深田晃司
映画美学校フィクション科修了。2001年、自主映画「椅子」で初メガホンをとる。05年から平田オリザ主宰の劇団「青年団」の演出部に所属し、その一方で自主映画も監督する。中編映画「ざくろ屋敷 バルザック『人間喜劇』より」(06)、長編「東京人間喜劇」(09)を経て、10年の「歓待」で東京国際映画祭の日本映画「ある視点」部門作品賞、プチョン国際映画祭最優秀アジア映画賞を受賞。続く「ほとりの朔子」(13)では、仏ナント三大陸映画祭で最高賞の金の気球賞と若い審査員賞をダブル受賞し、気鋭の日本人監督として国際的に注目を集める。世界初の人間&アンドロイド共演映画「さようなら」(15)に挑んだ後、長編5作目「淵に立つ」(16)がカンヌ国際映画祭ある視点部門の審査員賞に輝く。