トム・フォード
米テキサス州オースティン生まれ、ニューメキシコ州サンタフェ育ち。ニューヨーク大学で美術史、パーソンズ・ニュー・スクール・フォー・デザインで建築を学ぶ。1980年代後半からファッション業界で働き始め、94年にグッチのクリエイティブ・ディレクターに就任。00年からはグッチの傘下となったイヴ・サンローランのクリエイティブ・ディレクターも兼任した。05年、自身のブランド「トム・フォード」を設立。監督デビュー作「シングルマン」(09)では、主演のコリン・ファースにベネチア国際映画祭の最優秀男優賞をもたらすなど、映画監督としても才能を開花させ、監督第2作「ノクターナル・アニマルズ(原題)」(16)も同映画祭で銀獅子賞(審査員グランプリ)に輝いた。08年の「007 慰めの報酬」以降、ダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンド着用のスーツ等のデザインを手がけることでも知られる。