オカンの嫁入り

劇場公開日:2010年9月4日

オカンの嫁入り

解説・あらすじ

咲乃月音原作の小説「さくら色 オカンの嫁入り」(宝島社文庫)を、 宮崎あおい&大竹しのぶのダブル主演で映画化。陽子(大竹)と月子(宮崎)は母一人子一人で大阪の下町で暮らしていた。ある晩遅く、陽子は若い金髪の男を連れて帰宅し「この人と結婚することにしたから」と言い放つ。いきなりのことに困惑し、怒る月子は、隣に住む大家のところに居候することにするが、やがて陽子の事情を知り……。監督は「酒井家のしあわせ」の呉美保(オ・ミポ)。

2010年製作/110分/G/日本
配給:角川映画
劇場公開日:2010年9月4日

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(C)2010「オカンの嫁入り」製作委員会

映画レビュー

4.0 「太陽が沈み、月が昇る 母と娘の愛のかたち」

2026年3月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

幸せ

癒される

「そこのみにて光輝く」「きみはいい子」「僕が生きてる、ふたつの世界」「ふつうの子ども」と素晴らしい映画を作ってきた呉美保監督の初期の作品です。ずっと追っかけて見ているので、原点に返る意味も含めてこの映画を観ました。またもう一度、呉監督の作品を見直して感想文を書きたいと思っています。
この「オカンの嫁入り」は大竹しのぶと宮崎あおいが共演し、他のキャストもすごくいい演技をしていました。
未見の方はぜひ見てください。
以下、映画感想文です。読んでみてください。

【映画感想文】
 太陽が沈んだ後、月が昇るような映画だった。母陽子(大竹しのぶ)は、深夜グダグタに酔っぱらって若い男を連れて帰宅する。娘月子(宮崎あおい)は、そんな二人をなんとか寝かせる。そして突然、母はこの若い男と結婚すると言い出し月子はびっくりするとともに、母を取られたという嫉妬心から家を出て知りあいの大家の家に移り住む。

 陽子と月子は母子2人だ。父親は月子が産まれる前に亡くなっていて、以来二人でずっと仲良く生きてきた。それなのに母は歳の離れた若い男と結婚するなんて。月子の心の声が聞こえる。

 陽子の結婚の決定にはある理由があった。その事実を知ってから陽子と月子の25年程の絆が再度深くなる。陽子は月子のことを月ちゃんと呼ぶ。月子がいたから、月子と一緒にいたいという一心で生きてこられたし、月子は陽子がいつもそばにいてくれたから生かされてきた。

 月子にはある種のトラウマがあった。セクハラとストーカー行為により、会社にいけないどころか、電車へも乗れなくなった。だからいつも自転車で動けるところだけが月子の行動範囲であった。

 陽子の持つある理由。それを知った月子。そして月子は陽子と一緒に電車に乗ろうとする。なかなか一歩を踏み出せない月子。そばで優しく見つめる陽子。発車のブザーが鳴り終わる瞬間、電車に飛び乗った月子。電車内で抱き合って喜ぶ陽子と月子。

 二人は一日を交代する太陽と月のような関係、自然の揺るぎない摂理と同じような真理のような、二人の愛の深さに大いに心を揺さぶられた。太陽が沈んだら今度は月を昇らせてあげる。それが陽子の月子への愛だった。

 呉美保監督の繊細でナイーブな演出。すべてを説明しすぎない、見る者の感情に訴える見事な脚本の構成力によって、主演の大竹しのぶ、宮崎あおいはじめ他の俳優たちの演技も見事であり、母娘の愛、そして周りの人とのつながりや思いやりが、ラストシーンににじみでていて、こらえていた涙が一気にあふれてきた。

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かな

3.5 器用な女優二人が不器用な親子を演じてぶつかりあう

2025年11月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

何年も前に映画館で上映されている時に見た。

最近観た「漁港の肉子ちゃん」の大竹しのぶの関西弁がイマイチだったので、この人、もっと上手だったはず、と動画配信サービスで再鑑賞。やっぱり、宮崎あおいも大竹しのぶもどちらも関西の外の出身なのに、ほとんど違和感のない関西弁を操っていた。10年以上の間に大竹しのぶは関西弁を忘れてしまったのだろうか。

この映画は宮崎あおいを観る映画だったんだな、と改めて感じる。ストーカーを見る氷のように冷たい目、怯え、泣きながら笑い、ラストシーンの屈託のない笑顔。微妙な表情の変化や、指の先までしなやかな仕草にいちいち唸らされる。本当に上手だ。

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jfs2019

3.0 宮崎あおいさんとハチのハートフルドラマ映画

2025年5月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 日本一も世界一も宇宙一も一緒ですね、大阪のたこ焼きは。
 月子に扮する宮崎あおいさん、『NANA』(2005年)でハチ役でしたが、今作は月子の愛犬の名前がハチということですが、2匹(がんも、ゴロー)がハチを演じていたんですね。
 監督は呉美保さん。景色を撮るのが上手いです。
 大竹しのぶさん、マイウェイなキャラが似合います。
 癌が絡む話は苦手です。
 一年前のエピソードが怖くて面白かったです。
 終盤、感動がありました。限りある人生、悔いのないように生きましょう、というメッセージが伝わってきました。

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Don-chan

3.5 優しく穏やかな物語でした

2025年4月28日
iPhoneアプリから投稿

母娘で「鶴亀鶴亀」と唱えて電車に乗れたシーンはグッと来ました。
穏やかな気持ちで観終えました。
良かったです。

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tuna