山本學
大阪・茨木市生まれ、東京育ち。俳優座養成所を卒業後、59年から劇団新人会に所属。その後、演劇だけでなく映像作品にも活動の場を広げ、映画「刺青」や「雁」(66)、「戦争と人間」2部作(70、71)、「金環蝕」(75)、TVドラマ「白い巨塔」(78~79)などに出演。80年には演劇プロデュースを目的とした「五五の会」を設立し、代表作「罠」では24年かけて全国の劇場をめぐり350ステージを行う。森光子主演の舞台「放浪記」にも87~09年まで出演した。93年に舞台「狩金屋草紙の市之丞」と「晩菊」で第18回菊田一夫演劇賞を受賞。舞台で活躍する一方で、映画「四十七人の刺客」(94)、「梟の城」(99)、「永遠の0」(13)、NHK連続テレビ小説「つばさ」(09)、連続ドラマ「獣医ドリトル」(10)などでもバイプレイヤーとして活躍する。弟の山本圭と山本亘も俳優。映画監督の山本薩夫は叔父。