ヤン・イクチュン
韓国・ソウル出身の俳優、映画監督。公州映像大学演芸演技科卒。大学と演技学校で演技を学び、俳優として活動を始める。
2008年に製作した長編映画監督デビュー作「息もできない」で監督・製作・脚本・編集・主演を自ら務め、世界の映画祭で25以上の賞に輝く。日本では第10回東京フィルメックスで最優秀作品賞と観客賞を受賞し、キネマ旬報ベスト・テンでも外国映画ベスト・テン第1位と外国映画監督賞を受賞した。
12年には、日本で活動しているヤン・ヨンヒ監督の映画「かぞくのくに」に出演。続いて、西川美和監督作「夢売るふたり」(12)や、宮藤官九郎監督作「中学生円山」(13)などに出演し、日本映画でも活躍の場を広げる。岸善幸監督作「あゝ、荒野」(17)2部作では菅田将暉と、そして山下敦弘監督作「告白 コンフェッション」(24)では生田斗真とともにダブル主演を務めた。その他の出演作に、主人公の声を担当した長編アニメ「我は神なり」(14)、TVドラマ「優しい男」(12)、「大丈夫、愛だ」(14)、「推理の女王」(17)、「地獄が呼んでいる」(21)、映画「詩人の恋人」(20)がある。