ルパート・エベレット

英ノーフォークの王家の家系に生まれる。ロンドンの名門セントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマに学ぶも、教師と衝突して退学処分に。その後はグラスゴー・シチズンズシアターで舞台俳優として活動する。

1982年からTVドラマに出演。コリン・ファース共演の「アナザー・カントリー」（84）でスクリーンデビューし、英国アカデミー賞の新人賞にノミネートされる。「ダンス・ウィズ・ア・ストレンジャー」（85）などに出演後、80年代後半にファンとの衝突がもとで業界を干されたが、89年にゲイであることを公表し、重要な役どころを演じた「ベスト・フレンズ・ウェディング」（97）のヒットで人気を回復、ゴールデングローブ賞最優秀助演男優賞にもノミネートされた。

以降の出演作にアニメ「シュレック2」（04・声の出演）、「ヒステリア」（11）、「ロイヤル・ナイト　英国王女の秘密の外出」（15）など。「さすらいの人　オスカー・ワイルド」（18）では監督と脚本を初めて手がけ、主演も務めた。俳優業のほか、作家としても小説と自伝を発表している。