン・トリノ」は2日間で動員10万5000人、興収1億2900万円の5位スタート。クリント・イーストウッドの最高傑作との呼び名も高い作品だけに、物足りない数字だが、昨今の洋画興行事情から見ると興収10億円に届けば大健闘か。「バーン・アフター・リーディング」は24日（金）から公開され、3日間で動員10万人を突破するスタートを切り、2日間では6位。女性層を中心に集客していることから、29日の祝日＆レディースデーに動員を伸ばすことが出来るか。「レイン・フォール／雨の牙」は10位と低空スタートとなってしまった。なお、「スラムドッグ＄ミリオネア」は依然好調をキープしており、興収15億円をあげた「きみに読む物語」の100.3％となっている。いよいよGWへ突入！　今年のこの連休が映画興行にとってプラスに働くかどうか――。

2009年4月27日更新　和田隆