ジェフ・ニコルズ
米アーカンソー州出身。ノースカロライナ芸術大学で映画製作を学び、映画スタッフや俳優を経て、製作・脚本も兼ねた「Shotgun Stories」(07)で長編映画監督デビュー。
長編2作目「テイク・シェルター」(11)がカンヌ国際映画祭の批評家週間で3つの賞を受賞し、インディペンデント・スピリット・アワードでは作品賞や監督賞にノミネートされるなど脚光を浴びる。続く「MUD マッド」(12)は現代版「スタンド・バイ・ミー」と称されてさらに評価を高め、ワーナー・ブラザースの「ミッドナイト・スペシャル」(16)が初のメジャースタジオ作品となる。
「ラビング 愛という名前のふたり」(16)では異人種間の結婚が違法とされた1950年代のバージニア州を舞台に、愛を貫くべく戦ったラビング夫妻の実話を描き、主演のルース・ネッガはアカデミー主演女優賞にノミネートされた。その他の監督・脚本作に「ザ・バイクライダーズ」(23)など。