余貴美子
劇団「自由劇場」の団員として活動を始め、劇団「東京壱組」に86年の旗揚げから94年の解散まで所属する。演劇活動と並行して、88年に「噛む女」で本格的に映画デビューを果たし、「うみ・そら・さんごのいいつたえ」(91)で映画初主演を務める。日本映画で初めてアカデミー賞外国語映画賞を受賞した「おくりびと」(08)では、本木雅弘演じる主人公が勤める葬儀社の事務員を演じた。同作と翌年の「ディア・ドクター」(09)で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を2年連続受賞。その他の作品に「あ、春」「学校III」(ともに98)、「悪人」(10)、「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」(11)など。TVドラマにも「愛してると言ってくれ」(95)以降、NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」(01)や大河ドラマ「龍馬伝」(10)など多数出演している。