アデル・エネル
仏パリ出身。2002年、主演作「クロエの棲む夢」でスクリーンデビュー。セリーヌ・シアマ監督作「水の中のつぼみ」(07)で思春期の少女を瑞々しく演じ、セザール賞有望女優賞の候補となる。「メゾン ある娼館の記憶」(11)で再び同賞にノミネートされた。その後「スザンヌ」(13)でセザール賞助演女優賞、「Les Combattants(原題)」(14)で同主演女優賞を受賞。ドイツ語を習得してヒロイン役を務めた「ブルーム・オヴ・イエスタディ」(16)は東京国際映画祭コンペティション部門の最高賞東京グランプリを受賞した。その他の出演作にダルデンヌ監督兄弟の「午後8時の訪問者」(16)、カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作「BPM ビート・パー・ミニット」(17)、「ディアスキン 鹿革の殺人鬼」(19)など。フランスを代表する人気女優のひとりとして活躍している。14年に女性監督セリーヌ・シアマとの交際をカミングアウトした。