全米映画ランキング : 2008年1月25日~2008年1月27日
全米映画ランキング:2008年1月28日発表(毎週月曜日更新)
全米週末興行成績:2008年1月25日~2008年1月27日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供
順位 | 先週 | タイトル「邦題」/配給(日本配給) | 上映週 | 週末の興収 | 累計興収 | |
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1 | 初 | Meet the Spartans | 1 | 18,700,000 | 18,700,000 | |
2 | 初 | Rambo | 1 | 18,200,000 | 18,200,000 | |
3 | 2 | 27 Dresses | 2 | 13,600,000 | 36,000,000 | |
4 | 1 | Cloverfield | 2 | 12,700,000 | 53,700,000 | |
5 | 初 | Untraceable | 1 | 11,200,000 | 11,200,000 | |
6 | 4 | Juno | 8 | 10,300,000 | 100,200,000 | |
7 | 3 | The Bucket List | 5 | 10,200,000 | 52,900,000 | |
8 | 11 | There Will Be Blood | 5 | 4,900,000 | 14,800,000 | |
9 | 5 | National Treasure: Book of Secrets | 6 | 4,700,000 | 203,700,000 | |
10 | 7 | Mad Money | 2 | 4,600,000 | 15,300,000 |
「300」のパロディが首位。「ランボー/最後の戦場」は2位
今週の全米ボックスオフィスは昨年大ヒットした歴史アクション「300/スリーハンドレッド」のパロディ「Meet the Spartans」が、約1870万ドルのオープニング興収を上げて首位デビューを飾った。同作は「最終絶叫計画」シリーズ、「デート・ムービー」などを手がけた、ジェイソン・フリードバーグ&アーロン・セルツァーによる作品で、昨年の「エピック・ムービー」に続いての首位デビューとなった。オープニング興収約1820万ドルと、50万ドル差で惜しくも2位デビューとなってしまったのは、シルベスター・スタローン主演の大ヒットアクションシリーズ、約20年ぶりの新作にして最終作の「ランボー/最後の戦場」。「ロッキー・ザ・ファイナル」と同様に、監督と脚本もスタローン自ら手がけた今回は、医薬品の支給のために軍事政権下のミャンマーに潜入し、政府軍に捕らえられてしまった人権保護グループのメンバーを救出すべくランボーが立ち上がるというストーリー。前3作は全世界で約6億ドルを稼いだ大ヒットシリーズだけに、今後の成績、そして海外マーケットにも期待がかかる。アカデミー賞作品賞を含む4部門にノミネートされた6位「JUNO/ジュノ」は今週で興収1億ドル突破。同じくアカデミー賞作品賞を含む最多8部門ノミネートの「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」が拡大公開により8位に浮上。「ブギーナイツ」「マグノリア」のポール・トーマス・アンダーソン監督、名優ダニエル・デイ=ルイス主演による同作は、20世紀初頭の米カリフォルニアを舞台に、欲に取り憑かれた石油業者の狂気と孤独、そしてキリスト教との闘いを描いた人間ドラマ。一昨年の11月に亡くなった、アンダーソン監督の師匠ロバート・アルトマン監督に捧げられている。来週はタイのパン兄弟の同名ホラーをジェシカ・アルバ主演でリメイクした「The Eye」が公開される。
2008年1月28日更新 藤井竜太朗