ルイ・ガレル : ウィキペディア(Wikipedia)

ルイ・ガレルLouis Garrel、1983年6月14日 -)は、フランス、パリ生まれの俳優。

略歴

父親は、ゴダールの再来と呼ばれている映画監督のフィリップ・ガレル。母親は俳優の。俳優の孫にあたる。妹も俳優である。

幼いころから母や祖父とともに、父の映画作品に出演していた。父の『救いの接吻』に出演したのは6才のときだった。ジャン=ピエール・レオ後援のもと、俳優として才能を認められたガレルは学業の合間に舞台に立つようになった。フランス国立高等演劇学校を2004年に卒業している 。本格的な映画初出演は、ジェーン・バーキンと共演した2001年の『これが私の肉体』である。

2003年に出演したベルナルド・ベルトルッチ監督の『ドリーマーズ』で国際的に知られるようになった。

2005年、父フィリップ・ガレルの映画『恋人たちの失われた革命』の主演を務める。同映画は第62回ヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を受賞する。2006年、「恋人たちの失われた革命」でセザール賞の有望男優賞を受賞する。その後もフィリップの映画『愛の残像』『灼熱の肌』『ジェラシー』に出演している。「灼熱の肌」では女優モニカ・ベルッチと共演している。

2008年、2010年に自ら短編映画を製作している。

2016年、ニコール・ガルシア監督の『愛を綴る女』で女優マリオン・コティヤールと共演。

『女優』の監督である女優ヴァレリア・ブルーニ=テデスキと5年の交際の後2012年に別れ、イラン人俳優ゴルシフテ・ファラハニと交際している。2015年よりレティシア・カスタと交際し、2017年に結婚した。

主な映画作品

公開年邦題原題役名備考
1989 救いの接吻Les Baisers de secours
2001 これが私の肉体Ceci est mon corps アントニー
2003 ドリーマーズThe Dreamers テオ
2004 ジョルジュ・バタイユ ママンMa mère ピエール
2005 恋人たちの失われた革命Les amants réguliers フランソワ
2006 パリの中でDans Paris ジョナサン
2007 愛のうた、パリLes chansons d'amour イスマエル
女優Actrices エリック
2008 愛の残像La frontière de l'aube フランソワ
美しいひとLa Belle Personne ヌムール
2010 Le Mariage à trois テオ
胸騒ぎの恋人Les Amours imaginaires ある男性 WOWOWで放映後に劇場公開
女優と仕立屋Petit Tailleur 監督、短編、日本劇場未公開
2011 愛のあしあとLes bien-aimés クレマン
灼熱の肌Un été brûlant フレデリック
2013 イタリアのある城でUn château en Italie ナタン 日本劇場未公開
ジェラシーLa Jalousie ルイ
2014 SAINT LAURENT/サンローランSaint Laurent ジャック
2015 パリ、恋人たちの影L'Ombre des femmes ナレーター
モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由Mon roi ソラル
2016 愛を綴る女Mal de pierres アンドレ・ソヴァージュ
プラネタリウムPlanetarium フェルナン
2017 グッバイ・ゴダール!Le Redoutable ジャン=リュック・ゴダール
2018パリの恋人たちL’homme fideleアベル監督、主演
FUNAN フナンFunan クン アニメーション映画(声の出演)
2019 ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語Little Women フリードリヒ・ベア
オフィサー・アンド・スパイJ'accuse アルフレド・ドレフュス
2020サン・セバスチャンへ、ようこそ Rifkin's Festival フィリップ

主な舞台

参照

外部リンク

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