テイク・シェルター
劇場公開日:2012年3月24日
解説
異常気象襲来に対する恐怖にかられ錯乱する男の狂気を描いたサイコスリラー。田舎町で妻と娘と幸せに暮らしていたカーティスは、異常気象に襲われる悪夢を見て以来、その恐怖にとりつかれてしまう。避難用のシェルター作りに没頭するカーティスに対し、家族や周囲の人々は次第に不信感を募らせていくが……。「レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで」でオスカー候補になったマイケル・シャノンがカーティス役を怪演。妻のサマンサ役に「ツリー・オブ・ライフ」のジェシカ・チャステイン。
2011年製作/120分/G/アメリカ
原題:Take Shelter
配給:プレシディオ
スタッフ・キャスト
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2023年1月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
サイコスリラーで、
夢か現実か…
って話ですが、
淡々と淡々と少しずつ少しずつしか話が進みません。
まー、退屈な映画です。
そんな退屈の中、開始1時間35分ごろ、
必死に狂言を垂れる主人公カーティスの顔とヤツのポージング、一生懸命さに、かなりウケてしまい、
今でも思い出しては笑います(笑)
その笑いと、ジェシカ・チャステインの美貌に、0.5点ほど加点(笑)
総合評価は3点です(笑)
観なくても、よろしいかと…(笑)
30分ぐらいバッサリ切ってテンポよくした方が面白いよ。
PS.僕がウケたのは食堂のシーンです(笑)
2022年4月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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ハリケーンとか竜巻とかアメリカでは日常茶飯事だから、誰しも不安や危機感を持っていますし、頻発地域ではシェルターを備えることは極めて当然のことでしょう。
正しく恐れるだけならスリラー映画にならないので主人公の設定を特殊化して気を揉ませます。
21世紀の今でも第六感や夢の知らせとか気にする観客は少なからずいるでしょうし敬虔なクリスチャンならノアの再来と主人公に肩入れするかも知れませんね、そんな観客心理をうまく操っていますがテクニック臭が強くて鼻持ちなりません。
二次災害として伝染病や強奪が起きることはあるだろうが毒ガスは明らかに妄想、もっともB級ホラーなら鮫が空から降ってきますし、ミストまがいの脚色は控えめな方かも知れませんね。
劇中では遺伝性の精神疾患を匂わせて主人公の不安を妄想の方へわざわざ寄せているのがどうにも不自然だし、飼い犬に必要以上に冷たく当たったり、障害のある子供を使った挙句、手術を目前にして失職したり残念な設定ばかりよくも考えたものです。やっぱり妄想だったかと思わせてのラストもいかにもの作り。悪夢か予知かで2時間引っ張るのは芸が無さすぎでしょう。
2020年10月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
薬代とかビーチの宿泊料が高すぎ!けっこう金額にまつわるエピソードがありまして、精神科にかかる費用やら、娘ハンナの内耳治療費とか、もう面倒見きれませんってくらい高いです。そんな中でもシェルターを作り続けるカーティス。会社の重機を無断借用したりして、結局はクビになってしまう。ここまで来たら、もう嵐が来ることを祈るしかない!
カーティスの母親も30代で精神疾患に罹り、それ以降ずっと施設で暮らしているといった状態。悪夢を見始めてからというもの、飼い犬に咬まれたり、事故を起こしたり、不審者が現れたりと悪夢の連続。ついにはオネショまでしてしまう。雷なんて晴れてる日でも見えるし、聴こえちゃう・・・妄想的統合失調症?と医師は言うけど、妄想よりも悪夢の方が怖い。
ノアの箱舟ですか!ってくらい、取り憑かれたようにシェルターを作る。金なんて持ってたって仕方がない。犬は兄貴にあげちゃうし、あとは1週間分の食料があればいい・・・予言者のような狂気をも見せるカーティス。娘の手術費用だって、命があればこそなんだし、後回し・・・いいのか?
2009年にはエメリッヒの『2012』なんてのも公開されたし、世紀末やら不況が続くと、こうした妄言的ディザスター・ムービーも増えるような気がする。何かと不安を感じる人々の心の表れか、結局はこうして精神もやられてしまうのか。科学的根拠のないようなディザスターにはうんざりするものですが、この作品のメインは精神的なもの。さすがにラストのシーンには皮肉めいたものが感じられたが・・・どうなっちゃうんでしょ?
2019年9月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
個人評価:2.7
シェルターを心の闇と壁と見立てた、暗喩として描いているのか。それとも現実に起こり得る未曾有の大災害に対して、我々への啓示として描いているのか。
いずれにしても、全く掘り下げれておらず、弱々しい脚本。
素晴らしい女優ジェシカ・チャステインも、まったく特性を活かしきれていないキャラクター設定。
残念な作品と感じる。