呉美保
大阪芸術大学映像学科卒業後、大林宣彦事務所に入社し、スクリプターとして映画制作に携わる。自身でメガホンをとった短編映画「め」(02)がShort Short Film Festivalで入選を果たし、短編「ハルモニ」(03)が東京国際ファンタスティック映画祭のデジタルショート600秒部門の最優秀賞を受賞。03年にフリーランスとなりスクリプターとして活動を続ける一方で、05年に初の長編脚本「酒井家のしあわせ」がサンダンス・NHK国際映像作家賞2005日本部門を受賞し、翌06年に同作で映画監督デビューを果たす。続く脚本・監督2作目「オカンの嫁入り」(10)では新藤兼人賞を受賞。佐藤泰志の小説を映画化した「そこのみにて光輝く」(14)でモントリオール世界映画祭のワールドコンペティション部門の最優秀監督賞を受賞し、同作はアカデミー賞外国語映画賞部門の日本出品作にも選ばれた。