詩人の恋

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詩人の恋

解説

「息もできない」「あゝ、荒野」のヤン・イクチュンが、同性の青年にひかれる詩人を演じた主演作。韓国の済州島を舞台に、主人公の詩人が同性の青年に対して激しい感情を抱いたことから、愛や夫婦のあり方について、三角関係になった詩人とその妻、青年の3人が、もがきながら答えをたぐり寄せていく姿を描く。自然豊かな済州島で生まれ育った30代後半の詩人テッキは、スランプに陥っていた。そして、稼げないテッキを支える妻のガンスンが妊活を始めたことから、平凡だったテッキの人生に波が立ち始める。乏精子症と診断され、詩も浮かばずに思い悩むテッキは、ある時、港に開店したドーナツ屋で働く美青年セユンと出会う。セユンのつぶやきをきっかけに新しい詩の世界を広げることができたテッキは、セユンについてもっと知りたいと思うようになるが……。監督はこれが長編初作品となるキム・ヤンヒ。テッキの妻ガンスン役に「名もなき野良犬の輪舞(ロンド)」のチョン・ヘジン、青年セユンに Netflixオリジナル韓国ドラマ「恋するアプリ LOVE ALARM」のチョン・ガラム。

2017年製作/110分/韓国
原題:The Poet and the Boy
配給:エスパース・サロウ
劇場公開日:2020年11月13日

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映画レビュー

4.0ヤン・イクチュンの内面の表現に心奪われる

2020年11月29日
PCから投稿

吹けば綿毛のように飛んでいきそうな小さな映画だが、眩い日差しは時に神々しく登場人物の相貌や胸のうちを照らし、私たちに忘れがたい瞬間をもたらしてくれる。物語はその冒頭、詩人の詠んだ作品が「人生の美しいところばかりを見ている」と手厳しく評されるところから始まる。それはまさにおっしゃる通りで、この2時間の旅路で彼が様々な心の変遷を重ねるたびに、詩の表現のみならずこの映画の質感までもが光と影を帯び、奥深さを増していくのだから面白い。悲しみや苦しみを描くことで繊細な光は一層際立ち、また、一言で希望と言っても、そこには実に様々なかたちがあることを教えてくれているかのよう。物語を彩る人物も環境もほんの最小限ではあるが、これだけの要素で多様な感情を織り成していく手腕に心奪われる。何よりもヤン・イクチュンの、決して代表作のようなフィジカルさではない”内面の見せ方”に恐れ入るばかり。なんと奥深い俳優なことか。

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牛津厚信

3.5母は強し、詩人は弱し

2023年5月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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ぷにゃぷにゃ

4.0分からないけど、すごく好き

2023年4月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

知的

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ひよこ

3.5綿毛のような苦しみ

2023年3月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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こころ
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