マギー・チャン
香港に生まれ、8歳のとき家族と英国に移住する。中学卒業後に香港に戻り、モデルとして活動を開始。1983年、中華圏最大規模のミスコンテスト「ミス香港」で準優勝し、以降、香港芸能界のスターとしてTVドラマや映画などで活躍する。
90年、ウォン・カーウァイ監督の長編第2作「欲望の翼」で世界の注目を集め、タイトルロールを務めた香港映画「ロアン・リンユィ 阮玲玉」(91)でベルリン国際映画祭の銀熊賞(最優秀女優賞)を受賞。オリビエ・アサイヤス監督作「イルマ・ヴェップ」(96)の主演を務めた後の98年に同監督と結婚。
カーウァイ監督と再びタッグを組んだ「花様年華」(00)やチャン・イーモウ監督の歴史大作「HERO」(02)などを経て、アサイヤス監督作「クリーン」(04)で第57回カンヌ国際映画祭で主演女優賞を受賞した。その他の出演作に「ラヴソング」(96)など。アサイヤス監督とは01年に離婚している。